タブレット PC 界でも変態度合いに定評のあるレノボが、10インチの LTE 対応タブレット「Yoga Book」を発表。Windows 10 版と Android 版を発売し、重さは 680g。
9月に世界的に発売される見込みで、Android 版が €499(5万7,600円)、Windows 10 版が €599(6万9,200円) としている。国内における発売日や価格は未定。
Yoga Book は、レノボがドイツのベルリンで開催される IFA 2016 に先駆けて発表した10.1インチの 2 in 1 タブレット。見た目こそラップトップPC風だが、キーボードがあるはずの部分がフラットになっており、キーボードやペンタブなどシーンに応じて使い分けができるようになっている。
スペックは以下。
[table id=21 /]レノボの変態タブレット「Yoga Book」のここが面白い!
僕が Yoga Book を見て面白い!と思ったところを紹介してみたい。
①パネル部分はキーボードにもなるしペンタブにもなる
このフラットなパネル部分はペンタブやキーボードとして使うことができる。付属のペンや鉛筆やボールペンを用いてペンタブのように使ったり、「Halo Keyboard」というモードで、ラップトップPC のようにタイピングをすることも可能。
この面の素材はディスプレイと同じくガラス製だが、ペンでの摩擦感を出すためにノングレアでサラサラするという。カメラもこちら側に備わっている。
Halo Keyboard モード
「Halo Keyboard」モード時はこんな感じ。またキーボード時にはタップした感覚を擬似的に体感できるような機能も備わっている。JISキーボードにしたりできるのかはおそらく不可能。
画像などを両面に写しているシーンなどが確認できないので、液晶や電子ペーパーではなく、あらかじめキーボード風に光るような加工が施されているものと思われる。
②付属のペンにはインクカートリッジが入る
Yoga Book 付属のペンにはインクカートリッジも用意されており、普通の紙を挟めば紙に書きながらデジタルにも反映できる。ワコムの Bamboo Spark っぽい感じもあるが、タブレット単体でこれが実現できるのは素晴らしい。
[amazonjs asin=”B014P0CQMK” locale=”JP” title=”ワコム Bamboo Spark with tablet sleeve CDS600PG”]③レノボ得意の360度回転式ヒンジで好きな位置で固定できる
なおヒンジ部はレノボお得意の360度回転式ヒンジとなっており、好きな位置でピッタリと固定できるのも魅力のひとつ。相変わらずぎょっとする見た目だが、実際に使ってみるとかなり便利な印象を受ける。
④Android 版と Windows 10 版があり、LTE にも対応する
Yoga Book には Android 版と Windows 版が存在し、それぞれ Android 6.0、Windows 10 を搭載している。詳しくは知らされていないが LTE にも対応する点は嬉しい。最近は MVNO によって気軽に SIM の契約もできるようになったし、タブレットでもシームレスに通信できるようになる。
画像はおそらく SIM カードスロットだと思われる。
まとめ
どことなく Android タブレット黎明期にソニーが発売した「Sony Tablet P」と似たような空気感を感じるが、2画面ではなく片側は決まった使い方しかできない。とは言え、通常のタブレット単体では難しかったタイピングやペンタブ的に使うといったことは、かなり快適にできそうな印象を受けた。
日本国内で発売されるのかは今のところ不明だが、これまでのタブレットなどは国内発売されているので期待できるだろう。
実機レビュー:2in1の変態タブレット「YOGA BOOK」実機レビュー!Haloキーボードやスタイラスを使った感想
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