α6400も相当良いんだけど、ちょっと欲が出てきている。
昨年に『増税前にα6400を買いました。α6600を買わなかった理由と選んだレンズ』という記事を書き、フルサイズの α7ⅱ から APS-C の α6400 に買い替えた。たしかに α6400 は軽くてよく写るし、ほとんど不満はない。それなのになぜ「α7Ⅲ が欲しくなっているのか」を、この記事ではつらつらと書いておきたい。
▽動画もアップしました
α6400からα7Ⅲに買い換えたい理由
- 手ブレ補正欲しい
- 暗がりでも log で撮れるくらいの高感度が欲しい
- そもそもAPS-C用レンズが使えるので総重量はそこまで変わらない
- USB Type-C 端子を搭載している
- バリアングルはできないけどミラーという神アイテムが存在する
まあ理由はこんな感じ。「まあそうだよね」と思ってくれる人もいれば「え、ちょっとどうゆう意味か分からない! 」という人も少なくないと思うので、簡単に説明しておこう。
手ブレ補正が欲しい
まずこれ。α6400 には手ブレ補正が備わっていないため、手持ち撮影だとかなりブレる。写真でいうと 1/100 SS でも不安なくらいブレるし、動画のもわざと揺らしているのかと思うほどブレる。
最近は iPhone や GoPro にも優れた手ブレ補正が備わっていて、ガクガクする映像を見る機会は少なくなった。だからこそ α6400 の手ブレが余計に目立つ。
「α6600は手ブレ補正があるよ! 」とは思うのだけど、α6600 は相場価格がだいたい16万円くらい(α6400は約12万円)。その価格だとα7Ⅲの中古が視野に入ってくる価格帯なのでどうせならセンサーサイズごとアプデしようかと。
暗がりでも log で撮れるくらいの高感度が欲しい
まだちゃんと試しているわけではないが、α7Ⅲ はセンサーが新しくより高感度だという。
前にけーすけたかさわのボディを借りたときにノイズの粒子が小さい気がしたし、高感度モデルの α7SⅡ と比べても遜色ないという記事も見かける。
僕はカバンの中身を取材することが多いのだけれど、基本的には自宅ではなくどこかに出向いての撮影となる。明かりが確保できない場所での撮影も少なからずあるので、より高感度モデルが欲しいと思っている。
そもそもAPS-C用レンズが使えるので総重量はそこまで変わらない
意外かもしれないが、APS-C の α6000シリーズと α7シリーズは、ボディのサイズも重さもそこまで変わらない(上記画像はα7Ⅱとα6400)。
例えば α7Ⅲ が 565g なのに対し、α6400 は403g なので、約150g程度の差。カバンに忍ばせる分にはほとんど重さの差は感じない。またボディサイズも EVF分しか変わらないので、α7Ⅲも意外とコンパクトだなあという印象。
それよりもフルサイズの場合はレンズのサイズと重さが変わってくるし、場合によっては同程度のスペックでもフルサイズは APS-C レンズの2倍〜3倍となっていく。僕の場合、動画を撮る際には APS-C レンズを使おうと思っているため、総重量はそこまで変わらないというわけ。
USB Type-C 端子を搭載している
そしてこれ。α6000シリーズはボディのサイズを考慮しているため、USB Type-C ではなく micro USB 端子からの充電となる。
5年前ならそれでも良かったのだが、この時代に USB Type-C ではないというのはやや残念。このカメラのためだけに micro USB ケーブルを持ち歩く必要があるからだ。
α7Ⅲは USB Type-C を搭載し、そこからバッテリーの充電はもちろん、ケーブルで直接 iPad や PC に接続してデータ転送が行える。実際どこまで使うかは分からないが、これはこれで嬉しい。
バリアングルで自撮りができないけどミラーという神アイテムが存在する
α6400 から α7Ⅲ に買い替える際に一番の悩みだったのが「自撮りができない」という点。動画やスチールで自撮りをする場合、α7シリーズの場合は感覚で構図を決めるか、外部モニターに接続する必要があった。
YouTube の動画を撮る場合、Vlog などでは自撮りしながら構図を決める必要があるため、これがけっこう不便なポイント。
しかし最近になって友人が見つけた α7Ⅲ に装着できるミラーを購入。これがあれば自撮りができてしまう。最大の弱点が、こんなに簡単な構造のアイテムによって消え去ってしまった。
まとめ:α6400でも十分だけど、そんなわけでα7ⅲが欲しい
ほかにも「バッテリー」「ファンクションキー割当」「AF速度」、そして「価格」など検討ポイントはいくつもあるが、僕が買い替えたいと思っているのは上記の5つ。
そして最大の難点だった「α7Ⅲ は自撮りができない」というのもミラーによって解決してしまったので、気づいたら手元にα7Ⅲがあった。こちらもそのうちしっかりとレビューしていきたい。