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朝明けの澄んだ空気、都心で森林浴をする贅沢。|Leica M10 と明治神宮さんぽ

朝明けの澄んだ空気、都心で森林浴をする贅沢。|Leica M10 と明治神宮さんぽ

太陽よりも早く起きて。

段々と冷え込んできた12月。朝早くに布団から出るのが億劫になる季節に差し掛かっているけれど、たまには早起きをして、カメラを持って出かけてみることにした。

まだ薄暗い早朝5時半。眠たい目をこすりながら、ヒートテックを着て、コートを着て準備をする。今日は友人たちと出社前の早朝フォトウォーク。まだ薄暗いなか、明治神宮へと向かう。

 

 

丸ノ内線から副都心線に乗り換えて、明治神宮前で降りる。普段は原宿なんてほとんど来ないし、ましてや朝日が昇りはじめる時間にこの場所に居ることなんて初めてだ。

早朝にも関わらず、原宿駅前の大きな交差点は意外にもたくさんの人が行き交っている。これから仕事の人、夜勤明けで帰る人、東京の街を撮影する外国人ビデオグラファー。早朝に街に出ると、それぞれの人のドラマを感じることができる。

 

朝7時に神宮橋に集合し、さっそく朝明けの柔らかい光を受ける明治神宮へ。普段はたくさんの外国人観光客でごった返している明治神宮前だけれど、この時間ならばほとんど人はいない。

大きな鳥居をくぐって明治神宮の境内へ。

 

日は差し込んでこないため、まだ薄暗い。それでも、耳を澄ませば小川のせせらぎや、風に揺れる木々の音、さえず小鳥の声が聴こえてくる。東京都心にも関わらず、森林浴をするという贅沢な時間が過ごせる。

 

鳥居を抜けて拝殿の前の広場に入ると、朝の準備をする神官や巫女がせわしく準備をしている。師走とはよく言ったもので、神社に仕える職業の人たちも忙しい。

 

――ぽたりと上から落ちてくる音が心地よく、思わず上を見上げて撮ってみた。

 

早朝にもかかわらず、合掌する人の姿もちらほらと見かける。普段はこんな時間に神社に来ることなんてないのだけれど、人が少ないこの時間帯の方が落ち着いて手を合わせられるので良いのかもしれない。

 

印象的だったのが絵馬。そのほとんどが日本語ではなく、英語や中国語などさまざまな言語で願いが綴られていた。日本語で書いてあるのを見かけると、キリスト系の私立中学校に合格したい! と願いを書いている絵馬もあり、思わず笑ってしまった。

 

個人的に好きな3枚。いつも撮ったあとの写真は iPhone のカメラロールにすべて収納しているのだけれど、この写真たちはなんとなく主張が強い。

 

会社員の友人らは仕事へと向かい、フリーでやっている数名はカフェでモーニングを楽しみながらブログを書いたり、写真を加工したりで過ごした。

早朝フォトウォークとしての明治神宮さんぽはこんな感じで終わり。約2時間と短いフォトウォークではあるが、たまには太陽よりも早起きをして、カメラを持って出かけるのも悪くないなあと感じる。

「またこういうの、やりたいね」なんてみんなで話をしていたので、月1回くらいのまったりとしたペースで写真を撮りに出かけたい。

 

今回の早朝フォトウォークで持っていったカメラは Leica M10。日陰だとあっさりとした渋めの写真に仕上がるのだけれど、陽の光が当たるところではナチュラルで立体感のある雰囲気に仕上がるのが気に入っている。