ああ、これこれ。この打鍵感。
ちょっと前に『BlackBerry KEY2 が欲しいはなし。物理キーボードでポチポチメモしたい』でも書いたように、日本に帰国したので早速 BlackBerry KEY2 を購入した。今どき PC のように QWERTYキーボードが物理的に存在する化石のようなスマートフォンだが、道具感があってとにかくクール。
もちろんキーの打ち心地も気持ちよく、それなりにサクサク使えるので満足している。一通りセットアップも終わったので簡単に「買ったよ!」記事を書いておこう。
古いけど新しい BlackBerry KEY2
こちらが BlackBerry KEY2 外観。時代錯誤なボディだが、物理キーボード好きにとってはたまらない筐体だ。スペックもいわゆるミドルレンジではあるが、メイン端末としてそれなりに使えるくらいにはサクサクだ。
僕が購入したのは最近だけれど、BlackBerry KEY2 は2018年の秋頃に発売となった機種。スマホ業界ではやや古めだが、BlackBerry 端末では一番新しいモデルとなる。
国内モデル(BBF 100-9)の価格は8万円程度だけれど、状態の良い中古品が6~7万円で売っている。新品を気にしないのであれば、それを買っても良いかも。
筐体は完全なるブラック。他にもデュアルSIM対応(でストレージが64GBの)シルバーや台数限定モデルのレッドがあるが、一番シンプルなデザインはブラックだった。個人的には白い筐体が好きなのだけれど、ラインナップにはホワイトがないので、こればっかりは仕方がない。
もちろん端子は USB Type-C。これを機に iPhone XS を持ち歩かなくなったので、日常生活で使うガジェットのほとんどは USB Type-C で完結するのが嬉しい。
買った理由とか所感とか
- 出先でのメモでキーボード入力が多い
- スマホでも常にQWERTYキーボード配列を使っているから
- 電車や取材など立ちながらのテキスト入力をすることが多いから
- 使ってる人ほとんど見ないしかっこいいから
買った理由はこんな感じ。これについては『BlackBerry KEY2 が欲しいはなし。物理キーボードでポチポチメモしたい』でも書いているが、BlackBerry KEY2 を選ぶ前提として物理キーボードを搭載しているから。その前提がありつつ、上記の用途の機会が増えてきたので BlackBerry KEY2 を購入している。
かなり前に『会社員ブロガーはBlackBerry端末をスーツの内ポケットに忍ばせておくと捗る』という記事を書いている。Android OS を搭載する BlackBerry KEY2 なら、より快適に通勤時間をブログ執筆に充てられるはず。
憧れたけど常用するためのハードルが高かった BlackBerry。でも KEY2 は Android だし普通に使える!
これまで数台の BlackBerry 端末を愛用してきたけれど、OS の問題だったりスペックの問題がけっこう大きく、メインのスマートフォンとして常用するのは(僕個人としては)難しかった。
でも BlackBerry KEY2 は物理キーボードを搭載した Android スマートフォン。グーグルドライブや写真加工系のアプリはもちろん、QR決済アプリや LINE などのメッセンジャーアプリも問題なく使うことができる。
スペックもミドルレンジ級ではあるが、普通に日常を過ごす程度であればまず問題ない程度にはサクサク。iPhone XS と比べるとスクロールや画面遷移でやや違和感は感じるものの、慣れたらまったく問題なさそうだ。
物理キーボードを搭載する変態的な端末が、普通のスマホと同じようにちゃんと使えるのは本当に夢が広がる。
こんなに小さいキーなのにサクサク打てる……!
BlackBerry ってこんなに小さいのにキー打てるの? とよく言われるが、結論から言えばけっこうちゃんと打てる。まあある程度は慣れも必要だが、普通に打てるし打鍵感も心地良い。過去の経験からいうと、慣れればタッチタイピングも可能だ。
また従来の BlackBerry 端末は日本語の入力がネックだったが、こちらもほぼ問題ない。日本国内モデルは IME も日本語対応した iWnn IME for Android だし、もっと快適に日本語入力がしたいのなら、有料だが AquaMozc という IME も導入できる。
僕は取材のメモや普段思いついたことをメモするためによくスマホを使うので、長文でも快適に打てるように AquaMozc を購入した。矢印キーの割当はもちろん、Controlキーの割当でコピペや全文選択もすぐできるのが嬉しいところ。ジェスチャーももちろん対応。
(キーボードに指を置いて滑らせるだけでスクロールできるジェスチャー機能。あってもなくてもいいけど、あれば快適)
まあ既存ユーザーからすると絶賛ものだが、各社フラッグシップには劣る
ネットを見ているとけっこうブロガーなんかはべた褒めしているが、あれは iPhone XS や Galaxy Note 9 あたりと比べた結果ではなく、従来の BlackBerry 端末を使った結果「BlackBerry KEY2 は比較的普通に使える」というだけで嬉しいから。
決してほかのフラッグシップと比べて物理キーボード以外が優れているわけではないので、BlackBerry KEY2 が初 BlackBerry だと「レビューほどじゃなくない? 」と思うかも。ヤンキーが真人間になった結果良い人っぽく感じるのと似た理屈だ。
まあ正直に書くと「液晶ちょっと青すぎない? 」とか「内蔵スピーカーの音質あんまり良くない」とか軽い不満はあるものの、癖が強すぎた BlackBerry 端末を普通に使えるというのは本当に嬉しい。
iPhone からの買い替えで困るのが AirDrop がない点。でも似たようなアプリでそれなりに使える
結局 iPhone にしちゃう理由の一つが Airdrop。MacBook や iPad と画像や PDF、その他諸々の資料を端末間で共有したいということはけっこうある。
これがネックで Android 端末は控えていたのだけれど、知り合いから『AirDroid』という良サービスを教えてもらったので、これを AirDrop 的に活用中。
これがかなり便利で、Mac や iPhone はもちろん、Windows や Android でもOS問わず写真やファイルのやり取りがシームレスに行える。AirDrop と違い「同じネットワーク上に送受信を行う端末が接続してある状態」になる必要はあるものの、クラウドストレージなどを介するよりもラクなので多分手放せなくなると思う。
まとめ
こんな感じで BlackBerry KEY2 を買ったよ! という記事を書いてみた。最近はカメラ性能が良くなったり折り畳めるスマホが登場したりと、再び賑わっている印象のあるスマホ界隈。
僕はここであえて BlackBerry KEY2 を使い込んでいきたい。ちゃんと使ってみて、またしっかりしたレビューが書ければとおもう。
▷BlackBerry KEYone は売ったけど KEY2 は欲しい
▷国内版 BlackBerry KEYone をざっくりレビュー。物理キーが快適、動作はややもっさりするかも