スマホにカメラにPCに、現代を旅する僕らに欠かせないガジェット類。
日本国内だけを旅するのであれば充電機器類だけを持ち歩けば良いのだけれど、海外となるとコンセントの形状が異なるため、変換プラグ(アダプタ)を持ち歩く必要がある。
複数国を旅するとなると、いくつも変換プラグが必要となるが、それらのほとんどに対応するマルチ変換プラグ『サスケ』が便利なので紹介しておこう。
■変換プラグサスケのココが良い
- 世界8種類のプラグ形状に対応
- コレ1つだけ旅に持っていけばとりあえず大丈夫という安心感
- コンパクトで約50gと軽量
■サスケのココが残念
- 通常の変換プラグよりも安定しない(充電機の重みで外れやすくなる)
- ブロックBを使う場合にコンセントが2つ並んでいる場合は片方使えない
- 定格電流が6Aまで
海外用のマルチ変換プラグ『サスケ』について
海外マルチ変換プラグ『サスケ』は、世界8種類の電源プラグに対応するアダプタのようなガジェット。
世界には Aタイプや SEタイプなど幅広いコンセントの形状が存在し、更に同じ国の中でも地域やホテルによって異なるが、サスケはそのほぼすべての形状に対応しているマルチ変換プラグ。これさえ持っておけば良いというのが心強い。
カシムラという企業が発売しており、価格はアマゾンで約2,000円ほど。蓄光塗料で光るタイプやミッキーマウスとのコラボバージョンなども販売している。
【サスケの仕様】
- サイズ:4.5×9.6×1.8
- 本体重量:0.1
- 素材・材質:本体:PC樹脂・ケース
- 生産国:日本
- 定格 : 6A/250V
こちらがサスケ本体。2つに分離できたり、ギミックがあり動かせるなど、どことなく昔遊んでいたレンジャーもののロボットに似ている。クールなデザインが物欲を刺激してくるのは僕だけではないはず。
さまざま種類があるなかで僕が購入したのは、暗闇で光る蓄光塗料が混ぜ込まれた『WP-84M』というモデル。通常モデルよりも500円ほど高いのだけれど、光るモデルがある以上は(かっこいいので)それを買わざるを得ない。
かっこいいという理由で買っているが、少なからずカバンの中や暗闇でも探しやすいという利点もある。
B3タイプなどに変換するのであれば、このように前後を合体して使うことになる。これはこれでかなりクール。
折りたためばコンパクトになるのも嬉しい。こんなふうに普段使っているガジェットポーチに収納できてしまう。
マルチ変換プラグ『サスケ』を実際に海外で使ってみる
僕らが普段使っているのは Aタイプという米国や台湾と同じ形状のもの。一番コンパクトでクールな形状のAタイプを別の国のプラグ形状に変換するため、もちろん日本国内では必要ない。
実際に僕がオーストラリアで使ってみたところ。オーストラリアのコンセントは Oタイプなので、後ろの部分だけをこんなふうにして使用する。
ただし問題点も。Oタイプの場合は別のプラグに対応するためのパーツが邪魔となるため、コンセントが2つ並んでいる場合だともう片方が使用できなくなってしまう。コンセントが少ないホテルなんかだと、これは若干不便だった。
タコ足配線のできるテーブルタップを持っていくと便利
サスケは便利なのだけれど、他の単一変換プラグよりもかなり高価なので、そういくつも買って持ち歩くのは現実的ではないという問題もある。なので僕は日本からテーブルタップを持参した。
定格電流が6Aとのことでたくさんのガジェットを一度に充電するのには向いていないのだけれど、それでも USB充電器 + カメラのバッテリー充電などを行いたい場合にかなり便利だった。
旅行に変圧器は必要か
海外への旅でよく不安になりがちなのが「変圧器」という存在。日本の電圧は100Vだけれど、海外では 240V というのも少なくない。ドライヤーや日本から家電を持っていく場合などに必要とされているのだけれど、僕個人の意見だと「普通に旅をするのであれば必要ない」というのが正直なところ。
今は世界規模でスマートフォンや PC が売られている時代。一昔前のガラパゴス的なガジェットならともかく、iPhone や MacBook はもちろん、カメラの充電器やマッサージ機など多くの端末が 240V に対応しているため、変圧器がなくても快適に旅ができる。
もちろん普段使っている家電の電圧に「100V – 240V」と記述があるかを確認する必要があるけれど、ガジェット類だけを持ち歩くのであれば変圧器がなくても大丈夫。
まとめ
こんな感じでマルチ変換プラグ『サスケ』をレビューしてみた。かれこれもう数年は使っているけれど、わりと地味な存在なのでレビューするまでに時間が経ってしまった。いまのところとくに不具合もなく使えているし、これはかなり便利なアイテム。
GWなど長期休暇の際に旅を考えている人は、ぜひチェックしてみてほしい。