僕らの生きる原動力。

生きるために必ずしも必要のないモノだったり、他の人には理解されにくいコトだけれど、自分の人生において大切なモノやコトが、誰しも一つや二つくらいはあるはず。

そういった話になると、目の色を変えて、聞いてもいないコトを次から次へと語りだす。自分の内側からぐわっと熱いモノが湧き出るような、そんな感覚。損得勘定じゃ語れない感情が「エモ」だ。

 

「『エモい』ってこういうことを指すんでしょ? 」と、ファッションとかカフェとか、映画鑑賞とかのコトだと思われるかもしれないけれど、なにも一般的にみてお洒落なものじゃなくたって良いし、自分の心が揺さぶられるモノが “エモい” ということ。

例えばゲームボーイは、僕にとっては最高に “エモい” 。見る人によってはただのガラクタかもしれないし、昔遊んだゲーム機の一つかもしれない。確かに “今、目の前にあるのはプラスチックのレトロなゲーム機” であることには変わらないし、誰がどうみたってそれがゲームボーイだ。

でも僕にとってのゲームボーイは、思い出の詰まったタイムマシーンでもある。「小さい頃に公園に持っていったこと。友達とカセットを貸しっこしたこと、ある日突然、データが消えていたこと。ファミコンの AC アダプタで無限にゲームで遊べるコト」楽しい思い出も、悲しい思い出も全部引っくるめて僕のゲームボーイだ。この感情は誰に何を言われたって変わらないし、他人は踏み込めない領域である。

 

小学1年のときに使っていたゲームボーイのイエロー。大人になって書い直した。カセットは当時のモノ

スマートフォンの何倍も大きいゲームボーイブロス。これで遊ぶわくわく感は理解されがたい

スマートフォンの何倍も大きいゲームボーイブロス。これで遊ぶわくわく感は理解されがたい

ebay で購入した日本未発売のゲームボーイミクロ。モレスキンのケースとマッチする。たまに持ち歩いてゲームをする。

 

「エモ」は「エモーショナル(感情的な)」と直訳されるコトがある。まあ間違ってはいないのだが、僕にとっての「エモ」は、心に何か目の前にある光景だったり、物体以上の何かを感じることができる感情だ。

 

エモを人に伝えるためのブログ

ブログは良い。自分が “エモい” と感じるモノやコトだけに焦点を当てて「ここが良いんだ」「ここがちょっと惜しいから次に期待かな」なんて、あれこれ語ることができる。

ただ、僕が文章で人に「エモ」を伝えるときには、「エモ」「エモい」を用いないという自分ルールがある。本来エモというのは、思い出とかときめきとか、自分の感じるポジティブな感情を全部引っくるめたもの。言葉で人にこの感情を伝えるのに便利な形容詞なのだけれど、文章にすると途端に通じない。

理由は、僕の “エモい感情” は、ブログを読みに訪れたすべての人が感じられるものではないから。ゲームボーイが好きな人であれば「ゲームボーイがエモい」で通じ合えるかもしれないが、ゲームボーイを知らない人に「ゲームボーイがエモい」と紹介したところで、記事の焦点がずれてしまい、魅力が半減してしまう。

ブログはその「心で感じた複雑なエモ」をゆっくりと愉しみながら、文章で解きほぐす行為だと、僕は思う。だからこそ「ゲームボーイはエモい」ではなく「ゲームボーイのここがエモい」と、ブログを読みに訪れた読者にとって分かりやすい言葉で紹介するようにしている。

エモを人に伝えるツールとして、ブログは “エモい” 。

 

“エモ” を求めて三千里。

「エモ」という言葉は、ただの流行りであって、一過性のものかもしれない。「エモ」という言葉はただの流行りであって、もしかしたら来年には誰も “エモい” なんて言葉を発していない可能性だってある。それに、この記事を「これエモいな。」と読んでくれていたとしても、一年後には「トレンド遅れ」だと背筋が寒い気持ちで読まれる可能性もある。

ただ、僕がゲームボーイに感じるような、このブログに書き綴る “エモい感情” は、未来永劫消えることはない。トバログは、自分が “エモい” と感じるモノやコトを紹介する、一個人がほそぼそと運営するブログだ。エモが時代遅れになったとしても、これからもエモを追い続けて、文章にして紹介していくことだろう。

 

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この記事は僕が参加しているブロガーコミュニティ「BLOGGERS TEA PARTY」内の「リクエストアドベントカレンダー」企画。お題は「エモについて」だった。明日は「でこにく」のでこい氏(@decoy_284)が記事を更新予定なので、是非チェックしてみてほしい。

 

 

 

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