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【レビュー】移動手段としてのキックボードはどうなのか?大人が家→駅のラストワンマイルに使う

【レビュー】移動手段としてのキックボードはどうなのか?大人が家→駅のラストワンマイルに使う

自宅から駅や隣町、2kmがぐっと近くなるラストワンマイルモビリティ。

都心から郊外に引っ越して困ることはほとんどないのだけれど、唯一の悩みは「家から駅が遠い」こと。歩くと20分くらい掛かるし、バスも20分に1本しかない。電車の本数も少なく、1本逃すと30分は遅刻するため、時間を気にしながら移動するのが大変だった。

自転車欲しいな〜と思ってあれこれ見ていたところ、街なかでキックボードを使っているスーツ姿の人を見かけ「これ良いなあ〜」と思ったので購入してみた。見た目も使い勝手も良いので、簡単にレビューしておきたい。

移動手段としてのキックボード

キックボードは「小学生の頃流行ったよね」的な印象を持つ人も多いかもしれないが、コンパクトで小回りが、効くため欧州では移動手段として人気が高いらしい。キックボードのメリットは「サッと折りたためて電車に持ち込める」「小走り以上自転車未満の速度で進める」「比較的安価」だろう。

ただし日本国内においてはスケボーやローラースケートなど玩具的な扱いとなる。禁止ではない曖昧な表現なので、この辺は自己責任である点に注意。

交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105

大人でも恥ずかしくない! デザインも乗り心地も良いデカトロンのキックボード

僕が選んだのは、フランスのスポーツ用品メーカーであるデカトロンの大人用キックボード『OXELO(オクセロ)キックボード Town7 XL』。世の中には色々なキックボードがあり、なかにはバックパックに収まるようなコンパクトなモノまであるが、これを選んだ理由は以下。

  • 白を基調としたシンプルなデザイン
  • タイヤが大きくサスペンションも備わっていて街乗りに最適
  • 価格が1万円台と安価

まず気に入ったのがこのデザイン。ソリッドでクールなデザインのキックボードが多いなか、デカトロンのキックボードは可愛さを感じるシンプルなデザインが良い。またターゲットが大人で移動手段として訴求していることもあり、前後にサスペンションがありタイヤも大きい点がgood。そしてちょい乗り用途には嬉しい1万4,900円という価格もありがたい。

折りたたむと片手で持てるくらいコンパクト。重量が5.6kgとそこそこ重たいが、自転車と比べると機動性は高い。

ハンドル部分。グリップは握りやすい形状で、なおかつライトを装着できるスペースもある。また嬉しいのがハンドブレーキを備えている点。街乗りするにはかなり嬉しいポイントだ。

ハンドル部分は高さが変えられる。身長178cmの僕は一番高くしてちょうど良いくらいだった。また折りたたむ際にはこの高さを最小にするのだけど、レバーがかなり固く筋力に自信のある僕でもひと苦労だった。なので付属している六角レンチでレバーの固さを調整しよう。

また駐輪場に停めておく際、盗まれる可能性もあるため自転車用のキーがおすすめ。スタンドも備わっているので自転車のように駐輪できる。

実際に乗ってみて

  • 意外とスムーズに乗れる
  • 折りたたんで電車に持ち込めるのが嬉しい
  • 大型の商業施設など乗れない場所ではちょっと邪魔

実際に数日間移動手段として走行してみたのだけど、結論としては「想像以上に良い」印象。Oxelo Town 7 XL はタイヤのサイズが大きく、相当悪い路面でない限りはひと蹴りでもすいすい進む。またサスペンションが効いているため、歩道の段差に衝撃はあるもののそのまま進める点も便利だ。

自宅から駅まで徒歩20分ほどの距離があるのだが、キックボードのおかげで10分以下になった(バス移動よりもちょっと早く自転車よりもちょっと遅い)。僕の住む地域ではほとんど坂がなく、キックボードでもかなり快適。ただ登り坂はけっこう辛いので、もし坂が多い地域(熱海とか)に住んでいるとちょっと厳しいかもしれない。

またキックボードが自転車よりも優れている点はやはり「コンパクトになる」点。慣れれば20秒ほどで折りおりたためて、袋に入れずに電車内に持ちこめる(入れた方がいいとは思うが)。なので「時間ぎりぎりに家を出て、駐輪場の空きを探して結果遅刻する」ということがなく、さっと電車に乗り込めるのは最高だ。

重さは5.6kgとやや重めではあるものの、どこにでも持っていけるのは便利だ。ただ書店や大型の商業施設での持ち運びは面倒なので、そういった用途の際には駐輪場に停めておくことをおすすめしたい。また最終手段として、都内であれば700円の大型コインロッカーにも預けられる。

まとめ

こんな感じでデカトロンの大人用キックボード『OXELO(オクセロ)キックボード Town7 XL』を紹介してみた。キックボードというと最近は電動のものが実証実験で話題となっているが、移動手段としては重たいし法律的な問題もある。

いっぽうでこのキックボードはというと、こちらも法的な問題はこちらもあるが(禁止ではないがグレー)、車や人通りがそう多くない場所であれば快適に乗ることができる。自転車よりも軽量コンパクトで車のトランクに入れてもいいし、電車内への持ち込みも大丈夫。乗り心地も驚くほど快適だ。

もともとは以下のようなコンパクト自転車も検討していたが、こうした自転車は意外と高い。キックボードなら1万5,000円以下で買えるのだから、とりあえず買ってから自分に合うか検討するのも良さそうだ。