――夏が来た。
夏といえば、音楽。遠くが揺らいでみえる炎天下の中を、クールでアップテンポな音楽を聴きながら歩くのが最高に気持ちいい季節の到来だ。
音楽の楽しむのは良いけれど、できるだけ涼しく軽装で街なかを歩きたい僕にとって、真夏のヘッドホンはちょっと厳しい。ということで、この記事ではヘッドホンから完全ワイヤレスイヤホンに衣替えするはなしを書こうと思う。
ヘッドホンは音質も没入感も最高。でも炎天下で装着するのはちょっと暑い
僕は普段『Bose の QuietComfort 35 wireless headphones II』や『Beoplay H9i』といった Bluetooth ヘッドホンを愛用している。ヘッドホンは耳がまるっと包まれる感覚で没入感が得られやすく、何よりノイズキャンセリングを搭載しているため、周囲をほぼシャットアウトできるのが良い。
とくに都会の喧騒の中で自分の世界に浸るためにはノイズキャンセリングヘッドホンは最高だ。
そんなヘッドホン愛用者の僕だけど、さすがにこの季節となってくると耳のあたりが蒸れて辛い。クーラーの効いた涼しげな部屋の中で作業中に装着するのならば問題ないのだけれど、炎天下を歩くとなると話は別。できるだけ耳元は涼しい環境が好ましい。
▷ユーザーだけが知っているノイズキャンセリングヘッドホンの魅力。おすすめのヘッドホンも紹介
コンパクトで蒸れない「完全ワイヤレスイヤホン」に衣替え
ヘッドホンの音質とノイズキャンセリングは惜しいけど、暑さには変えられないということで、まったくのケーブルレスである完全ワイヤレスイヤホン(左右独立型イヤホン、)を普段使い用に衣替えをした。
僕が最近使っているのは「『B&O Beoplay E8』レビュー。ミニマルで高音質な完全ワイヤレスイヤホン
」でも紹介している Beoplay E8 のブラック。貸出し機だが、しばらく使って良いという感じだったので今も自由に使っている。
1~2年前にはまだ珍しいアイテムだった完全ワイヤレスイヤホンだが、AirPods を中心に Bose やソニーなど有名なメーカーの参入によって一般的になりつつある印象。とくに今年に入ってからは、有線ケーブルのイヤホンをしている人より完全ワイヤレスイヤホンを使っている人の方が多いのでは? というくらい数多くの人が使っている気がする。
話を戻して「なんで衣替えがヘッドホンから完全ワイヤレスイヤホンなの? 」というところについては「ヘッドホンは高音質だけれど真夏は暑いし、有線イヤホンだと移動中はかさばる」という一言にまとめられる。
せっかくなので完全ワイヤレスイヤホンを使うメリットとデメリットも紹介しておこう。
完全ワイヤレスイヤホンを使うメリット
- ケーブルレスなので楽チン
- ヘッドホンよりもコンパクト
- イヤホンのように使えるので耳が蒸れにくい
メリットをざっと並べるとこういったところ。やっぱりこのサイズ感でケーブルレスなので、夏の軽装でも持ち運びが便利(手ぶらでもポケットにしまっておけばいい)という点と、イヤホン的な感じなので耳が蒸れないというのが良いところ。
有線イヤホンとの比較で考えると、やっぱりケーブルをスマートフォンと繋げる必要がないので、移動中でも絡まらないというのが便利な点だ。
完全ワイヤレスイヤホンを使うデメリット
- 左右で通信が途切れることがある
- 充電式で時々充電が切れていることも
- 音質の割に高価
もちろん完全ワイヤレスイヤホンであるがゆえのデメリットも存在する。例えば Bluetooth 接続の場合、スマートフォンとイヤホンだけではなく、イヤホンの左右も通信している。そのため、ヘッドホンでは起こりえない左右で音が途切れる問題が発生することも。
また、充電式なのでときどき充電を忘れて持ち出すと、バッテリー残量がなく音楽を聴くことができないということもたまにある(まあヘッドホンも同じだけど完全ワイヤレスイヤホンの方が頻繁に充電する必要アリ)。また完全ワイヤレスイヤホンはコンパクトさを優先しているため、数時間しか連続再生ができない点も不満。
完全ワイヤレスイヤホンならではの不満もあるが、やっぱり上記したメリットが勝るので使い続けているという感じだ。
ガジェットポーチにはオンライン会議や長時間の作業用に有線イヤホンも持ち歩く
今回の記事の趣旨とはちょっとズレるが、Bluetooth 接続の完全ワイヤレスイヤホンだけではオンライン会議や長時間の作業時に心許ないため、このように有線イヤホンも持ち歩く。
移動中にはかさばる有線イヤホンだが、持ち歩く分には小さく収まるので「『あってよかった』が詰まってる。トバログのガジェットポーチの中身」で紹介したガジェットポーチに忍ばせている。
まとめ
こんな感じで「真夏なのでヘッドホンから完全ワイヤレスイヤホンに衣替えしました」という記事を書いてみた。
よく Bluetooth で使うならヘッドホンと完全ワイヤレスイヤホンはどっちがいいの? という質問をいただくのだけれど、個人的には両方持っておいて用途とシーンによって使い分けるのが正解かな、と思う。
普段ヘッドホンを愛用していて、そろそろ耳元が蒸し暑いと感じている人は、是非完全ワイヤレスイヤホンをチェックしてみてほしい。
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↓Anker の完全ワイヤレスイヤホンも1万円を切る価格帯だし気になる。
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