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【郊外引っ越し】居住空間と作業部屋を切り分ける暮らし

【郊外引っ越し】居住空間と作業部屋を切り分ける暮らし

独立した作業スペースのある物件に引っ越しました』でも書いたとおり、COVID-19 の影響もあり、都心のアパートから郊外のマンションに引っ越して半年が経った。このマンションはちょっと変わっていて、住居用のスペースとは別に、ちょっと歩いたところにある10畳ほどのスペースを自由に使える。

YouTubeでも紹介している作業スペース

フリーランスで決まった仕事場がないため、今はそのスペースを仕事部屋として活用している。家賃は専用面積110㎡で16万円ちょっと。都心だったら同じ条件でも3~40万円くらいしそうだが、ここは少しだけ郊外なのでまあまあ安い。

部屋から海が見えないから数ヶ月悩んだが「自分だけの秘密基地」のような空間が持てるということでここを選んだ。

徒歩0分、朝起きたら仕事部屋に出勤

朝起きてすぐに自宅近くのカフェやコワーキングスペースに出かける……のではなく、コーヒーを持って仕事部屋に移動する。自宅の敷地内なので徒歩0分。昼間は全面のガラス窓から日差しが差し込み、すがすがしい気持ちで作業ができる(冬はちょっと寒いのでストーブを置く)。

会社員時代は片道30分ほど掛けて中野坂上から虎ノ門のオフィスに通っていた。電車移動は情報収集やタスク整理ができるため悪くはなかったが、とにかく満員電車が辛い。在宅ワークは「朝から無駄なストレスを抱えずに仕事ができる」という点が精神的にラクだ。

デスクの上。好きな機材をたくさん広げても誰の迷惑にもならない

住居と仕事部屋を完全に切り分けるから集中できる

この部屋は完全に周りと独立した場所にあるため、生活音や他人の声はまったく聞こえない。なのでけっこう大きめの音で BGM を流しながら作業ができるし、YouTube動画を撮っていても迷惑が掛からない(マンションだとボリュームを気にしてしまう)。

居住スペースだとつい Switch が目に入ってスマブラをプレイしてしまったり、ベッドにダイブしたりということがあるが、この部屋にはデスクとオフィスチェアしかないため、気が散る要素が少ない。僕はどんどん楽な方へと流されていく性格なので、できる限り仕事に関係のないモノは置かないようにしている。

とはいえ子育てが忙しい期間はリビングにも臨時の作業スペースを確保している

気が向いたら海を散歩できる贅沢

いつも昼ごろまで作業をして、お昼を食べて海に散歩に出かけたら、またこの部屋に戻って夜まで作業していることが多い。お気に入りのカメラを手に、毎日違った表情を見せてくれる海の写真を撮るのが気張らしになって心地良い。

「なぜ海なのか? 」というと、きっかけはオーストリアのサンシャインコーストという街で、一ヶ月ほど海の近いコンドミニアムでワーケーションをしたから。ある程度作業をしたら、徒歩1分の場所にある海を眺めながら散歩をし、写真を撮り歩いた。そのゆったりと流れる時間、そして波の音でリフレッシュする感覚が好きで、日本に帰ったら同じような環境で過ごしたいと思っていた。

引っ越してからも海沿いの散歩はいつもしている。そろそろキャンプ用の椅子とタンブラーを持って海に出かけ、1時間くらいはのんびり海を眺める時間を設けたい。面白いアイデアはタスクを処理したりコンテンツを作るときではなく、こういう時間にポンと浮かんでくる。

海から富士山を眺める
空の表情が豊かでついシャッターを切ってしまう

働くための部屋と暮らすための部屋

COVID-19 の影響で「自宅でリモートワークをきっかけに引っ越しを検討」「自室の作業環境をもう少し整えたい」という人も増えてきた。さすがに完全に切り分けられたスペースを探すのは難しいかもしれないが、ちょっと広めの部屋を借り、その一室を作業スペースにすると、オンもオフも分けられて精神的にぐっとラクになるかもしれない。

都会のアーバンライフも楽しいが、こういう時期だからこそ郊外暮らしという選択肢も良いかもしれない。この部屋の情報は YouTube で紹介している。もし時間があるのならば、そちらも見ていただけたら嬉しい。