日本でも人気の北欧ブランド『marimekko(マリメッコ)』。
『週刊トバログ Vol.68:フィンランドでしてること、東京に帰ったらしたいこと』でも紹介しているとおり、先日からフィンランドのヘルシンキに滞在している。フィンランドといえば北欧雑貨! ということで色々と調べていたところ、なかでもマリメッコがポピュラーでヘルシンキに本社があるということで行ってみた。
本社オフィスにはアウトレットや食堂が同じ建物内にあり、マリメッコ製品の買い物にも最適。買ったモノやアウトレット店内のようすなどを紹介しておきたい。
フィンランドの代表的なブランド『マリメッコ』とは
マリメッコとは、独創的なプリントや色使いから世界中で愛されるフィンランドのデザインハウスです。マリメッコは1951年、明確なヴィジョンを持った女性アルミ・ラティアにより設立されました。 独自のスタイルを持ってファッション、バッグ、小物からホームデコレーションまでを展開する、真のライフスタイルブランドが世界に先駆け生まれた瞬間でした。
設立当初から現在に至るまで、マリメッコは一貫したミッションを掲げてきました。時代に流されることのない、機能的でわかりやすいデザイン。 大胆なプリントや色使いを通じて、人々を勇気付け、幸せと喜びをもたらしたいと願い続けてきました。|マリメッコ公式ページより引用
マリメッコはフィンランドのファッション系ブランド。日本ではそれなりに高いブランドのイメージだが、フィンランドではかなりポピュラーなブランドで、日常的に使っている印象だった。日本でいうと無印良品のような感覚だろう。
ブランドとはいえ生活に根付いてるので、男女問わず街ゆく人の多くがマリメッコのトート(セールでもらえるやつ)やバックパック、そして折りたたみ傘を愛用している。
マリメッコ製品は日本で買うよりも安くておすすめな理由
- 価格設定が日本の半額〜75%程度
- 無料で会員になると15%オフで買える(セール品対象外)
- 日本人は40ユーロ以上の買い物で免税約18%返ってくる
フィンランドのブランドなので、マリメッコの製品は日本で買うよりもかなり安い。とくに日本人は最大18.7%の免税があるのでかなりお得だ。
また現地でマリメッコ会員になると、更に15%オフで製品が購入できる。名前とEメールアドレスを店頭で伝えるだけで会員になれるので、これも必ずやっておこう(日本で会員だったとしてもEU会員になる必要がある)。
そんな感じなので、例えば日本で3万円の製品も、こちらでの基本価格が2万円で、更に免税や会員割で1万4,000程度で買えることもザラだ。
マリメッコ本社のアウトレットへのヘルシンキ市街地からの行き方。アクセスはやや分かりづらい
出発はヘルシンキ市街地から。ヘルシンキはかなりコンパクトな街で、どこに行くのにもけっこうアクセスしやすい。街なかはトラム(路面電車)やバス、地下鉄があり、ほとんど歩かなくても良いのが嬉しいところ。
チケットは駅でも購入できるが、日本のスイカのように使える『HSL』というアプリをダウンロードするのがおすすめ。アプリを開いてクレジットカードを登録するだけで、好きなときにその場でチケットを購入でき、それでバスや路面電車、地下鉄がシームレスに乗れる。
なおマリメッコの本社までは「AB」のチケットを購入すればOK。1日乗車券が便利だ。
やってきたのは『ヘルットニエミ駅』という駅。ヘルシンキ中心部からはやや離れているが、地下鉄一本で行けるので、距離ほどの遠さは感じない。
駅を出て道路を超えるとマックが見えてくるので、そこを右に曲がる。
マリメッコの本社は車メーカーVOLVOの建物の裏あたりにある。看板も出ているが、分かりづらいので、ここはグーグルマップを見ながら行くのがおすすめ。海外では SIMフリースマホがあると便利だが、ない人は最低限海外用のポケットWi-Fi は準備しておきたい。
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こんな感じの工場のような場所がマリメッコの本社&アウトレット。思っていたよりもシンプルで驚く。
マリメッコ本社のアウトレット店内の様子
店内のようすはこんな感じ。想像していたよりもガレージ感があり面白い。僕が訪れた日は年に2回のファミリーセール期間中だったので、とにかく人がたくさんいた。
店内をぐるりと見回してみると、20~30%引きの商品が多く、特別マリメッコが大好きなわけでない僕でもかなりテンションが上がる。また当たり前だが圧倒的な品揃えで、日本の正規店で販売していない商品や完売してしまった商品も豊富にある。
なお今回は撮影許可をもらっている。
割安で購入できる服や小物のファッションコーナー
マリメッコの生地を用いたワンピースやシャツが多く、店員さんも皆マリメッコの服を着こなしている。女性向けのものが多いものの、一部シャツなどはユニセックスやメンズ向けのものもある。
季節性が強いファッションアイテムは、違うシーズンのアイテムが30%オフなどで購入できるようだった。
日本でも人気の高いカバンのコーナー
バックパックは日本でも割引ではないようなアイテムが、最大50%オフなどで購入できた。型落ちモデルでも製品のクオリティは変わらないし、わりと定番のモデルでもかなり安い印象。
例えば日本で3万6,000円くらいのデイパック『Enni バックパック』が、こちらでは定価160ユーロ(約2万円)の50%オフ&免税で8,200円程度と破格。驚き!
日本でもトートやバックパックは人気なので高めに設定されているようだが、こちらでは基本価格が安く、このセールを上手く活用すれば日本の 1/3 程度の価格で買えそう。
ただカバン類はけっこうかさばるので、スーツケースに余裕を持って来たいところだ。
食器や暮らしの雑貨コーナー
食器やカトラリーなどのアイテムも2~30%オフで購入可能。現地の人には人気のコーナーではあるが、けっこう重たいのであまり日本から来て買うものではないかも。
スーツケースに入れると割れる心配もあるので、こうしたアイテムは楽天の並行輸入品で安く買う方がおすすめ。
生地はとにかく種類が豊富!
日本でも生地は買えるが、本場ヘルシンキでは種類が段違いに多い。テーブルマットとして使えるビニール素材のものから、小物作りにも使える生地がたくさんあった。1m で 2~40ユーロくらいで、セール品は少ない。
社員食堂は14時までだけど一般人もランチできる
そして日本人に人気の社員食堂『マリトリ(Maritori)』。ビュッフェ形式で、13ユーロ程度で食べられるとして人気のようだが、14時までしかやってないそうで、この日は残念ながら食べられず……。次回は行きたい。
ちなみに社員食堂の横には、オフィスに向かうまでの階段もある。ここからは社員しか入れないとのことだが、運が良ければマリメッコのオフィスで働いている人に会えるかも。
100ユーロ以上買うと限定トートがもらえる!
アウトレットでのセール時限定ではあるが、ここで100ユーロ以上の買い物をすると限定のノベルティトートがもらえる。今季はピンクだが、その時々でカラーが変わるらしい。
ヘルシンキ市街地で「みんなが持ってるトート、どこで手に入るんだろう」と思っていたが、みんなこのファミリーセールでもらったモノを愛用しているようだ。
なお市街地の店舗では配布していないようで、僕がもらえたのはアウトレットのみのもよう。確認はしていないが、セールの時期によっても違うかもしれないので店員さんにチェックしてみよう。
ちなみに僕が買ったのはこのトートにもバックパックにもなるカバン『Eppu バックパック』。セール対象外だったが、日本で買うと3万3,000円のところ、こちらでは約1万8,000円だった。
ちなみに免税を受けるためには、申請するまで開封してはいけないというルールがある。なので実際に使うのは(出国直前に申請するのであれば)日本に帰国してからというのがちょっと残念。
まとめ
こんな感じでヘルシンキのマリメッコ本社にあるアウトレットに行ってきたという記事を書いてみた。マリメッコは日本での印象よりもずっとフィンランドの人にとって馴染みがあり、浸透しているブランド。
そしてなにより安く、品揃えも豊富なので、フィンランドに立ち寄ったら絶対に訪れたいスポット。ポーチやエコバッグなどのお土産品も豊富なので、ここは本当におすすめ。
グーグルマップや HSL のアプリは必須! 常にネット環境があるようにしよう
海外では SIMフリースマホがあると便利だが、ない人は最低限海外用のポケットWi-Fi は準備しておきたい。
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