装着すれば映画館。スマホと楽しむ2D専用のゴーグル『MovieMask』レビュー[PR]


「この映画は絶対映画館で観るべき! 」と、人に勧められた映画に限って、気づいたら上映が終了していたなんてことがよくある。

例えば『シン・ゴジラ』。映像や音の迫力があり、独特の緊迫感を感じたいのなら絶対に映画館で観るべき作品だと、Facebook でみんなが投稿していた。実際に映画館で観ることはなかったのだけれど、今はアマゾンプライムビデオで観ることができる。

「そろそろシン・ゴジラ観ようかな」と思っていたところ、「トバログさん。本当に映画館で鑑賞しているようなゴーグルがあるんですよ。見た目は普通のVRゴーグルみたいなんですけどね、2D映像専用で映像も鮮明なんです。」と連絡をいただき、これはベストタイミングだと思い、サンプルを提供いただいた。

「こういうのは何個も試してるしなあ」と思いながらも、実際にシン・ゴジラの鑑賞に使ってみると、高精細でクリアな映像が楽しむことができたので紹介しよう。

 

■MovieMask のココが良い

  • これまでのゴーグルにはないくらいクリアで鮮明
  • 狭いワンルームでも書斎でも、旅の途中でも大画面で映画が楽しめる
  • 専用アプリなど必要とせずシームレス

 

■MovieMaskのココが残念

  • マスクが外国人向けの作りで装着感は今ひとつ
  • ちょっとサイズが大きくて440gとやや重い
  • 1万7,000円ほどとやや高い

 

 

身につける映画館。スマホで楽しむ2D映像専用のゴーグル『MovieMask』レビュー


こちらが身に着ける映画館『MovieMask』。いわゆる3DがメインのVRゴーグルではなく、「映画鑑賞などの2D映像を楽しむことに特化したゴーグル」だ。手持ちのスマートフォンをゴーグルに装着することで、手軽(かつ安価)に高精細なディスプレイで大画面映像を楽しめるというシンプルな構造。

『MovieMask』の開発者はノルウェーの若い青年2人。「いつでもどこでも映画館での臨場感を楽しめる本気のゴーグルを作りたい」という思いからスタートアップとして2016年に創業し、30以上の試作機を経て完成。その後  KickStarter などクラウドファンディングサイトで多くの注目を集め、現在は日本での一般販売も開始されている。

価格は約1万7,000円。ハコスコなどと比べるとちょっと高いが、ディスプレイやバッテリーなどがないため、VRゴーグルなどと比較すると安価。簡易ホームシアターと考えれば払えなくはない金額だ。

 

どんなふうに使える?『MovieMask』実際に日常生活で使ってみたところ

細かい仕様や構造は記事の下の方で紹介するとして、まずはどう使っているかや使ってみたシーンをご紹介。

こんなふうに寝室で映画を楽しんでいる。ちょっと前に使っていたスマートフォンを引っ張り出して、Netflix やアマゾンプライムビデオ、最近始まった YouTube Premium なんかを、より臨場感を楽しみながら観たいときに使っている。

どうせなら「迫力ある音」で楽しみたいので、高音質なイヤホンやヘッドホンを装着し、コーラとポップコーンを用意すればそこはもう映画館だ。早速アマゾンプライムビデオの画質を最高に設定してシン・ゴジラの鑑賞だ。

 

さすがに数時間装着しているのは疲れるので、首が疲れてきたら、こんな感じで人をダメにするソファにもたれ掛かって楽しむ。

 


実際に装着してみないとこの臨場感をお伝えするのは難しいが、こんな感じで見えている。両目でカメラのファインダーを覗くような感覚に近い。ヘッドホンを装着すれば、自宅での着用はもちろん、年末の海外旅行から実家の帰省時までさまざまな場所で活躍する。

 


例えばこんな何気ないシーン。バスの待ち時間は意外と持て余すことが多いが、MovieMask を装着すればサクッと映画や好きな歌手のPVを楽しめる。

 

友達との待ち合わせ。「ごめん15分くらい遅れそう! 」と連絡が入っても、バックパックからサッと MovieMask を取り出せばそこは映画館だ。

とまあ冗談はこのくらいにして、実際にどんなシーンで使えそうかを簡単にご紹介。3D ではなく 2D で映像が楽しめるので、専用コンテンツではなくてもさまざまなシーンで使うことができる。

 

  • Netflix や hulu で映画鑑賞
  • 好きな歌手やアイドルの PV やライブ映像
  • PUBG を外部コントローラーに接続して迫力あるプレイ
  • リラックスできる音楽を流しながら視界を邪魔されず Kindle で読書
  • ドローンの空撮で自分が乗っている感覚で楽しめる

 

こんな感じで使える MovieMask。「実際なにが普通の VRゴーグルと違うの? 」「どんな構造になっているの? 」というのを紹介しよう。

 

『MovieMask』筐体を詳しく見てみる

手に持ったときのサイズ感はこんな感じ。サイズ感や風貌はいわゆるVRゴーグルのような外観で、重さは約440gほど。毎日カバンに入れて持ち歩くのは現実的ではないが、ディスプレイや回路、バッテリーなども備わっていないため、実家に帰省などスーツケースに忍ばせる分には問題ないサイズと重さ。

 

ファブリックで覆われていて柔らかそうにみえるかもしれないが、素材や固さはいわゆるガジェット類を収納するハードケースを想像すれば分かりやすい。そのため折りたたんで持ち歩くのは難しいかも。

僕が提供いただいているのはグレーだが、この他にもブラックやブルーなどが選べる。

 

肝心のゴーグル部分。ここは日本製で精度の高いプラスチック製のレンズを使用し、透明度が高くクリアな印象。通常のVRゴーグルの場合、円形に小さくレンズが付いているタイプが多いなか、MovieMask は視界全体をレンズが覆う形状となっているため、視野角がかなり広い。

そのためより「映画館で映画を見ている」ような感覚で映像を楽しむことができるということだ。

 

サイズ調整はこの上部と横のゴムバンドで調整する。そのままだと外国人サイズで鼻の高さや眉の位置などが異なるためやや装着感は良くないが、ここを最適に調整することでかなり改善する。

 

また、映像のサイズ(距離)や細かいピント調整は、このようにゴーグル下部のダイヤルを回すことで調整可能。基本的にはメガネを装着した状態でも使えるように設計してあるので、そこまで大きく動かさなくても快適。

 

スマホ固定用のバンドはゴムで伸縮性が高い。僕は今回スマホではそれなりにサイズの大きな Galaxy Note8を装着している。装着時はやや斜めっていたため心配だったが、実際にゴーグルを覗いてみると違和感はほとんどない。

iPhone XS Max はもちろん、多くのスマートフォンに対応しているとのこと。

 

ディスプレイは高精細なスマホを使うので、バッテリーも専用アプリも必要なく、ただスマホを挟んで着けるだけというシンプルさ。とはいえレンズの位置やピントなどは完璧に調整されていて、なにもいじらなくても良い点が嬉しい。

 

映画鑑賞など実際に2週間使ってみて


実際に2週間ほど使って映画を数本観た感想を。個人的に映像自体はかなり満足で、本当に映画館にいるような感覚が味わえる。昔ダンボールで簡易ホームシアターを作ったこともあったのだけれど、やはり製品化されただけあってこの辺の臨場感は素晴らしいと感じる。

 

音と映像の臨場感がスマホで楽しめる

例えばシン・ゴジラなど映像、音ともに迫力のある作品を観る場合は、視界に入るものが画面だけなので、自宅のプロジェクターや大型テレビで観るよりも没入感はある(僕の自宅の簡易ホームシアターと比較)。

ただスマホの場合、SNS やバッテリー残量の通知などが途中で入ってくる可能性があるので、そこだけ気をつけたい。また、ノイズキャンセリング対応で高音質なヘッドホンを装着すると、低音など音の立体感も楽しめるはずだ。

 

日本人にとってはちょっと残念な装着感

一方で装着感は今ひとつ。どうしても日本人と白人では頭骨の骨格が異なるため、後頭部や鼻、そして目の上の眉部分の装着感はそのままでは違和感がある。目の上部分に黒い布などを折って当てるなどすればかなり改善する印象だ。また中央部のプラスチックのプレートも目立つので、この辺は次回作に期待したいところ。

 

まとめ

こんな感じで MovieMask を実際に使ってレビューしてみた。装着感さえクリアしてしまえば、あとは大画面で高精細の迫力ある映像がスマホだけで楽しめるというのは、コスト的にも性能的にも最善だと感じる。

例えば一人暮らしで映画が趣味だという人には便利だと思うし、大画面でゲームがしたい人にも(外部コントローラーが使えるモノならば)おすすめしたい。