以前『予算5万で中古の高級オフィスチェアを買う。アーロンやリープ、バロンなどを試座して比較検討』という記事を書き、スチールケースのリープチェア、オカムラのバロンチェア、イトーキのエフチェアに絞った。
数ヶ月しばらく考えて、店舗で試座までしてやっと絞ったのにも関わらず僕が購入したのはオカムラの「コンテッサ」という高級オフィスチェア。簡単にレビューしていきたい。
こちらが僕が今回購入したオカムラのコンテッサ。イタリア語で伯爵夫人という意味を持つ、機能性オフィスチェアでも高価な部類に入るオカムラのフラッグシップモデルだ。
オフィスチェアといえばアーロンチェアが有名だが、コンテッサはその対抗馬としてオカムラが発売したオフィスチェア。 もともと定価が20万近く、中古でも8~10万とかなり高いオフィスチェアだったのだが、たまたま立ち寄ったリサイクル店でそれなりに良い状態のものが 39,800円(税抜)だったので即購入。
上で紹介した「全面メッシュ」「ヘッドレスト付き」「予算は5万円まで」という点もクリアし。バロンチェアの上位互換ということで機能性も申し分なしだ。
オカムラ コンテッサの機能性などを紹介
ざっとコンテッサの良いところを書いていくと
・ヘッドレストを装着できる
・全面メッシュで腰などに点でかかる圧を分散してくれる
・座面やランバーサポート(腰のサポート)を細かく調整できる
といったところ。他のオフィスチェアでも自分の身体に合わせて細かく調節できるが、ヘッドレストが付いていなかったりと色々ある。
自分の作業スタイルに合わせて細かく調節できる
- 座面の上下
- 座面の奥行き
- リクライニング角度
- リクライニング反発力
- アームレストの高さ
- アームレストの向き
- ランバーサポートの高さ
- ランバーサポートの奥行き
- ヘッドレストの位置
コンテッサではこれだけの箇所の調節を細かく自分で設定できる。リクライニングの角度や座面の上下は安いオフィスチェアにも備えられている機能だが、アームレストの向きや高さを変更できたりランバーサポートを好みの位置に調節できるのは高級オフィスチェアならでは。
この点は自分でどの位置が快適かを時間をかけて調節していく過程は、万年筆のペン先が自分の持ち方に合わせて形状が変化するのに通ずるものがあると思う。
僕は1週間じっくりかけて自分の好きな位置に調節した(次項目で紹介)。
実際に1週間使ってみた所感など
まずは外見。本当は海外のスタートアップ企業のように目の覚めるようなグリーンのコンテッサが欲しかったのだが、トレジャーファクトリーにはネイビーしかなかったのでおとなしくこれに。汚れが目立たないという点では良いのかもしれない。
通常であれば送料が40,00円程度かかるのだが、僕が訪れたトレジャーファクトリーでは1時間まで軽トラを無料貸し出しをしていたので自分で運んだ。
こちらは背面。最近のコンテッサは背面の金属のラインがシルバーのものが主流だが、僕が購入したのは旧モデルのためかブラック。正直シルバーの方が見栄えが良いのだが、使用感に変わりはないでまぁ問題はない。
購入してから1週間ほど経過したので改めてレビューしてみると、やはり購入してよかったと感じる。というのも、今まで僕は良いオフィスチェアを試したことがなく、背中の凝りとストレートネックのせいで1時間座っているのも辛かった。
だが、コンテッサを購入して自分の好みの位置で座るようになってからは作業がグッと楽になった。あまり人間工学的なところはよくわからないが、知らず知らずに身体にかかっていた圧が分散されているのかもしれない。
どう座るのがベストなのかを自分なりに模索した結果、このように背もたれに全身でもたれかかるような座り方になった。斜め上方向を向きながら、リラックスした状態で作業をしている。
こうすることで首にかかる体重をヘッドレストに預けることができる。ストレートネック持ちの人は是非試してみて欲しい。
これができるのも『2万円で自宅にディスプレイ&モニターアーム導入!肩こりが改善し作業も捗る。』で書いたディスプレイとモニターアームの組み合わせがあってこそなので、良いオフィスチェアを購入する際は是非同時にこれらも購入してほしい。
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今回僕はコンテッサを購入したが、椅子の合う合わないは人によって違うので、かならず試座してから購入しよう。
オフィスチェアは基本的に10万円を超えるなど価格が高いものが多いが、中古家具店などを見てみると意外と安く買えることもある。自宅の近くのリサイクルショップをこまめにチェックしてみると、思わぬところで良品に出会えそうだ。