長時間のタイピングで、肩や手首に負担がかからないように「パームレスト(リストレスト、アームレスト)」は用意しておきたい。
「『HHKB Professional BT』実際どうなの?半年使った良い点、残念な点を詳細レビュー」でも紹介しているが、HHKB BT のように高さのあるキーボードは、キーを叩く際に手首が浮いた状態になり、逆に肩が凝りやすくなってしまう。
そのため個人的にはパームレストは必須だと思っているのだけれど、一口にパームレストといっても世の中にはさまざまな素材、そして形状のパームレストがあるので迷ってしまう。いくつか試して使ってみて僕の最適な形状のパームレストを見つけて1年が経ったので紹介しておこう。
個人的には長い棒状のパームレストよりも、一個ずつ分割して使える小型のパームレストをおすすめしたい。
▷新しいHHKB『HHKB HYBRID Type-S』をレビューしています!
パームレストは小型のモノを2つ買うのがおすすめ。僕はエレコムの COMFY マウス用を愛用
木製のモノや横長のパームレストなどを使ってみて、最終的に落ち着いたのがエレコムの『リストレスト 疲労軽減 “COMFY”』。程よい高さと低反発のスポンジが心地良く、1個あたり400円と手頃な価格が嬉しい。
本来はマウス用として売っているモノだが、僕はこれを2つ購入してキーボード用のパームレストとして活用している。
キーボード用のロングタイプのパームレストだと僕の使い方では合わなかった
もともとは COMFY の『キーボード用リストレスト(ロング)』を購入したのだけれど、僕はキーボードに対して正面に肘を置くのではなく、ハの字を描くように置いてタイピングするので、サイズ的にはまったく合わなかった。
こうじゃなくて
こういうふうに腕を置くので、通常サイズのキーボード用パームレストだと中途半端なサイズ感だった。そのためキーボード用のパームレストを2つに切って使っていたのだけれど、見た目が悪いのでショートタイプのパームレストに買い替えたというわけ。
COMFY の外観を細かくチェック。低反発で高さもあるので疲れにくい
こちらが上記しているマウス用のパームレスト COMFY。普段は机の上に置いておいて、HHKB BT でタイピングをする際に活用している。丁度よい高さとサイズ感がお気に入り。
見た目はちょっと不格好ではあるが、クッションが低反発素材ということで、長時間タイピングをしているときの疲れ方がかなり違う(HHKB は指にかかる疲れは軽減するけど肩と手首はちょっと疲れやすい)。
カラーはブラックとグレーの2色展開なので好きなカラーを選べるのもポイントだ。
ぎゅーっと潰してみるとこんな感じ。ドーム型のクッションがけっこう凹むことが分かる。ただ低反発素材とはいえ手首を載せたくらいでは沈まない程度には反発がある。
パームレストに手を置いてみたところ。そこまで沈んでいないことが分かってもらえるはず。個人的にはもう少しやわらかくても良いなあとは思うのだけれど、衝撃吸収素材なので木製よりは疲労感は少ない。
ちょっと汚くて申し訳ないが、底面は滑らない素材でできている。通常の樹脂系のデスクやガラス製のデスクならば恩恵が受けられるのだけれど、僕のように無垢の木材をデスクにしているとそこまで効果はなさそう。
実際に使ってみるとこんな感じ。基本的には腕を置いたときに自然な位置にくるように、都度パームレストの位置を調整している。
まとめ
こんな感じで僕が普段使っている HHKB BT 用のパームレスト『エレコム COMFY』を紹介してみた。キーボードと手の位置は人によってもバラバラだとは思うが、僕は実際にキーボードを叩くときには左右に腕を広げる癖がある。
そのため通常のキーボード用パームレストではうまく手首が乗っからなかったのだけれど、このマウス用の小さいパームレストにしてからはかなり快適だ。
僕と同じような癖がある人は是非このパームレストを導入してみてほしい。きっとこれまでよりも快適にキーボードを叩けるようになるはずだ。
▷HHKB BT のレビューも併せてどうぞ:『HHKB Professional BT』実際どうなの?半年使った良い点、残念な点を詳細レビュー