『新型13インチ MacBook Pro(Touch Bar非搭載モデル)の実機を店頭で触ってきたのでレビュー』で紹介したとおり、最近 MacBook Pro の新モデルが登場した。発売から約2ヶ月が経ち、12インチ MacBook から MacBook Pro への買い換えを悩んでいるので、その苦悩を記事にしておきたい。
MacBook から MacBook Pro へ買い換えを検討する理由
12インチ MacBook から MacBook Pro 2016 へ買い換えたい理由として
- 欲しいから
- TouchBar など新しい機能を使ってみたいから
- Illustrator や Lightroom を頻繁に使うようになった
- 全体的な作業スピードや効率が向上し色々な作業を並行するようになりスペック的に(初代の)Core M では厳しいと感じるようになった
というのが主な理由。
作業速度に 12インチ MacBook だとちょっと厳しくなってきた
実は2016年の始めに MacBook Pro Retina の 2013 年後期モデルから 初代12インチ MacBook へと買い換えた。理由は『新年だし12インチMacBook買いました。簡単に使用感など』で詳しく説明しているが、簡単に説明すると「当時所持していた Nexus 6P とのケーブル共通化」と「荷物の軽量化」がメイン。
最初はまったく問題なく使えていた 12インチ MacBook
僕の場合、普段の作業(仕事とプライベートにおいて)がオフィスソフトやブログなどテキストベースのため、正直スペック的にまぁ使えるというレベルの Core M を搭載する 12インチ MacBook でも全く問題なかった。
Chrome ブラウザのタブを5個くらい開きながら Word や Excel などの作業も並行できたし、Illustrator でブログ用の画像素材を作っても Lightroom で RAW形式の写真を数枚現像する程度であれば特に不満はない。
しかも 1kg を切る重量でどこにでも持ち運べる機動性の良さも気に入っている。
最近は自分の作業速度についてこられないと感じるように
最近作業のスピードや効率が向上し、1つの PC 上で色々な作業を同時多発的にするようになった。例えば仕事だったら「FaceBook のメッセンジャーを同時に4枠以上開いてメッセージを返しながら、PPT や PDFファイルを参考資料に Word でフォームや原稿のチェックをしつつ Excel で進捗を共有」など。
ホワイトカラーな仕事をしている人であれば誰もがこのような状況だと思うが、こうなってくるとかなり動作が重たい。
MacBook 購入当時は、まだ社会人1年目だったということもあり、そこまでコミュニケーションにメモリを割く必要はなかったのだが、現状(全くもって不本意ながら)割かざるを得ない状況だ。
画像編集系のソフトも並行して使うようになった
更にブログにおいても記事内の画像にもこだわるようになり、Illustrator や Lightroom などの画像編集ツールを頻繁(というか毎記事)に使うようになった。
単体でちょっと使うには問題なかったのだが、1年も使えば作業スピードもアップしてきたようで、いちいち処理速度が気になることもしばしば。僕はブログ記事を Chrome でワードプレスを立ち上げて書くので、それも同時並行するとかなり厳しいと感じたのが現状。
MacBook Pro へ買い換えに悩んでいる理由
MacBook Pro へ買い換えに悩んでいる理由としては大きく2つで
- 価格
- 全く12インチが使えないというわけではない
- (12インチ MacBook より)重くなる
といった理由から。
MacBook Pro 2016は高い。
まず一番大きな理由が価格。いくら円高の影響を受けて安くなったとは言え、それでも TouchBar 搭載モデルはかなり高い。僕が購入するとすれば上のモデル。
現状 12インチ MacBook でもそれなりに作業はできるためてんこ盛りではないものの、ある程度将来を見据えてスペックを盛っている。価格は税込みで約25万、ケースや液晶保護フィルムなどを揃えたら26万前後になる。そうなってくると「実質タダ」とは程遠く一歩引いてしまう。
この時期にボーナスが出る企業であれば「ボーナス払い」も可能かもしれないが、僕が勤める会社は年棒制。ボーナスがないので自分で計画的にその額を揃える必要がある。分割も可能かもしれないが、将来的になにかビッグな買い物があることを想定すると、やはり一括で決め込みたいところ。
絶対に今すぐ必要というわけではない
とは言え、道具として「絶対に今すぐ必要」というわけでもないところがまた悩ましい。12インチのスペックでは処理が重いと感じることはあるものの、使っているタブを減らせばまぁ動くし、現状で仕事でもブログでも使えてはいる。なので “冷静に考えれば今すぐ必要ではない” というのが問題点。
12インチ MacBook の重量は 1kg を切り、コンパクトで軽い。対して MacBook Pro は従来品と比較して薄く軽くなったとはいえ、それでも 200g 程度。
MacBook はそこから更に 350ml の缶ビール一本分くらい軽い。それを考えると、やっぱり軽いは正義だなぁと思ってしまう。
もしかしたら 2016 年 MacBook もアリかも?と思ってしまう
よく聞くのが 2016年の MacBook は処理能力が大幅に向上しているという話。僕が使っている MacBook は初代の Core M 1.1GHz なので、2016年モデルをてんこ盛りにアップグレードすれば、僕の使い方なら満足できるのではないかとも思ってしまう。
でもそうなると価格的にも大きく変わらず、話題性も考えると新しい MacBook Pro を持ち歩きたい気持ちになってしまう。
結局のところ物欲は買うことでしか収まらない
こうしてぐだぐだと語ったところで、結局のところ物欲はモノを買うことでしか解決できない。現在は注文から出荷までに 1~2週間かかってしまうのでなんとか理性を保っているが、これが 3-4日 とかになってしまったらもう最後。僕は物欲の魔物に飲み込まれてしまうだろう。
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