ちょっと前に『Planar T* 50mm F2 ZM(記事に飛ぶ)』を買ったのだが、もう少し明るいレンズが欲しいなあ〜と思って、ついうっかりコシナ フォクトレンダーの『NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM』を買ってしまった。
50mm F1.2 と初代ノクチルックスを彷彿とさせるスペックを、コシナの最新光学技術を合わせたレンズということで、ライカのデジカメLeica M10 に合わせてみたかったという感じ。
レビューできるほど使っていないのだけれど、開放でもシャープで良い感じ。この組み合わせでぶらりと撮り歩いてみたので、作例を載せておく。
■フォクトレンダー NOKTON(ノクトン) 50mm F1.2 Aspherical VM
発売日 | 2018年9月 |
---|---|
焦点距離 | 50mm |
絞り値 | f/1.2~f/22 |
撮影距離 | 0.7m~無限遠 |
画角 | 47.5° |
レンズ構成 | 6群8枚 |
フィルター経 | 52mm |
質量 | 347g |
希望小売価格 | 13万5,000円 |
Leica M10 と『NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM』の作例とか
新宿の防湿庫として名高いマップカメラ本店。地下1階で NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM を買う前に試し撮り。レンジファインダーカメラの場合、レンズとボディの距離計が正確に合っているかを確かめる必要があるので、いつもこの Leica のロゴに合わせて試し撮りしている。
これが合ってないと、レンジファインダーを覗いてピントを合わせるのが格段に難しくなる。このレンズは F1.2 でもぴったりとピントがあったが、個体差もあるので注意したいところ。
これが F1.2……! モノとか風景を簡単に撮ってみる
F1.2 の開放で色々撮ってみた。標準域なのにかなり背景がボケるのが楽しい!
ご飯とか最短焦点距離70cm まで近づいて撮るようなテーブルフォトは、よく見るとピント面の滲む感じが顕著だが、2m くらい離れたような被写体は気にならない。
グリーンやパープルのフリンジは出るが、まあ Lightroom で補正もできるし、そこまで気にならないレベル。あと玉ボケにクセはあるので、この辺は好き嫌い分かれそう。
標準域でもポートレートで背景を目立たなく。人物を撮ってみる
最短焦点距離で開放だとピント面の滲みが気になるけれど、人同士の距離くらいまで離れるとほとんど気にならないレベル。上記の写真はすべて F1.2 で撮影(1番上のトバログだけ違うかも)。
とくに3枚目のレストランのシェフみたいな人がシャープでミニチュアのよう。この雰囲気が1ヶ月の家賃分で半永久的に楽しめると思えば、まあプライスレス。
街並みとかを絞って撮ってみる
新しいレンズを買ったら、まずはこうして新宿の街を撮る。上記の画像は多分すべて F5.6 とか。1枚目の LUMINE の質感とかすごく良いし、絞るとシャープ。この辺はほかのレンズでもきれいに撮れると思うので、割愛しておこう。
夜、外でスナップを楽しむ
NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM の NOKTON の由来ともなった NOKT は「夜」を意味する。その名のとおり、やっぱりこのレンズは夜など暗いシーンで真価を発揮すると思う。
F2 の Summicron よりも4/3段明るく撮影できるので、夜歩いている人たちも、シャッタースピードを下げることなく撮れる。そして上記の写真はすべて F1.2 の全開放。それでいてこのシャープさは、かなりすごい。買って良かった。
まとめ
詳しいレビュー的な記事は後日掲載するとして、まずは NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM を Leica M10 に装着して試し撮りした記事を紹介してみた。
全開放でもそれなりにシャープに撮れるし、人を撮っても適度な背景ボケを楽しめる良いレンズだと感じる。マウントアダプタを噛ませば Leica M型以外のカメラでも使えるし、ソニーユーザーなら FEマウントのモデルも存在する。気になる人はチェックしてみても良さそうだ。
↓ソニーFEマウントはこちら