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薄いは正義。超薄型で軽いBluetoothマウス『Surface Arc Mouse』レビュー

薄いは正義。超薄型で軽いBluetoothマウス『Surface Arc Mouse』レビュー


ポケットに入れて持ち歩ける薄さ。マイクロソフトの純正の『Surface Arc Mouse』を購入したのでレビュー。「マウスとしての機能性」「持ち運びやすさ」「GPD Pocket との相性」といったところにフォーカスしたい。

薄型でシンプルなマウスを探している人や、出先で気軽に使えるマウスを探している人にとっては便利だと思う。

 

■良いところ

  • 約80gと軽い
  • とにかく薄い
  • レーザーなので反応も良い
  • 本体をパキっとするだけですぐ使える心地よい操作性

 

■悪いところ

  • 機能性の割に高い
  • ジェスチャーなどには対応せずあくまで最低機能
  • シリコン製なのでカラーによっては汚れやすそう
  • ペアリングの台数は1台まで

 

 

なぜ『Surface Arc Mouse』を買ったのか?経緯など

昨年購入した小型の PC 『GPD Pocket』。僕のライフスタイルにはかなりマッチしている端末で、平日仕事がある日は、ほぼ毎日持ち歩く。この GPD Pocket、筐体は小型なのだが、やはりマウスが手元にあった方が快適に操作ができる。

とは言え、せっかく筐体が小さい端末を持ち歩くのであれば、マウスはできるだけコンパクトなものが好ましい。また、トバログ的には筐体と一緒に持ち歩くために、色のトーンをできるだけ揃えたいというものがある。そういった理由から今回は Surface Arc Mouse を選んだ。

 

 

 

左右対称のミニマルデザインの Bluetoothマウス『Surface Arc Mouse』

コンパクトなパッケージを開くと、まず現れるのが Surface Arc Mouse 本体。のっぺりとした未来的なデザインが特徴的だ。

極端に凹凸が少なく、また曲線を帯びていてミニマリズムを感じるシンプルなデザインとなっている。個人的にはかなりこの形状、そして色がツボ。マイクロソフトのロゴの色のトーンも統一感があるのが嬉しい。

機能は最低限で、トラックパッドを搭載するような見た目だが、左クリック、右クリック、上下左右のスクロールしかできない。そのため僕がよく使うジェスチャー機能は、マウス上からは行えない。

このようなマウスにしてはやや高めの 9,698円。デザインにお金を払っているというような感覚。まあ他にデザイン的な選択肢もないので良いのだけれど。

 

Surface Arc Mouse の詳細スペックを確認する
インターフェース Bluetooth 4.1
無線周波数 2.4 GHz
ボタン 右/左クリック用の2つのボタン
スクロール  全面(垂直・水平)スクロール可能
互換性 Windows 10 / 8.1 / 8
PC 本体は Bluetooth® 4.0 以上に対応している必要があります。
サイズ 131 mm x 55 mm x 14 mm
重さ 82.49 g (バッテリー含む)
バッテリー 単 4 形アルカリ乾電池 2 本
バッテリー寿命 最大 6 か月
カラーバリエーション バーガンディ(ワインレッド)、グレー、コバルト ブルー(深緑とかネイビー?)、アクアブルー(くすんだ水色)
  • 読み取り方式: Microsoft BlueTrack Technology
  • 読み取り速度: 1,200 fps で動的に対応
  • 解像度: 1,000 dpi
  • 追跡速度: 最大 30 インチ/秒 (762 mm/秒)

 

ミニマルデザインがお洒落なマウス

Surface Arc Mouse は最低限な機能性で1万円程度とお高いが、デザイン性はピカイチ。これまでの Arc Mouse シリーズのコンセプトを踏襲しつつ、よりミニマルでユニセックスなデザインが惚れ惚れする。

手にとってみるとお分かりいただけると思うが、この薄さがたまらなく良い。最厚部は 14mm だが、最薄部は 5mm 程度だと思う。

 

トラックパッドみたいだけれどジェスチャーには非対応

指でなぞって上下左右のスクロールを可能とするトラックパッド部分は樹脂製。すりガラスのような印象も受けるが、やはり耐久性を考えてのことだろう。

なお、ペアリングする際なんかには、この部分に埋め込まれた白色 LED が発光するので小洒落た感じに。

ジェスチャーさえできれば完璧だったのだけれど。残念。

 

もちろんこの薄さにホイールを搭載するはずもなく、当たり前のようにブルートラックマウスとなっている。つまり青色 LED を用いたレーザーマウス。このおかげで、ガラスのテーブルとか膝の上とかでも快適に操作ができる。

なお、上下に滑りやすくなるようにプラスチックの部品を組み込んでいる。これにより、さらさらとなめらかな操作性を実現している。

 

バッテリーではなく単4電池駆動

電源は単4電池2本駆動。バッテリーライフは公称約6ヶ月間としているが、これはもちろん自分の使用頻度によって大幅に変わってくる。多分普通に毎日使う人であれば2~3ヶ月程度持てば良いほうだと思う。

表面にはまったくボタンなどを感じさせないデザインとなっているが、裏面には一箇所だけボタンが備わっている。これは Bluetooth のペアリングを行うためのボタン。普段はあまり使わない。

 

パキっと折り曲げればすぐに電源ON

Surface Arc Mouse をパキっと折り曲げると、すぐに電源がオンになって使える状態になる。電源のオンオフが分かりやすく、なおかつ誤作動が起きにくいという点で嬉しいポイント。

なお、折り曲げた状態でも、ボディのシリコン部分が蛇腹とかたるんだりせずに、すらりと丸みを帯びているのが、またそそられる。

 

実際に一ヶ月間使ってみての Surface Arc Mouse レビュー

ここまでは筐体のレビューをしてみたが、ここからは僕自身が実際に使ってみた感想をつらつらと書いてみようと思う。

 

  • 薄いは正義。持ち運びがとてもラク
  • カバンの中でも場所を取らない
  • ミニマルデザインが良い感じ
  • 操作性良好。遅延はほぼ感じないし、細かい操作もなんのその
  • ただしジェスチャー機能が使えないのは痛い
  • OS の問題かスクロールはややもたつく印象

 

使ってみた率直な意見はこんな感じ。デザイン面は筐体レビューで長々と触れたので、操作感などを。操作感は、びっくりするくらい良好(まあ最低限の機能性かつ純正品で高いので当たり前だが)。

Adobe の写真管理ツール Lightroom での細かい色温度とかの微調整も、やっぱりマウスによっては操作のしやすさが変わったりするのだが、Surface Arc Mouse はとても良い。僕が普段使ってる『Logicool MX Master 2 Wireless Mouse』にはグリップ感は劣るものの、遅延や精度などは同等であると感じる。

また、マウス自体が薄くて軽いので、操作感も軽いし良い感じ。細か~い調整を PC 上でやる際には、若干片面を浮かしながら操作すると、思い通りに動かせる。

ただ、問題はスクロール。もちろん Surface Book やその他ラップトップ PC のトラックパッドと比較すると快適そのものなのだが、やはり MacBook のぬるぬる感には及ばず。まあこれはマウスの問題というよりも、Windows という OS の問題なのかもしれない。

いろいろと書いたが、基本的には薄くて軽くてお洒落なので気に入っている。

 

まとめ

こんな感じで Surface Arc Mouse をレビューしてみた。GPD Pocket を所持している人にとっては、色合いだったりサイズ感というところからぜひとも手に入れたいマウスではあるが、ネックなのが価格と機能性。

ジェスチャーはそんなに使わないし、デザインをとにかく優先したいという人であれば、買って損はまず無いと思う。けっこう品薄で家電量販店では売り切れの店舗も多いので、欲しいときが買い時だ。

 

 

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