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気泡ゼロはダメ!不良品ばかりで難しい『Galaxy Note8』のガラスフィルムの選び方

気泡ゼロはダメ!不良品ばかりで難しい『Galaxy Note8』のガラスフィルムの選び方


Galaxy Note8 のディスプレイ保護用ガラスフィルムの選びが難しい……。

先日『iPhone 7 Plus から Galaxy Note8 に買い換えました』という記事で紹介した Galaxy Note8。今回はキャリアによる24回払いなので「高い買い物をした」という意識は薄いが、本体代金は約13万5,000円。新卒の初任給の手取りにせまる価格のスマートフォンということで、ディスプレイを割らないためにもしっかりとディスプレイの保護は欠かせないのでガラスフィルムを購入。

しかし、大きく更に弧を描いている Galaxy Note8 のディスプレイを快適に保護するのはものすごく難しい。とくにガラスフィルムだと「ディスプレイ部分が浮く」「正確にタッチできなくなる」などの弊害があったので、記事として残しておきたい。

 

 

Galaxy Note8 とガラスフィルムは相性が悪く、最適なガラスフィルムを見つけるのが難しい

実際にガラスフィルムを購入し、さっそく Galaxy Note8 に貼り付けてみたのだがガラスフィルムだと「ディスプレイ部分が浮く」「正確にタッチできなくなる」といった弊害に悩まされた。

 

こちらが Galaxy Note8 向けに展開されている一般的なガラスフィルム。エッジディスプレイに対応するために、縁が曲がっているのが特徴だ。ただし、この部分、ちょっとでも曲がったり左右の貼る位置がズレると、ガラスフィルムが浮いてしまい、強く押し込まないタップしても反応しなくなってしまう致命的な問題が。

 

ウリの曲面ディスプレイがアダに。ガラスフィルムが浮く問題

何度も調整して貼り直したところ。ある程度タッチできる程度に左右均一に貼ることができたが、それでもガラスフィルムの形状が完全に Galaxy Note8 のディスプレイに合っていないからか若干浮いてしまっていることが分かる。

そこまでは良いのだが、問題はディスプレイとガラスフィルムの吸着面。

 

タップに反応しなくなる「気泡ゼロ仕様」

通常、多くのガラスフィルムはディスプレイ部分にはシリコン吸着で貼り付けるための接着剤が散布されている。ただ、今回僕が試した2種類のガラスフィルムでは、そのどちらも縁取り部分にのみ接着剤が散布されている。

メリットとしてはホコリが混入しても気泡にならないことだが、デメリットとしては、Galaxy Note8 のようにディスプレイの大きな端末の場合、どうしてもディスプレイ部分とガラスフィルムの間に空間が生まれてしまい、軽くなでるようなタップやスワイプには反応しなくなってしまう。昔の感圧式タッチパネルを彷彿とさせる感触だ。

さらに、ディスプレイとの吸着面がなく、ディスプレイが浮くということは、そこから細かいほこりが混入したり、防水だからといって風呂場に持ち込むと水泡が無数にできてしまう危険性も。実際に水道で洗い流すようにしてみたが、今回は水泡が混入することはなかった。過去の経験上、水に沈めることで水泡だらけになった経験もあるので、引き続きテストしていきたい。

 

↓僕が購入したガラスフィルムの商品レビューでは僕と同じ意見のものばかり↓

 

Galaxy Note8 のウリといえば、付属の Sペンで “まるで紙のようにメモできる” 機能。不思議とこの点についでは問題なく使うことができた。摩擦に関しても素のディスプレイと変わらず、快適な操作ができた。

 

「アマゾンの格安ガラスフィルム」も「家電量販店の高めのガラスフィルム」も中身は同じだった。違いは手軽さと保証


Galaxy Note8 用のガラスフィルムを2種類購入したのだが、基本的にアマゾンで購入した1,000円以下のモノも、家電量販店で 3,000円程度で購入したモノも、中身は同じモノのようだ。

 

某家電量販店で約3,000円で購入
アマゾンで約1,000円で購入

今回は2種類のガラスフィルムを比較してみたが、撥水加工(指紋防止加工)も、フロントカメラの穴のサイズ感や接着剤の散布位置、ディスプレイのドット加工(モアレ防止)にいたるまで、すべて同じだった。「産地直送」か「日本の正規代理店が入るか」の違い程度で、基本的に Made in China とのこと(パッケージに記載)。モノは同じだが、価格差は約3倍。

もちろん仕様にもよるし他にオススメできるガラスフィルムがあるのかもしれないが、僕が検証したモノの仕様は同じ。アマゾンのガラスフィルムを購入し、上記した問題が起きて「やっぱり家電量販店で買うか。安物買いの銭失いとはこのことだ」という流れからの「全く同じモノ」ということで、非常に残念だ。

では違いは何なのか?を敢えて答えると、今回の場合は「30日間保証で1枚までガラスフィルムを交換できる」「日本の家電量販店ですぐ購入できる」「説明書が日本語」というくらい。アマゾンでも返品・返金は対応するので保証についてはどこで買っても変わらないが、まあすぐに手に入るという点と、不良品だったらすぐに家電量販店に駆け込めるというメリットはある。これリコール対象になっても良さそうな気もする。

 

Galaxy Note8 に最適なガラスフィルムの選び方

以上、辛辣なレビューをしてみて、ガラスフィルムは相性が悪いというレビューをしてみた。ただすべてが悪いというわけではなさそうだ。今回の問題点は「気泡ゼロ仕様によるディスプレイの浮き」が致命的な欠点だったため、ガラスフィルムを購入するコツとしては以下が挙げられる。

 

  • 「気泡ゼロ」「気泡レス」の記載がある製品は避ける
  • ガラスフィルムではなく通常のプラスチック製シートを購入する
  • ディスプレイ全面吸着のガラスフィルムを購入する

 

「気泡ゼロ設計 = ディスプレイが浮いてタッチパネルの感度が落ちる」なので、気泡ゼロを謳う製品は避けよう

プラスチック製シートを購入するというのも手だが、一度ガラスフィルムに身体が慣れてしまうと、もうプラスチック製のシートには戻れない。ただ、ガラスフィルムに関してはどのメーカーのモノでも生産元は同じところのようで、基本的には国内製品でもアマゾンの格安製品でも仕様は同じなモノがほとんどだ。現状 Galaxy Note8 に最適なガラスフィルムを見つけるのは難しい。

ただ、色々と調べてみたのだが、やはり僕のような声が多いためか「改良版」として、ディスプレイ全面をシリコンで吸着するガラスフィルムが登場しているようだ。僕自身はまだ試せていないので推すことは難しいが、レビューを確認する限りは一番マシだと思う。試してみたらレビューします。

 

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