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夜景撮影や水族館の反射を防止する。ジャバラ式レンズフード『Ultimate Lens Hood(ULH)』レビュー[PR]

夜景撮影や水族館の反射を防止する。ジャバラ式レンズフード『Ultimate Lens Hood(ULH)』レビュー[PR]

展望台や水族館での撮影でも、もう写り込みは怖くない。

展望台や水族館など、ガラス越しにきれいな景色を撮影したいというシーンがある。昼間ならばまだマシだが、肝心の夜景となると「室内の照明が窓ガラスに反射して写真に映り込む」というトラブルも少なくないのではないだろうか。

そんなシーンで必ず役に立つアイテムが『Ultimate Lens Hood(アルティメット・レンズ・フード、以下 ULH)』。シリコン製の大型レンズフードで、カメラと窓ガラスの間の隙間を覆って反射を抑えるカメラアクセサリーだ

クラウドファンディングサイトで気になっていたので、実際に輸入代理店よりサンプルを貸し出してもらった。ちょっと使ってみたのでレビューしておきたい。

 

■Ultimate Lens Hood を使うメリット

  • 展望台や水族館での撮影で写り込みを防止できる
  • シリコン製なので薄く折り畳める
  • しわなどがつかず丈夫

 

■Ultimate Lens Hood を使うデメリット

  • レンズによっては装着が難しい
  •  228g とやや重たい
  • 装着して撮影していると目立つ

 

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『Ultimate Lens Hood(アルティメット・レンズ・フード)』について


こちらが今回貸し出してもらっている『ULH』。シリコン製のジャバラ状の構造の特殊なレンズフードで、夜景などガラス越しでも反射を気にせず、きれいに景色や被写体を撮るためのアイテムだ。同系の製品だと忍者レフが有名だが、ULH は設置面からレンズまでを完全に覆うため、人が多い場所でも使っていて目立ちにくい点が特徴。

ULH の開発者はイギリス人で、きっかけは日本に観光で訪れた際、展望台の照明がガラスに反射してしまうという悩みだそうだ。たしかに日本の展望台はガラス越しに景色を楽しむ形式が多いかも。日本がきっかけで生まれた製品。

 

ULH のサイズは2種類。一眼カメラなどの大きなレンズに装着する通常サイズ『ULH』(レンズ外径60mm〜115mmに対応)と、コンデジなどに装着して使う『ULH mini』(レンズ外径31mm以上)を展開している。

なお気になる価格は、一眼用の ULH は約7,500円で、コンデジ用の ULH mini が約5,000円。コンボ(2サイズセット)が約1万円で購入できる。記事下ではこの記事を読んだ人限定で1,000円オフクーポンを配信しているので、記事下をチェックしてみてほしい。

 

 


詳しいレビューは後述するが、このように展望台などのガラス部分にぴたりとくっつければ、照明の反射などを防ぐことができる。シリコンコップのようなジャバラ式で、広げてカメラのレンズに装着して使うことが可能だ。

僕はこれまで夜景を撮る際には、フードやジャケットなどで自分ごと窓の隅にぴたりと寄せて撮影していた。ULH ならば、そうした恥ずかしい格好をせずにきれいな夜景が撮影できるのが嬉しい。

 

ミラーレス一眼や一眼レフで使える通常サイズの『ULH』


こちらが一眼レフなど大きなカメラで使える ULH。実際に手に持ってみると意外に大きく、鍋敷きほどのサイズ感だと感じる。まあ折りたたんで持ち歩けるし、柔らかい素材なので旅先でもそんなに邪魔になるほどではない。

重さは228gとやや重みは感じるものの、バックパックに忍ばせておけばほとんど誤差のレベル。使用シーンが明確なので、使うときだけ持っていこう。

 


広げると、往年のジャバラ式カメラのような雰囲気を感じる。ゴムバンドのようにレンズに括り付けて使う。2~3mm ほどの厚みがあるので、シリコン製とはいえ光を遮るのには十分だろう。

 

 

コンデジやアクションカメラなど小型のカメラで使う『ULH mini』

ULH mini の方はかなり小型で、どことなくコースターのような感じ。レンズを覆う部分の口径が小さいので、RX100シリーズなどコンパクトカメラで使うなら mini が適しているそうだ(サイズ比較として Osmo Action と iPhone XS を並べているが、口径的には使えなかった)。

ただゴムバンド的にレンズ鏡筒を留めることになるので、レンズ収納式カメラで使う際にはちょっと怖い。Leica M型のズミクロンなどはどちらかと言えば mini だが、絞りリングやフォーカスリングの操作ができなくなるためちょっと使いどころは難しい気がする。

 

mini を広げるとこのくらい。Osmo Acrtion は混み合う場所なんかだと、mini の方が邪魔にならない。重さは実測値で 57gほど。僕は普段からフルサイズカメラを使っているので ULH mini よりも ULH 派だけれど、実は ULH mini の方が多く売れているとのこと。

 

 

実際に ULH を使ってみた

 せっかく手元にあるので、さっそくバックパックに忍ばせて持ち歩いて使ってみた。ULH と一緒に使うカメラはソニーの α7Ⅱ。16mm-35mm の広角ズームと合わせて使ってみよう。

 

展望台で夜景撮影のために ULH を使用した感想と作例

まずはやはり展望台で夜景! ということで東京都庁にやってきた。都庁は無料で登れる展望台で、9時30分から23時(最終入場22時30分)まで開放している。都内の夜景が一望できるため、夕方になるとかなり長い行列ができる。そのほとんどがカメラを持った外国人だ。

 

さっそく夜景撮影をしてみる。ちなみに吸盤のような外観だが、ぴたりと密着するわけではない。実際に撮影する際には片手でカメラを押さえて、もう片方の手で ULH を押さえるときれいに撮れる印象。

 

 普通に撮影するとこんなふうに内側の照明がかなり入り込んでしまう。外が暗く中が明るい展望台にありがちだ。都庁や東京タワーなど国内の展望台はもちろん、韓国のソウルタワーやオーストラリアのユーレカタワーも同じ問題を抱えている。

 


ULH を装着するとこのようにきれいに撮影することが可能だ。これは本当に便利。

なお ULH は海外で一足先にクラウドファンディングを行っていたので、僕が使っていると「あれKickstarter で見たことある! 」といった声がちらほら英語で聴こえてきた。用途が用途だけに使用シーンは限定的だが、日本に訪れる外国人観光客でもULH を用いて撮影しているのを見かける。

以下は僕が撮影した作例。同じ場所で ULH を用いた場合と普通に撮影した場合を撮り比べてみた。

 

 ULH をカメラに装着して展望台の夜景を撮った作例(中央のバーを指で左右に動かせます)

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このように ULH がほぼ反射を防いでくれている。横構図はもちろん縦構図でも反射が抑えられるのは嬉しい。なお撮影には 16mm の広角端で撮影しているが、これだけ広角で撮影しても反射の写り込みがないのは本当に良い。

 

ちなみに都庁の展望台(というか最近は多くの都内の多くの展望台で)は三脚を用いての撮影は禁止となっている。サクッとレンズに装着し窓ガラスにぴたりと吸盤のように吸着できる ULH があれば、三脚がなくてもある程度のシャッタースピードを稼いだまま撮影できるのも魅力だろう。

 

昼間の展望台でもそれなりに効果はある

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なお昼間の展望台でもそれなりにつかいどころはある。例えば上記のような写真が撮りたい場合、外が明るくても窓の端に対面のガラス窓からの光が反射する(左側の右上の反射)。こうした写り込みも抑えられるのは最高だ。

 

また、屋内から被写体を見上げて撮影する場合、頑張っても照明の映り込みは避けられれないもの。しかし ULH を使って撮影すると、まったく映り込みが無くなるのは嬉しい。日常的に持ち歩くのは気が引けるが、フォトウォークでどこかに出掛けるときには持っていこうと感じる。

 

【展望台で ULH があって感じるメリット】

  • 展望台のガラスと中の照明が反射せずにきれいに撮影できる
  • 窓にある程度は吸着するため手で持つだけよりもブレにくい
  • ジャケットなどで身体を覆う必要がないので他の人の邪魔にならない

 

水族館で水槽を撮影する際に ULH を使用した感想と作例

ガラスが反射して被写体が撮りづらいというシーンの1つとして、水族館も挙げられる。水槽が明るく室内が暗いというパターンも多いので、展望台よりも撮影はしやすいかもしれないが、それでも撮影には気を遣う。

 

 普通に水槽を撮影した写真。ガラスに光が反射し、全体的にコントラストが低く眠たい写真になっている。また他の人の服の映り込みもやや気になるところ。レンズを水槽に近づければそれなりにきれいに撮れるが、ちょっと工夫は必要なシーンだ。

 

ULH を装着して撮影したところ。映り込みはまったくなくなった。またガラス面からの光の拡散も抑えられるからか、コントラストが高く、くっきりとした絵が撮影できている印象。展望台のシーンほどシビアではないが、あるのとないのでは撮影の難易度は大きく異なると感じる。

 

 ULH をカメラに装着して水族館の水槽を撮った作例

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実際に ULH を使って撮影したところ。混み合っているときは他の人の邪魔になるので避けたいが、きれいに水槽を撮影したいという際には便利。

 

高いコントラストを保ったまま、水族館の幻想的なようすを写真に収められるのは嬉しい。「ガラスに触らないで! 」と注意書きがある際には ULH を水槽にくっつけずに、両手を使えば上手く撮影できる点も魅力だ。

 

【水族館で ULH があって感じるメリット】

  • ガラスと中の照明が反射せずにきれいに撮影できる
  • 光がガラスで拡散しないためか高いコントラストを保ったまま撮影できる
  • バックパックに入れておけば邪魔にならない

 

まとめ:ULH を実際に使ってみた感想


こんな感じで ULH をレビューしてみた。これまでこうした展望台などでの撮影はかなりの工夫が必要だったのだけれど、ULH があれば写り込みを気にせずきれいな写真が撮れることに感動した。

使用シーンが「展望台や水族館、その他ガラス越しに被写体を撮影する際」なので毎日持ち歩くわけではないけれど、ガラスの反射に悩んだことがある人は便利に使えることだろう。現在は国内のアマゾンで購入可能。トバログ限定のクーポンも発行してもらえているので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

 

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