家具と家電 注:この記事はアフィリエイト広告を含みます

“冷温庫はダサい” を払拭。FSX の「おしぼり冷温庫『REION』」発表会レポ。アロマ香る抗ウイルス紙おしぼりが気になる

“冷温庫はダサい” を払拭。FSX の「おしぼり冷温庫『REION』」発表会レポ。アロマ香る抗ウイルス紙おしぼりが気になる

おしぼりのレンタルや企画開発を手がけるFSX株式会社が6月に開催したお洒落なおしぼり冷温庫「REION」の発表会。レンタルおしぼりの冷温庫というと完全なるビジネス向けというイメージがありとっつきにくいのだが、REION は一般販売も行うということで発表会に遊びにいってきた。「おしぼりってこんなにお洒落なの!? 」と驚くことが多々あったので記事にしてみようと思う。

おしぼりのレンタルサービスを手がける「FSX」について

FSX は、1967年に藤波タオルサービスとして創業。おしぼりのレンタルや販売だけでなく、アロマ香るペーパータオルや色付きのお洒落なおしぼりを手がけている。FSX のおしぼりは、ちょっと良いレストランやホテルなどで提供している。生地の厚いおしぼりを手にすることがあると思うが、そういったおしぼりは FSX のおしぼりであることが多いようだ。現在は国内だけでなく、アジア圏を中心に米国でも展開している。

 

今回のおしぼり冷温庫「REION」は、これまでのダサい冷温庫のイメージを払拭すべく、今回新たにチームを組んで開発したそうだ。スタイリッシュでモダンなデザインで、店舗に置いても空間を邪魔しないデザインを意識している。

機能的にもこだわりがあり、従来の冷温庫よりも短時間で温めたり冷やしたりができるそう。また、構造的にも故障しづらい仕組みになっているそう。

価格は Sサイズが7万円、Lサイズが13万円のそれぞれ税別。このサイズの一般的な冷温庫が数千円〜数万円前後ということを考えると少々割高な印象は否めない。なお発売は L型が 7月頃、S型は今年秋頃の販売開始を予定している。

 

実際に FSX のおしぼりと冷温庫「REION(レイオン)」を体験してきた

場所は渋谷にある「FabCafe」。ここは『【MacBook】本物の樹を加工してスキンシールに!ブログのロゴも刻印』という記事で紹介した際に訪れた場所で、普段はカフェとしてだけでなく、3Dプリンターやレーザーカッターを時間貸しで使える場所としても知られる。

 

こちらがおしぼり冷温庫「REION(レイオン)」。白物家電としてもスタイリッシュでお洒落な印象。これまであまり「おしぼりの冷温庫」というカテゴリを意識したことがなかったのだが、このイベント以降居酒屋などで意識することが増えた。たしかに従来のおしぼりの冷温庫は、数十年前の PC を彷彿とさせるデザインだった。

冷温庫自体は全体的にスタイリッシュでシンプルなだけに、筐体上部に印字している企業ロゴがちょっともったいない感じ。個人的にブラックモデルにはもう少しダークな色の塗料の方が良いのではないかと思う面も。

 

 

冷温庫内部はこんな感じ。ブラックモデルは内部もブラックなのが最高にかっこいい。ちなみに「REION」はエア・サーキュレーションテクノロジーを用いており、おしぼりの急冷却・急加温と、庫内おしぼり温度の均一性が実現したそうだ。

これまでは箱の周りからじわりと温める(冷やす)構造だったため、外側のおしぼりと内側のおしぼりで温度差が大きかったそうだが、REION はファン構造で均一に温度を保てるとしている。従来品では冷却に5時間ほどかかっていたそうだが、REION は2時間半程度短縮している。この効果により約40%の省エネ効率となっているそうだ。

数字で言われても分かりづらいかもしれないが、例えるなら、エアコンと一緒に扇風機もつけた方が効率が良いのと近いかもしれない。

自宅用のワインセラーとセットで使いたくなる。

 

こちらが FSX のおしぼり。美容室などで出されるおしぼりと比較して厚手で生地がふんわりしている印象。よく見かける白いおしぼりだけでなく、ブラウンやブルーなどのおしぼりも存在する。ウェブページを確認するとオレンジや赤、グリーンなど9色展開しているようだ。

布おしぼりは購入だけでなく、レンタルでも取り扱っている(都内と神奈川県の一部に限る)。詳しくはこちらで確認できる。レンタルの価格は配送場所や本数でも変わってくるので、気になる人は問い合わせてみると良いかも。なお購入する場合1枚324円で販売している。

 

 

イベントでは実際に REION で冷やした(温めた)おしぼりを体験することができた。肩こりや疲れ目に丁度良い。しかもそれぞれおしぼりに香りがついていて良い香りでリラックスできた。美容室や整体とかで出されたら嬉しいかも。

 

香りの元となるのがこちらの芳香剤。これをおしぼりと一緒に REION に入れておけば、ほんのりと香るおしぼりになる。イベントではミントの香りやローズマリーなどが楽しめた。こちらの芳香剤はアマゾンでも購入可能。

 

 

レンタルだけでなくお洒落な購入型の紙おしぼりも提供

個人的に「良いな!」と思ったのが、画像下のアロマおしぼり。VB(抗菌・抗ウイルス)の購入型紙おしぼりで、こちらは1枚100円程度だが、厚手で広げると手ぬぐいほどの大きさになる。カバンに忍ばせておけばいつでも手が拭ける(なんなら身体も拭ける)し、程よくアロマな香りなのが嬉しいポイント。こちらも REION などの冷温庫に入れて使える。

 

イベントではちょっとした食事やカクテル(ノンアル)も楽しめた。有名なバーテンダーさんが、香り付けされたおしぼりとあうカクテルを独自に開発。僕はすいか味のカクテルとミントのおしぼりを楽しんだ。

 

REION についていろいろ聞いてみた

イベント会場で「REION」について、デザインを手掛けた小関隆一氏(左)と、FSX 代表の藤波克之氏(右)に色々と話しを聞いてみた。
Q:REION のデザインは何を意識しているのか
小関氏)できるだけシンプルに。おしぼりは無地で主張しないのと同じように、店内の見える場所に置いても主張しすぎないデザインにしたかった。また万人が操作しやすいように、操作もダイヤル式でシンプルにした。カラーは使いやすい白と黒の2色展開。基本的にどんなシーンでも違和感なく使ってもらえるようなデザインにした。

Q:一般販売でも7万円(税抜き)とのことだが、おしぼり専用の冷温庫としてなぜこの価格になったのか
藤波氏)デザインや新技術の開発コストがかかっているため、販売価格が高くなってしまった。REION の販売台数が増えれば1台あたりのコストも下がり、買い求めやすくなると想定している。

Q:一般販売ではどういった層をターゲットにするのか
藤波氏)まずは上流層の家庭で取り入れていただくことを想定している。また、一般販売といっても、例えば個人のネイルサロンや整体などを手がける人にも導入を検討していただけたら嬉しい

Q:一般のユーザーが使う場合、中に入れるおしぼりはどう管理する?
藤波氏)購入だけでなく、レンタルでおしぼりも提供しているため、一般の方もレンタルで利用可能(都内と神奈川県の1部のみ展開)。弊社では紙おしぼりなども手がけるので、そういったおしぼりを購入いただいて REION で使用していただくという使い方もできる。

Q:例えばウォーターサーバーのように、レンタルおしぼりを定期契約すると REION もレンタルできるというシステムの展開は?
藤波氏)現段階ではまだ考えていない。

Q:REION はおしぼりだけじゃなくて飲料も冷やしたり温めたりできる?
あくまで「おしぼりの冷温庫」として展開するので、オススメはしていない。

→あくまで保証対象外となるが、できないとは言っていない。

 

まとめ

今回 FSX のイベントは「REION」の発表会がメインだったが、趣味でブログを書いている身としては1台7万円以上する「REION」はちょっと手が出ないというのが正直な感想。個人経営のバーやネイルサロン経営者が、事業経費で REION を導入するというのが現実的だろう。

とは言え FSX の紙おしぼりなど、個人でも買えるちょっと良いモノを知る良いきっかけになったのは良い体験だった。特にアロマおしぼりは綺麗な箱に入っているため、贈り物としても喜ばれそうな印象を受ける。REION は気軽に購入できる価格ではないが、アロマおしぼりは来客用に購入してみると喜ばれそうだ。