胸ポケットに入る2TBの大容量。ポータブルSSD『Samsung 外付けSSD T5』レビュー


胸ポケットに入る大容量ストレージ。

昨年の今頃「スマホでも使える、小さくて軽い名刺サイズのポータブル SSD『サムスン T3 500GB』レビュー」という記事を書いて1年が経った。

名刺よりも小さく、51g( iPhone XS Max の約 1/4 の重さ)の外付けポータブルSSDは最高で、旅先での SDカードのバックアップやスマホと PC間でのデータ移行などに便利だ。

そして最近「旅にも出掛けることだし、やっぱりメインで使うストレージも SSD が良いなあ」と思っていたところ、当時10万円近くしていた 2TB の SSD がなんと 6万円程度で購入できることを知り、海外に行く前のタイミングで購入。やっぱり最高なのでレビューしておきたい。

 

■Samsung 外付けSSD T5 2TB のココが良い

  • 名刺よりも小型で胸ポケットに入るサイズ
  • 51g と iPhone XS Max の 1/4 の重さ
  • USB Type-C 端子のため充電ケーブルでもデータ転送が可能

 

■Samsung 外付けSSD T5 2TB のココが残念

  • カラーが1色のみ(容量別にカラー分けがある)
  • とにかく高い。HDD の約5倍の価格
  • 最大でも2TBまでの展開なのでそれ以上のバックアップなどは難しい

 

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サムスンのポータブルSSD『Samsung T5 2TB』レビュー


こちらがサムスン電子のポータブルSSD『Samsung T5 2TB』。250GBから2TBと大容量ながら、胸ポケットに収まるサイズで51gと超軽量な点が特徴。USB Type-C 端子を搭載しているため、MacBook Pro や Galaxy Note9 などの Android スマホと接続してデータ転送も可能だ。

また転送速度も速く、僕がこれまで使用していた T3 の最大転送速度が「450MB/s」だったのに対し、T5 は最大で「540MB/s」。1GB の動画ファイルが2秒で転送完了してしまうスピード感。もちろん枚数の多い写真データはもう少し時間がかかるものの、HDD と比較するとかなり速い。

デメリットとしてはやはり価格。2TB だと6万5,000円〜7万円、1TB モデルでも3万5,000円ほどなので、「バックアップ用のストレージ」として比較対象となる HDD と比べると価格差が激しい(ポータブルHDD だと 4TB が1万3,000円台)。

 

3年間の保証とともに付属しているのは USB Type-C to C ケーブルと USB Type-C to A ケーブル。ひとまずどんな PC でもすぐに使える状態でパッケージングされている。

 

ポータブルSSD は小型なのでどこにでも収納できる


小型なのでこんなふうにガジェットポーチにもサッと入る。また耐衝撃性もあり 2m からの落下試験にも耐えているとのこと。専用のケースに入れずとも、こんなふうに雑多な感じで収納できるのが嬉しい。

 

USB Type-C 接続なのでアダプタなしで MacBook Pro に接続可能


USB Type-C 端子でのデータ転送なので MacBook Pro ともアダプタなしでシームレスにやり取りが行えるのが嬉しい。

 

2TB モデルを買い増しした理由

  • 海外に1カ月間行く予定があり写真データをバックアップしておきたかったから
  • 512GBストレージの PC もまるごとバックアップを取りたいから
  • 転送速度が速くガジェットポーチにも収納できるから

 

「なんで 2TB モデルを買い増ししたの? 」というとこんな感じ。以前旅先でポータブルHDDを壊してしまったというトラウマもあって「写真データくらいは大容量SSDに保存しておきたいなあ」という思いもあったが、さすがに6万円台のストレージは簡単に買えなかった。

しかしオーストラリアに1カ月も行くとなると、さすがにPCのバックアップを考えると500GBじゃ足りないし、どうせなら一番大容量のモデルが欲しいということでこちらを購入した。

「SSDのケースを購入すれば2.5インチ型の SSD が安く使える」という声もありそうだけれど、やっぱりガジェットポーチに気軽に入るサイズ感というのはとても便利。忘れることはほとんどないし、持ってきたか持ってきてないかを考える必要がまったくない。今のところは買って良かった。

 

T5 のスペックと転送速度について。過去モデルの T3 と比較してどう変わったか

  • 転送速度(最大):540MB/s
  • インターフェイス:USB3.1(Gen.2、10Gbps)
  • コネクタ形状: USB Type-C
  • サイズ:74 x 57.3 x 10.5 mm
  • 重さ:51g(ケーブルなし)
  • 保証:3年限定保証

 

一応スペックにも触れておくとこんな感じ。インターフェイスが第2世代の USB 3.1 に対応し、転送速度も T3(過去モデル)の「450MB/s」から「540MB/s」と速くなっている点が特徴だ(ベンチマークなどは後述)。

正直なところ、僕の環境では体感はほとんど T3 と変わらないレベルだが、より速くなっているというのは嬉しいポイント。

またカラーリングもツートンカラーから一色(250GB と 500GB はブルー、1TB と 2TB はブラック)となり、形状やサイズ、重さはほぼ変わらないものの、外観の変化はカラーのみ。

個人的にガジェット類はホワイト系かシルバー系で統一しているため、できればそういった色があったら嬉しかったのだけれど。

 

公称最大値ほどではないが速い! ポータブルSSD T5 の転送速度について


ベンチマーク上の転送速度はこんな感じ。今回は付属の USB Type-C ケーブルを使用した。最大転送速度を出すことはできなかったが、これだけの速度がでればまず問題ないはず。

個人的には「MacBook Pro の充電用ケーブルと SSD のデータ転送用ケーブルを1本にまとめたい」という思いがあるが、MacBook Pro に付属しているケーブルだと USB 3.1 には対応していないためやや遅い。

MacBook Pro を充電 + 快適なデータ転送にするために Thunderbolt 3(最大40Gbpsのデータ転送が可能な)ケーブルを買おうと思っている。

 

 

iPad Pro に接続はできるか?


USB Type-C 端子でのデータ転送ということで、iPad Pro ユーザーが気になるのは「もしかして iPad でもデータのやり取りができる? 」という点。結論から言うと記事執筆時点で iPad Pro は外部の SSD とのデータのやり取りはできない(基本的に外部ストレージの対応はしていない)。

他のポータブル SSD はアプリなどで将来的に可能になるかもしれないが、T5 に限って言えば Android OS でも専用のアプリが必要となるため、iOS でアプリがローンチしない限りは難しそうだ。

現状、SSD はなかなか見つからないものの、アマゾンで「SDカードのバックアップもできて iPad や iPhone とのデータ連携もできる Wi-Fi 機能付きポータブルHDD」なら発見できた。SSDが対応するまではこうした製品を使うのが良いかもしれない(但し僕自身は使ったことがないのでどういうふうにできるかは不明)。

 

まとめ


こんな感じでサムスンのポータブルSSD『T5』をレビューしてみた。1年間、ほぼ毎日500GBモデルを持ち歩いてみて「これは6万円出してでも 2TB モデルを買う価値がある」と感じて購入。

他社からもポータブルSSDはいくつか売られていると思うが、個人的には T5 はデザイン的にもスタイリッシュで、なおかつ転送速度も安定していると感じる。

時代はクラウドストレージという流れはあるものの、大量の画像データや動画はまだまだローカルストレージを使った方がスピーディだし、通信環境が悪くても使えるのが魅力。「そういえばうちの HDD もう5年前のだし、そろそろ買い換えようかな」と考えている人はぜひチェックしてみてほしい。

 

▽今回紹介している 2TB モデル

 

▽ちょっとした旅行時の一時バックアップに。250GB なら1万3,000円くらい

 

▽500GBなら1万5,000円ほどなので一番コスパが良い

 

▽バックアップもデータの保管も……と考えるなら 1TB が落とし所かも?