初めて iPad がこの世の中に登場したとき、驚きはしたものの「どうせ iPhone を大きくしただけでしょ? 」 と、斜に構えて発表会を見ていた記憶がある。
PCのディスプレイだけを取り外したようなその端末は、ゲームアプリで快適にチェスができるだけでなく、移動中でも大画面で動画を楽しめるモノだった。それ以上でもそれ以下でもないが、大学では誰も持っていなかったし、面白そうだと思い秋葉原のソフマップで初代 iPad を購入したことを憶えている。
まさか6年間も使い続けるとは、そのときは思いもしなかった。 iPad は毎年、魅力的な端末へとアップデートされていく。仕事には欠かせない Office が使えるようになり、PC のように2画面での作業ができるようになる。街なかでも iPad を使っている人を見かけるくらい普及し、やがては老若男女が使いこなす端末となった。
2015年に iPad Pro が発売となると、それ専用のペンやキーボードまで登場したのだから、”どうせ iPhone を大きくしただけ” の端末も出世したものだ。そんな皮肉は言いつつも、僕は iPad が好きだ。初めて iPad を手に入れてから6年経った今では、旅にブログに絶賛活躍中である。僕にとって iPad は、決して手放せない愛用品の一つとなっている。
▷写真に地図に音楽に。海外旅行には断然 iPad が便利な理由
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トバログの「モノ語り」について
『トバログ』では、これまでたくさんのモノ・コトを紹介してきた。ただ、ブログというのはどんなによく書けた自慢の記事でも、過去の記事は時間と共に埋もれていってしまう。せっかく良いモノだけを選び抜いて記事を書いているのだから、たくさんの人に目を通してほしいと思い「モノ語り」として連載してみることにした。これまでも数回に渡り、僕の思い出深いモノ・コトについて紹介しているので、良かったらバックナンバーも是非読んでみてほしい。
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