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繋ぎ目のないミニマルな革のカメラストラップ。ULYSSESの『クラシコ・ヴァリアンテ』を買いました

繋ぎ目のないミニマルな革のカメラストラップ。ULYSSESの『クラシコ・ヴァリアンテ』を買いました

歴史を持つカメラに、歴史を育てる革のストラップを合わせる。

8月に Leica M10 を購入し、それ以来ネックストラップを探し回っていたのだけれど、なかなか「これだ」というモノが見つからず、結局純正の黒いレザーストラップを装着していた。

それがつい最近、代官山にある北村写真機店で、Leica M10 に完璧にマッチするレザーストラップを見つけ、「そうそう、こういうのが欲しかったんだ」というモノを見つけることができた。

良質な革素材と、暖かさを感じるカメラアクセサリのブランド ULYSSES(ユリシーズ)より、『レザーストラップ クラシコ・ヴァリアンテ』を紹介しよう。

 

■クラシコ・ヴァリアンテのココが良い

  • 一枚革でミニマルなデザイン
  • ベジタブルタンニンレザーとシボのあるヌメ革のコントラストがお洒落
  • 幅広設計で長時間カメラを持ち歩いても疲れにくい

 

■クラシコ・ヴァリアンテのココが残念

  • 1万3,000円とカメラストラップとしては高い

 

 

上質な革のカメラストラップ。ULYSSES(ユリシーズ)の「レザーストラップ クラシコ・ヴァリアンテ」レビュー

こちらが ULYSSES(ユリシーズ)のカメラストラップ『レザーストラップ クラシコ・ヴァリアンテ』。繋ぎ目のないミニマルデザインで、かつ幅広の上質な本革を用いている点が特徴だ。裏表で異なる革素材を張り合わせている点も面白い。

ヴァリアンテとは、イタリア語で「変種」という意味。これまでユリシーズが展開してきたクラシコシリーズの亜種のような位置づけから、この名前が付いた。

カラーはグリージオ(グリーン系)やチョコレート、ネイビー、そしてブラック(今回記事で紹介している)の4色展開。価格は1万2,960円とやや高価ではあるが、素材の質や製品のクオリティの高さを考えれば妥当だろう。

 

繋ぎ目のないミニマルなデザイン

革製のカメラストラップはこの世にたくさん存在しているけれど、この「ヴァリアンテ」を Leica M10 のレザーストラップとして選んだ理由は、幅広なのに繋ぎ目のないミニマルなデザイン。

首当て部分を 26mm の幅広設計にすることで 1kg 近い重みのある Leica M10 でも身体への負担を少なく長時間持ち歩くことができるのが嬉しい。

一見すると華奢なようにも感じるが、本革を裏表で張り合わせて厚みをもたせることで、補強材を入れずに一枚革でもカメラを支えることができている。

 

ベジタブルタンニンレザーとシボ感のあるヌメ革のコントラストが美しい

もちろん素材が上質な点も僕が選んだ理由の一つ。表面はさらりとしたベジタブルタンニンレザー『プエブロ』を、裏面にはシボが美しいヌメ革の『ミネルバボックス』を張り合わせており、革財布でも人気の素材を用いている。

実は「財布を『ガンゾ シンブライドルマネークリップ』に新調。ミニマルながら上質で気品を感じる逸品」でレビューしている GANZO(ガンゾ)の財布に一目惚れしたのも、表面のブライドルレザーと裏面のミネルバボックスのコントラストがクールだったから。そのときに似た感覚を、今カメラストラップで感じている。

 

シボのあるミネルバボックスはヌメ革なので、使い込むうちにアメ色になり、表情が豊かになっていく。Leica M10 は数十年以上も前から使われてきた歴史あるカメラだけれど、そのカメラを支えるカメラストラップには、僕が使いこんでいく歴史が刻まれる。

今、こうして写真を撮っておいて、また1年後に「どう成長したか」の記事を書くのが今から楽しみだ。

 

もちろん金属性のリングがカメラ本体に傷が付かないようにするリングガードも備わっている。Leica M10 は筐体が真鍮製なので塗装が剥がれてもクールだが、故意に傷は付けたくはない。

そういう意味でもリングガードは必須といえる。

 

ブラッククロームの Leica M10 には真っ赤なストラップがよく似合う印象だけれど、シルバークロームならばユリシーズのクラシコシリーズのブラックがよく似合う。

中でもヴァリアンテは身体にも負担がかかりにくいカメラストラップなので、個人的にはベストなチョイスだったと思う。

 

実際に首から下げてみたところ。サイズは M(105cm)と L(120cm)の2種類あるが、僕は M を選んだ。首から下げるなら男性でも M でちょうど良いし、ベルトのバックルに当たらないから。逆にショルダーバッグのように斜めに掛けるのならば L を選びたいところだ。

 

まとめ

こんな感じで上質な革素材と機能性を持ち合わせたユリシーズのカメラストラップ『レザーストラップ クラシコ・ヴァリアンテ』をレビューしてみた。

Leica を自分のカメラとして選ぶ以上、ストラップにもこだわりが欲しいと思いさまざまカメラ屋さんを調べていたのだけれど、このカメラストラップならば最高にマッチすると確信している。

また、デザインを考えるとオリンパスや富士フイルムのミラーレス一眼にもかなり合う雰囲気だと感じるので「お洒落なレザーのカメラストラップってないかなあ」と探している人がいたら、ぜひユリシーズのクラシコシリーズをおすすめしたい。価格以上に満足できることだろう。

 

 

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