知り合いが東京下町の工房で作っている「江戸硝子(えどがらす)」。東京の指定伝統工芸で、江戸時代から受け継がれる製法から、新しい技術を用いたガラス食器までさまざまなモノがある。
今回はハンドメイドながら良心的な価格で展開する『富硝子(tomi Glass)』から「トバログさんもぜひ使ってみてください」と、数点の食器やグラスをお送りいただいた。
僕は全然ガラス食器や製法に詳しくないけれど、実際に使ってみて「品質も高いし細かいところのこだわりがすごい」と感じたので、トバログでも簡単に紹介してみたい。
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江戸硝子のガラス食器
今回送ってもらって実際に使ったのは上記。フルーツやちょっとした惣菜を乗せるのに良さそうな食器から、お酒を嗜むのに適したグラスなど数点。僕が普段自宅で使っている食器とは異なり、ちょっとした遊び心を感じるデザインなのが面白い。
「江戸硝子」というとなんとなく高そうなイメージがあるが、1,000円〜と意外にリーズナブル(もちろん高いのもあるけど)。なおこの江戸硝子に切り込みを入れたモノが「江戸切子」となるようだ(そちらは高い)。
富硝子について
富硝子は僕も昔住んでいた亀戸にある企業で、昭和23年創業の老舗ガラス製品メーカー。有名企業のOEMを手掛けるほか、『Tomi Label TOKYO』といった自社ブランドも展開する
ガラスの風合いが涼しげな皿『うきよ』
富硝子が展開する「うきよ」シリーズは、カラフルかつ涼しげな印象のガラス食器。ガラスの種を遠心力で飛ばして作る「スピン製法」で1つずつ作るそうで、まったく同じモノはできない一点物だそうだ。
醤油や薬味入れとして使える豆皿や浅鉢はもちろん、日本酒用の酒器セットなどもラインナップされている。価格も1,000円〜からあるので、自宅用としてはもちろんプレゼントにも良さそうだ。
我が家ではこんなふうにフルーツや小ねぎを盛り付けてみた(花ボウル / 1,600円)。デザインが涼しげなので、夏にそうめんとかを入れても良さそう。
スワロフスキーがアクセントのフルートグラス
らせん状にスワロフスキーを散りばめたフルートグラス『スパイラル』。通常スワロフスキーは裏面からみると銀色になっているが、このグラスは裏からみてもきれいな透明になるように特注のスワロフスキーを使っているそうだ。
シャンパンを注いだ際に、細かい泡が上っていくのに沿ってらせんのスワロフスキーが輝いてみえるため、より高級感を感じる。
グラスの飲み口には「筆巻き」という技術を用いており、金を含有した高級なインクを使っているとのこと。これすべて手作業だそうで、上手く塗るには高い技術が必要らしい。
余談だが個人的にはフチが薄いフルートグラスが好き。その方が舌触りが良いからなのだけど、一般的に薄いフルートグラスはけっこう高い。
価格はペアで7,000円とやや高級ラインだが、これだけ薄く高級感のあるグラスと考えると割とリーズナブルな気がする。
ピルスナービールを飲むならビアグラス
プレゼントとして人気が高いというビアグラス『封ろう』。すりガラス調のデザインで、スワロフスキーを用いた封ろうプリントがおしゃれ。ピルスナータイプのビールをよく飲む人には嬉しい。
ちなみにこの封ろうのプリントは、墨田区にある工場で一点ずつ手刷りしている。ガラスの粉を焼成して貼り付ける「ガラスエンボスプリント」と呼ばれる手法を用いてるそうだ。
自宅用のビールサーバー『ホームタップ』でビールを注げば、なんとも食卓に彩りのある楽しい空間に! このグラスはペアで3,300円。ビール飲みにプレゼントしたら喜ばれそうだ。
ゴルフ好きなあの人に贈りたい『ゴラス』
貴族がゴルフをするようすをモチーフにグラスを作ったという『ゴラス(ゴルフグラス)』。スワロフスキーをゴルフボールに見立てた遊び心も良い感じ。
ハイボールからビールまで、何を注いでも香り高く飲めるのが嬉しい。僕は黒ビールもけっこう好きなので、ピルスナー用のグラスではなくゴラスで楽しんでみることに。なかなか良い。
僕自身はゴルフをしないのだけれど、例えばゴルフをする友人や親にプレゼントしても良さそう。うちは父がゴルフ好きで、最近は地元の大会で優勝して新聞に載るなど楽しんでいるようなので、父にプレゼントしようと思っている。
まとめ
こんな感じで『富硝子』のガラス食器を簡単に紹介してみた。僕は基本的に無印良品や IKEA の食器を使っているのだけど、ときどきこういう彩りや遊びを感じるグラスなんかを食卓に混ぜても面白いなあと感じた。
「食事の印象は食器で変わる」って聞いたことがあるけれど、これにハマっていくと料理も楽しくなっていくんだろうなあ。まあ今回はさらりとした紹介だが、気になった人はぜひ『富硝子(tomi Glass)』をチェックしてみてほしい。
↓容量は小さいけど僕はこれも使っています