前回は物欲が刺激されるモノには物語ってありますよね~という趣旨のコラムを書いたが、途中からフロー状態で書いていたので、結果的にはブロガーとかマーケティング的なはなしに落ち着いてしまった。
今回はどちらかというと「トバログってよくモノ買うけど、どういう基準で買ってるの? 」という趣旨のコラムを書いてみよう。『買ったモノ』でも報告しているように、毎月けっこう色々なモノを買っている。モノの選び方とかコツとかそういった質問は LINE@ だったり SNS などでもよく聞かれるのだけれど、とくにちゃんと回答したことがなかったので、せっかくだから記事にしてみようと思う。
僕がモノを買う基準として(無意識に)大事にしているのが「買ったことでどう生活が変わるか」「機能性は十分か」「デザイン的に好みかどうか」という3点(3点でまとめるのはコンサルみたいだけど、分かりやすい)。まあ「うわっ! なにこれ欲しい! 」と気持ちが先走ることが多いのだけれど、基本的にはこの3点のどれかしらで惹かれていることが多いようだ。
まずは「買ったことでどう生活が変わるか」というところ。例えば iPhone ならば「カメラが良い(からインスタにアップする写真の質が上がってハッピー)」だし、カメラのレンズながら「ボケ感が面白い(から写真を撮る日々が楽しい)」という感じ。旅行のスケジューリングとか遠足の前の日のようなわくわく感が楽しい。もし欲しいモノがあるのなら、手に入れたあとに「どんな生活が待っているか」が想像できるモノを優先して買うと、後悔しない買い物になりやすい。
2点目は、もうガジェット好きの性というか、癖のようなものなのだけれど「機能性は十分か」というところ。僕らのように欲しいモノがあったらとことん調べたくなるタイプの人は、調べているうちに「これは何g軽いな」「これはスペックとコスパを考えるとこっちのが良いな」となりがちだ。
例えばレインコートならば、当初は1万円が予算だったのに、ゴアテックス素材で防水性能と透湿性が高いモノが欲しいとかこだわりたくなって、いつの間にか4万円とかになっていたりする。まあ基本的にどんなモノでも上を見れば高価かつ機能性が高いモノが多いのだけれど、上を見ればキリがないので、だいたい2万円か3万円程度のレインコートに落ち着く。
最終的には日割り計算でコスパの良いモノ(1日数円だから実質無料)を選んでいるが、買ったら買ったで満足できることが多い。
そして「好みのデザイン」というのは、最近のトバログがなにかモノを買うときのもっとも大事な要素の一つだ。どんなに安くて機能性が高いモノでも、使っていて心躍るモノでなければ気持ち良くはない。
シンプルで上品さが感じられるデザインのモノが好きで、とくに今年買ったモノだと Leica T とかは最高だ。アルミ削りだしで、デザイン性はもちろん機能性は高い。一口にデザインといっても、僕はデザインを学んだわけでもないし、独学したわけでもなく、ただただ感性が「良い! 」と思ったモノをピックしているだけなので、人によっては “ダサい” のかもしれない。でもそれでいい。結局のところデザインに対する感性は自分が感じ取るものだから。
まあこんな感じの基準で、僕は普段モノを買っている。もちろん価格は大事だけど、最近は社会人も4年目だし、そこまで価格で妥協することはなくなったと思う(妥協するなら最初から買わないか、ローンで買う)。人それぞれに基準はあると思うので、トバログはこんな感じでモノ買ってるのか~程度で読んでもらえると嬉しい。
↓ 友人の monograph もそういう切り口で本書いてます