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東北本線、お盆に鈍行列車で帰省する。フォクトレンダーとLeica Tさんぽ

東北本線、お盆に鈍行列車で帰省する。フォクトレンダーとLeica Tさんぽ

――この間のお盆は、久しぶりに福島にある実家に帰省した。いつもは新幹線で帰省するのだけれど、お盆の時期は超満員。チケットを1ヶ月前に取ろうとしたが、すでに僕が出発したい日程だと満席になっている。

移動手段としてバスも考えたのだけれど、高速道路は帰省ラッシュで大渋滞。のんびりと鈍行列車で帰省することにした。

「フリーなんだから何もお盆に帰らなくても良いじゃない」と思うかもしれないが、古今東西さまざまな地域に散らばっている友人や親戚が一同に帰省できるのは、盆と正月くらい。前後に東京で打ち合わせも入れてしまったので、是が非でもこの期間に帰りたかったのだ。

 

 

東京から約5時間、鈍行列車の旅

実家のある郡山市までは、新宿駅から宇都宮、宇都宮から黒磯、黒磯から郡山と、3回ほどの乗り換えをしていく。所要予定時間はざっと5時間くらい。

新幹線だと1時間半で到着するのでかなりの長旅となるが、iPad も Surface Book も満充電。ネットフリックスで映画もダウンロードしたので、向かうところ敵なしだ。

宇都宮までの列車はどこか都会的。ここまでの気分は東京なのだけれど、ここからゆっくり時間を掛けて田舎気分にリセットしていく。

 

宇都宮での乗り換え。いつもは空いているのに、この混み具合はやっぱりお盆だなあ。これまでもゴールデンウィークとか年末にも帰ったことがあるのだけれど、お盆が一番混む気がする。

 

ほとんどの人が宇都宮で降りたようで、黒磯方面に向かう列車の中は比較的空いている。のどかな田園風景を眺めながら「僕は今、実家に帰ってるんだなあ」という感覚に酔いしれる。なぜ帰省の時はこんなにも心地良いのだろう。

 

地元に着くのは待ち遠しいけれど、まだまだ時間はかかる。暇つぶしがてら車内を歩いてみると、けっこう面白い。おにぎりを食べる人もいれば、大きなスーツケースを抱える人。この列車に乗っている人それぞれにドラマがある。

 

黒磯をすぎて郡山に向かう途中で一気に混み始めたのは意外だった。4両列車に、都内の満員電車くらいにぎゅうぎゅうになっている。東京から来ている人は慣れているので問題なさそうだが、地元の人は勝手が分からないようでちょっと窮屈そう。

満員だった時間は30分くらいだったが、多分長い人は1時間かそれ以上は重い荷物を抱えながら立っているということになる。お盆の帰省はもはやサバイバル。

 

家を出たのが12時すぎで、郡山に到着したのが17時を回ったくらい。長旅ではあったが、ブログを書いたりネットフリックスで映画を観ていたら、意外とすぐ到着してしまった。

新幹線は自由席(立ち乗り)をするのにも1時間ほど並んでいたらしい。人混みの中で並び続けるのは僕はけっこう苦手。時間がかかってでも空いている方が好きなので、今回の鈍行列車の旅は正解だった。

 

ついでに郡山の繁華街もぶらぶらしてみたのでパシャリ。カメラを持って歩くのってやっぱり楽しいな、と感じた鈍行列車の旅だった。

 

 

今日のカメラ:Leica T(フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4)

ミニマルデザインの Leica T に、いわゆるオールドレンズ的な「フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4」の組み合わせは、不釣り合いと思いきや不思議とマッチする。

APS-C センサーを搭載する Leica T に装着すれば、焦点距離は 60mm。F1.4 と明るいレンズで、ちょっとクセのあるボケ感ながら、絞ると解像する写りが面白い。

NOKTON でシャッターを切ると、渋く艷のある色味になる。とくに赤系の色味は特徴的で、どこか 1980年代にタイムスリップをしたかのような絵が撮れる。どこかノスタルジックな雰囲気が漂う中野をさんぽするのには最適な組み合わせだ。

 

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