左利きでも万年筆を愉しむ。ラミーのサファリが『左利き用のペン先(ニブ)』で生まれ変わる

しばらく前に、お世話になった取引先からいただいた LAMY(ラミー)の万年筆『Safari(サファリ)』。文具好きな先方が、僕がきっと気に入るはずと贈ってくれたのだが、右利き用(僕は左利き)で上手く扱えず、引き出しに眠ったままだった。

万年筆に左利き用のモデルがあることは前から知っていたのだが、最近になって「右利き用のペン先(ニブ)を左利き用に換装できる」ということを知り、さっそくアマゾンで購入。

同じような悩みを抱える左利きも多いと思うので、記事として紹介しておきたい。

 

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左利きと万年筆の関係


右利きの人には経験がないと思うが、左利きが万年筆を使うと、引っかかって紙が破れたり、インクが出ないという現象が起こる。これは文字を書く際、右利きは引くのに対し、左利きは押しこむという動作になるから。

そのため、とてもじゃないけれど「置くだけですらすら書ける」という書き味は、左利きにとっては味わいづらいのだ。

もちろん左利き用の万年筆も売られていることはあるが、カラーなどが限定的だったり、必ずしもお気に入りの一本が見つかるとは限らない。左利きの多くは、右利きの万年筆だけを使ってみて、その書きづらさに諦めたことだろう。

 

ラミーのサファリは右利き用の万年筆でも「左利き用のペン先」が使える

上記のとおり、しばらくはいただいた万年筆を持て余していた。しかし撮影の小道具として使った際に「左利き用の万年筆があるのなら、左利き用のニブも単体で売っているのでは? 」と思い、アマゾンで検索したら見事にヒット。

左利き用のニブは本来は日本未入荷だが、並行輸入品が1,500円程度で手に入った。

ちなみに太さは右利き用の M と同じくらいだそうだ。本当は F が欲しいところだが、左利き用があるだけマシかもしれない。

 

 


見た感じだと何も違いが分からないが、わずかにペン先の膨らみの方向が異なるような印象を受ける。

ペン先ってどうやって外すのだろうと思いながら、とりあえず引っ張ってみるとすぐに外れた。カチッと付け替えるだけで、左利きに最適化された最高の万年筆になった。

 


実際に書いてみたところ。これまで引っかかってまともに書けなかった万年筆が、さらさらとペンが紙の上を走る姿に感動。

日本語の場合カクカクとした漢字が多く、左から右へとスライドする動作が多いため、おそらく右利きほどサラサラ書けるわけではない(たまに右手で試し書きするから分かる)が、それでもこれだけ快適に書けるのは本当に良い。いつも使うペンの1つとしてラインナップできそうだ。

 

まとめ:思い入れのある万年筆を左利きでも使う

こんな感じで、ラミーのサファリは「左利き用のニブ」を購入すれば右利き用のモデルでも使えるようになるという記事を書いてみた。

僕自身はそこまで文房具に詳しいわけではないが、お世話になった人は「鳥羽さんはガジェットが好きだから、きっとこの万年筆も気に入る」と、わざわざ文具店まで出向いて選んでくれたそうだ。そこまでしてくれたのだから、ずっと使い続けたい。

また左利き用の万年筆は数あれど、「この万年筆を左利きが使いたい」というニッチなニーズに応えてくれているラミーに感謝したい。