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艶やかさと立体感、解像度がまるで違う。有線イヤホンとポータブルデジタルオーディオプレーヤーの世界

艶やかさと立体感、解像度がまるで違う。有線イヤホンとポータブルデジタルオーディオプレーヤーの世界


ボーカルが耳元で囁いてるような、そんな感覚。

Bluetooth ヘッドホンとスマートフォン経由の Spotify で音楽を聴くようになって久しい。また、自宅ではスピーカーに接続して音楽を聴いているものだから、有線イヤホンとポータブルオーディオプレーヤーの組合させの音を忘れていた。

「そういえばどんな音だっけ」と、久しぶりにこの組み合わせで曲を聴いてみたのだけれど、音の解像度の高さと立体感、そのリアルさから、まるで耳元で囁かれているような音に驚く。

なんてことはない音楽再生の環境なのだけれど、久しぶりに感動してしまったので記事にしてみた。

 

 

オーディオの世界。有線イヤホンとオーディオプレーヤーで高解像度で立体感のある音を愉しむ


僕は普段、「Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』レビュー」で紹介している Bose のノイズキャンセリングヘッドホンを愛用している。スマートフォンは Galaxy Note 8 で、音源は Spotify だ。「音が良くない」と言われてきた Bluetooth ヘッドホンだけれど、最近は技術も高くなりそれなりに良い音で音楽が楽しめるように。十分に満足できる環境だったので、しばらくはこの環境に耳が慣れていた。

 


そしてこちらが僕がこれまで使ってきたポータブルオーディオプレーヤー『FiiO X5』。2014年に発売となった中国メーカーのオーディオプレーヤーで、5万円程度(実売2~3万円)と安価ながら高音質ということで知られる。

 

 

そしてイヤホンは『ボーカルの息遣いに緊張した Klipsch のイヤホン Image X10|トバログのモノ語りNo.006』でも紹介している米国の老舗オーディオメーカーであるクリプシュ社のイヤホン。今使っているのは『X11i』というモデルだ。クリプシュのイヤホンは高校時代から愛用していて、小型ながらフラットで厚みのある音を奏でてくれるのが特徴。最高。

 

 

音源は FLAC(フラック)。無圧縮のため高解像度の音を楽しめるということで、オーディオが好きな友人のすすめでこの形式で聴いている。CDをレンタルもしくは購入し、PCに取り込んでからこの形式に変換している。

【Mac】CDからFLAC形式の取り込み&カバー画像取得もできる『X Lossless Decoder(XLD)』

 

この環境をカメラで例えてみると……


オーディオ関連の話は僕もそんなに詳しくないので、カメラの機材に例えてみる。オーディオプレーヤーがカメラ、イヤホンがレンズ、音源が画像データの形式という感じ。

 

  • FiiO X5:安価で軽量ながら音質が良いオーディオプレーヤー。一般的な認知度は低いので、カメラでいうとシグマの sd Quattro 的なイメージ
  • X11i:老舗海外メーカー『Klipsch社』製のイヤホンで、小型ながら解像度が高い点が特徴。イヤホンにしてはちょっと高めなのでツァイスの Loxia シリーズ的なイメージ。
  • FLAC音源:無圧縮なので写真データでいうと RAW。

 

ちょっと分かりづらいかもしれないが、立ち位置や有名度、ブランドの方向性的にはこんなイメージを勝手に持っている。なにを言っているかは理解らないと思うけど、派手さはないが価格の割に堅実でしっかりしていることを表現したい。

ちなみにカメラのマウントに相当するイヤホンジャックは、ポータブルデジタルオーディオでいうとほとんどが 3.5mm で同じなので、幅広く遊べる。

 

濃厚で艷のある音づくりがたまらない、が沼も深い。

ここしばらくは Bluetooth 接続でスマホとヘッドホンで音楽を聴いていたが、餅は餅屋とはよくいったもので、さすがにオーディオメーカーが仕立てたオーディオプレーヤーとイヤホンで音を聴くと、スマホ再生との違いに驚く。

音の立体感と厚みが心地良く、息遣いや存在感までも感じられるほど。僕が所持しているエントリークラスの機材でもこの感覚なので、もう少し高いプレーヤーとイヤホンを使えばもっとすごいんだろうなあ。

 

ちなみにこの組み合わせでよく聴く曲はテルーの唄で有名な手嶌葵が歌う曲。高音の伸びと厚みのある声とそのクリアさを、高解像度かつ立体的な音で楽しむことができる。

created by Rinker
Yamaha Music

 

あとはピアノの打鍵音も心地良くて、辻井伸行氏の曲をよく聴いている。クラシックはあまり分からないのだけれど、心地よい。

 

耳の形に型を取って作るカスタムIEM(ミュージシャンが装着しているイヤホン)はもちろん、マニアになると自宅にオーディオ専用の電柱を立てたり、一番ノイズが入らずにクリアな音を楽しむために電力会社を選ぶ人もいるほど。カメラと同じでこちらも深い沼です。

 

↓高いポータブルオーディオプレーヤー。スマホの普及に伴いオーディオ業界も高価格帯のモデルの売上が伸びているそうだ。今年の冬にはソニーが100万円を超えるオーディオプレーヤーを発売するとのこと。

 

 

まとめ

「音楽は暇つぶし程度に聴ければいいや」と思っている人も少なくないとは思うが、実際にこうして専用のプレーヤーで音楽を聴いてみると、面白い世界が待っている。

僕はまだまだ沼が浅いが、現状より良い環境で音を聴いてしまうと後戻りはできなくなりそう。でもこのリアルさはたまらない。

この記事を書きながら、以前試聴したカスタムIEMに度肝を抜かれたことを思い出した。近々 eイヤホンに足を運んでみようかな。