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Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』レビュー

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』レビュー

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』つい先日、Bose(ボーズ)のヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』を購入した。ノイズキャンセリング機能搭載の Bluetooth ヘッドホンで、「OK Google――」でお馴染みの Google アシスタントを呼び出せる唯一のヘッドホンを2週間ほど使ってみたのでレビューしていきたい。

■良いところ

  • 世界初の Google アシスタント対応ヘッドホンでスマホとの連携が便利
  • 音質はクリアで綺麗
  • ノイズキャンセリングが便利で集中しながら作業する際に最高
  • シンプルな外観

■残念なところ

  • 前モデルとの違いが Google アシスタントに対応したというだけで基本性能は変わらない

Bose(ボーズ)のヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』について

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』を手に持っているところ
QuietComfort 35 wireless headphones II』は、ボーズが11月27日に発売したノイズキャンセリング機能搭載の Bluetooth ヘッドホン。世界で初めて Google アシスタント(Google の音声検索 AI、Siri のようなもの)を呼び出すことができ、まるで耳元にアシスタント(秘書)がいる感覚を味わえる。”世界初の Google アシスタント対応” ということで話題になった。

音質やノイズキャンセリング搭載という点、バッテリー持ちなど基本性能は前モデルと同じ。違いとしては「アクションボタン」を搭載するという点。価格は約3万9,000円ほど。ヘッドホンに4万円というと、一般的に考えると高級な価格帯。

僕がこのヘッドホンを買った理由

これまで、イヤホンならクリプシュの『X12i』を使い(今もデスクワークとかで愛用)、パロットのノイズキャンセリングヘッドホンを愛用していたのだが、ヘッドホンの方が酷使しすぎてボロボロになってしまっていた。

とてもお洒落なのだけれど、そろそろヘッドホンも新しいモノに買い換えたいと思っていたタイミングで、ボーズから前モデルと価格据え置きで「世界初の Googleアシスタント搭載ヘッドホン」が登場。やや値段が高く迷ったところもあったが、この前日にビットコインの価値が上昇したため、思い切って購入。

最近 Google Home だったり、音声検索などにも興味が出ていたため、どのくらい使えるのだろうという興味もあったし、今のうちから慣れ親しんでおきたいというのも手伝った。単純に音楽を楽しむのではなくマルチに活用できるのは魅力だ。

『QuietComfort 35 wireless headphones II』の機能的なところとかスペックとかレビュー

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』のイヤーカップGoogle アシスタント搭載というところにばかりフォーカスしがちだが、QuietComfort 35 wireless headphones II はヘッドホンとしても機能性が高く、高性能なノイズキャンセリング機能を搭載していたり、ハンズフリー通話なども可能。

■QuietComfort 35 wireless headphones II の基本性能

  • サイズ:17 x 8,1 x 18(cm)
  • 重さ:約230g
  • バッテリー:ワイヤレス時最大20時間(15分の充電で2.5時間)、有線時40時間
  • カラー:シルバー、ブラック

3段階の調節ができるノイズキャンセリング

『QuietComfort 35 wireless headphones II』のノイズキャンセリングマイク
電源スイッチを入れるとノイズキャンセリング機能がオンになり、周囲の雑音を消してくれる。ノイズキャンセリングは、ヘッドホンに搭載しているマイクから聴こえてくる雑音に対して真逆のノイズ信号を発信することで雑音を打ち消すというもの。カフェで作業するときとか、職場でちょっと集中したいときなんかにとても便利。

このヘッドホンではなく前に使っていたノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンの話だが、その時には「家に泊めた友人のいびきがうるさくて眠れないとき」「ネカフェやバックパッカーズホステルなどに泊まったときの騒音防止」などに一役買ってくれていた。

どんなシーンでも使えるのでノイズキャンセリングヘッドホンは一つ持っておくと幸せになれるかも。

さらさらアルミが美しい筐体

Bose のノイズキャンセリングヘッドホンのアルミ素材

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』を装着したところ実際に身に着けてみたところ。アルミ製でさらさらのイヤーカップ。高級感のある筐体が美しい。スーツなどのフォーマルなシーンや、ちょっときれいめな服装によく似合う。

イヤーカップに耳がすっぽりと収まるので、寒い冬の早朝でも暖かいし、耳も痛くならないのが嬉しい。米国メーカー製のヘッドホンだが、典型的な日本人の僕が装着しても違和感がない。

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』の内側イヤーパッド(イヤーカップの耳に当たる部分)は『シンセティックプロテインレザー製』。かっこよく聞こえるが、つまるところ合皮ということ。ただし耳触りはかなり良く、クッション素材もやわらか。側圧も低めなので、まさにデスクワークや帰省など長時間着けっぱなしでも耳や頭が痛くなりづらい。

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』の頭部分筐体上部はアルカンターラという高級ファブリック素材。ポルシェとかのシートにも使われる。ちなみに僕が愛用する「高級感ある起毛素材が格好良い。Galaxy Note8 用の『アルカンターラカバー』レビュー」と同じ素材とカラーなので、ガジェットコーデはいい感じ。

新たに搭載となったアクションボタン。Google アシスタントやノイズキャンセリングの操作が可能

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』のスイッチ「OK Google――」を可能にするアクションボタンは、左側のイヤーカップの後方に。右側のイヤーカップには再生、停止ボタンと音量ボタンなどが備わっている。

やはり注目したいのはアクションボタン。スマホと接続して設定すれば「OK Google」と声をかけなくても、ボタンを押すだけで音声操作が可能となっている。音楽をかける以外にも今日の予定や天気、行きたい場所までどのくらい?などができるため、まさに耳元にアシスタントがいるといっても過言ではない。

ちなみに Google アシスタントを使わない場合はノイズキャンセリングの調節ボタンとして使用可能。また iPhone などに接続する人も多いとは思うが、再生ボタン長押しで Siri を呼び出すことも可能だ。Google アシスタントのある生活など、詳しい使用感は下記で紹介している。

バッテリーライフは約20時間。充電しながらは使えないけど急速充電対応

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』のGoogle アシスタント呼び出しボタン下部には有線のイヤホンジャックを挿すポートがあるため、Bluetooth 接続に対応していない端末と接続する場合でも、有線で接続できる。Bluetooth 接続時のバッテリーライフは約20時間だが、有線だとノイズキャンセリングをオンにしていても40時間もバッテリーが持つ。

1日8時間、5営業日使って一週間持つ計算になるので、オフィスで使うという人にとっても良さそうだ。余談だが、このヘッドホンは電源をオンにしたときにバッテリー残量とどの機器に接続しているかを話してくれる。これが地味に便利で、「あ、充電しなきゃ」という気持ちになるので、今のところ充電を忘れるということはない。

一週間ほど仕事中や通勤時間で使ってみたが、基本的には週2~3回の充電で済んでいる。充電しながら使用することはできないが、15分ほどの充電で 2.5時間の連続使用が可能。さらにモバイルバッテリーでの充電もできるので、旅先でも安心して使うことができる。

Google アシスタント対応の『QuietComfort 35 wireless headphones II』が耳元にある生活

QuietComfort 35 wireless headphones II を購入してから、毎日持ち歩いて使っている。やはりノイズキャンセリングは便利だし、耳栓代わりにもなるのは便利だ。また、個人的な意見だが、装着している感じも最高に格好良いと感じる。

Google アシスタントは使えるのか

Bose のノイズキャンセリングヘッドホンアプリ

  • Google アシスタントは出先だとやっぱり恥ずかしい(反応しないとなおさら)
  • 人通りが激しい場所やノイズの多い空間だと話かけても認識しないことも
  • ただし通知が鳴ったときにアクションボタンを押すだけでメッセージなどを読み上げてくれるのは便利

正直なところ、実際にはそこまで活用できていない。そもそも音声検索に慣れた生活をしていないので、どんな言い回しで話しかければ良いかなどが明確になっていないところもある。天気やニュースの読み上げなどもそこまで必要ではないし、あとは日本語の機械音声もまだまだイントネーションなどに違和感がある。

また、騒音が多い外などでは「音楽かけて――」と話しかけても反応しないことも多々ある。そんなときに反応してくれないというのはけっこう恥ずかしいし、何回も「音楽かけて!」とか話しかけるのもなんだかダサい。

ただし、移動中とか仕事中に通知が鳴った際、わざわざスマホをポケットから取り出さずになんの通知なのかを知ることができるのは嬉しいポイント。「Slack、○○さん、✕✕の件ですが――」などを音声だけで把握できるし、音声で簡単な返信くらいならできるは便利(感覚的には留守電みたいな感じ)。

『QuietComfort 35 wireless headphones II』の音質はどう?

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』とスマートフォン

  • 音質はクリアで綺麗。低音がちょっと強めな感じもあるが、オールマイティーになんでも聴ける
  • ノイズキャンセリング& Bluetooth はやはり良い。耳に着けるだけで満員電車も静寂に

個人的に音質はなかなか良いほうだとは思う。高音の伸びも綺麗だし、ノイズキャンセリング機能も相まってペンタトニックスや手嶌葵など、歌声がメインの曲などはメリハリがハッキリとしていて聴いていて心地良い。

Bose だけあって、低音はやや強めな印象。僕はあまり低音が好きなわけではないのでここは音楽再生アプリのイコライザーなどで調整している。割りとバランスの取れた音なのかな~という印象。ただし、Bluetooth やアクションボタン、ノイズキャンセリング性能を含めたうえで 4万円という価格なので、ヘッドホンの単純な性能としては2万円前後のものくらいだと思う。

純粋に「趣味として良い音をじっくりと楽しみたい」というよりも「スマホと接続して良い音をカジュアルに楽しみたい」という人にオススメだと感じる。

まとめ:『QuietComfort 35 wireless headphones II』は買いか

Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』とヘッドホン
QuietComfort 35 wireless headphones II のウリは、やはり Google アシスタント搭載という点だろう。自分の耳元にアシスタントが居るという感覚が味わえるのはなんとも楽しいし、まだ Google アシスタント搭載のヘッドホン(イヤホンしかり)がほとんどないので、未来を味わいたいのであれば十分に購入するのはアリだと思う。

ただし、基本性能はこれまで発売されていた『QuietComfort 35 wireless headphones』とまったく同じ。僕は前モデルを所持していたことがないので音質の比較レビューはできないが、価格コムなどの口コミを読んでいると、音質や装着感、ノイズキャンセリングの性能に変化はない。

Google アシスタントを使いたいというわけでなく、単純に音楽を楽しみたいという人であれば『QuietComfort 35 wireless headphones』でも十分だとは思うが、新品の場合、アマゾンでの価格差は1000円ほどなので、どうせなら新しい方を買いたいところ。

Bose QuietComfort 35 wireless headphones II ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン Amazon Alexa搭載 ブラック
BOSE(ボーズ)