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ミニマルなデザインが好き。ライカのミラーレス一眼「Leica T」を買いました

ミニマルなデザインが好き。ライカのミラーレス一眼「Leica T」を買いました


ミニマリズムの究極系という印象のミラーレス一眼。

つい先日、迷いに迷ってライカ初となるミラーレス一眼である『Leica T』を手に入れた。アルミ削り出しのユニボディが「これ本当にカメラ!? 」と思わせるようなミニマルボディなので、持ち物のデザインにこだわりたいという人にはおすすめのカメラだ。

まだ買ったばかりでレビューは難しいが、ちょっと紹介してみようと思う。

 

追記:ライカのミラーレス一眼『Leica T』を手放した理由|僕が手放したモノ Vol.1

 

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究極にミニマルなミラーレス一眼 Leica T


このカメラは、APS-C センサーを搭載するライカ初のミラーレス一眼だ。2014年に「ライカのカメラ誕生100周年」の年に発表した新しいシステムのカメラで、アウディのデザインチームがデザインしている。

無駄を一切そぎ落としたミニマルなデザインで、思わずため息をつく。アルミの塊から削りだし、ドイツの工場で職人が一つずつ手作業で磨いているとのこと。どこか Apple の iPhone や MacBook といったガジェット端末と雰囲気は近い。この感じ、アップル製品をこよなく愛する人であれば、デザイン的に気になると思う。

 

Leica T を手に入れた理由

どこにでも連れて行きたくなる。ライカのカメラ『Leica D-LUX Typ 109』レビュー」で紹介した D-LUX 以降、ライカの色味にどんどんハマっていった。ただ、D-LUX はマイクロフォーサーズとちょっとセンサーサイズが小さい。そのため、フルサイズか APS-C サイズのライカが欲しいと思っていた。

フルサイズコンデジ Leica Q やライカの王道 Leica M、昨年末に発売された Leica CL なども候補に上がったのだが、見た目のデザイン性と価格、シャッター音という点で Leica T に落ち着いた。

デザインは見ての通りだが、Leica T は後継機がいくつか出ている(ほぼ同等スペックの TL と、画素数が上がった TL2)ので、中古で5万円台、新品でも7万円ちょっとで買える価格が魅力的。あとはコンデジではなくミラーレスなので、Mマウントのオールドレンズが使えるという点、ボディ内シャッターなので「カシャ」という静かながら振動をしっかりと感じ取れるシャッターが決め手だった。

この辺は書くと長くなるので別記事でまとめようと思う。定価は24万円ほどだが、僕はマップカメラで中古品を6万円で購入。最近は決算セールでライカ以外にも色々と安くなっているので要チェック。

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Leica T がこれまでのカメラと異なるのが、操作は主にタッチパネルで行うということ。物理ボタンは全部で4つ。ISO やシャッタースピード、F値を操作するダイヤル2つと、シャッターと動画ボタンの最小限構成(個人的には動画ボタンいらないけど)。慣れたら直観的に操作ができそう。

タッチパネルを省く点や、全体的に統一感のあるデザインは、スマートフォンというよりも、どことなくソニーのサイバーショットの T シリーズに似ている気がする。

 


ただ惜しいのは、EVF(ファインダー)を搭載していないということ。いわゆる「ファインダー越しの私の世界」は実現せず、Leica T では、電子ビューファインダー(液晶部分)を覗いて撮影することになる。

一応外付けの EVF は売られているのだが、レンズが買えるくらい高いのと、デザイン的にも大きすぎてせっかくのミニマルデザインのバランスが悪くなるという難点も。しばらくは電子ビューファインダーで慣れていこうと思う。

 

バッテリーは Leica T シリーズ専用のもので、アルミの板がくっついているようなデザイン。そのため社外製の安いバッテリーは使うことはできない感じ。

 

Leica T のスペック云々

スペックの話をすると、Leica T は APS-C センサーを搭載するミラーレス一眼。TLレンズというライカのミラーレス専用のマウントのほか、マウントアダプターを装着すれば Mマウントや Lマウントといったライカのレンズを装着することが可能となっている。戦前に使われていたオールドレンズを装着することも可能だ。

発売は 2014年とやや古いカメラではあるが、1650万画素で APS-C センサーを搭載していてけっこう実用的。Wi-Fi を搭載しているため、iPhone などの iOS 端末や Android スマートフォンに接続して遠隔操作や撮影した写真の取り込みができるのも、スナップ用カメラとして使うのであればうれしい点。

散歩しながら写真を撮って、インスタグラムにすぐ写真をアップできる。

Leica T の主な仕様を見る
  • ライカT (Typ 701)
  • センサー:CMOS センサー(APS-Cサイズ)
  • 総画素数:1650万画素 有効画素数:1630万画素
  • 記録媒体:内蔵メモリー(16GB)、SDカード
  • サイズ:134×69×33mm(幅 x 高さ x 厚さ)
  • 重量:約384g(バッテリー含む)
  • 定価:23万7,600円

 

レンズは 27mm 相当の「エルマリートTL 18F2.8 ASPH」を買いました


今回 Leica T に合わせたのは、35mm換算で 27mm の『Leica エルマリートTL 18F2.8 ASPH SILVER』。ライカの APS-C ミラーレスシリーズに合わせて作られたレンズで、アルミボディが Leica T のと最高にマッチするので購入した。

実はレンズ選びは迷いに迷った。マウントを装着すれば Mマウントレンズを装着して写真が撮れるため、最初はオールドレンズを購入しようと思ったのだが、マウントアダプターがちょっと高すぎる点(4万5,000円)、TL レンズを合わせた方がミニマルでかっこ良いなあと思ったという点で、このレンズを購入した。

約15万円とちょっと高いよなあと思いつつも、その分本体を安く手に入れることができたため、多少の出費は良いかなあと。しばらくはこの組み合わせで、ちょっとした街撮りに使おうと思う。

 

余談だが「ミラーレスやフルサイズ一眼にオススメのミニ三脚『 マンフロットPIXI EVO』レビュー」で紹介しているマンフロットのミニ三脚とデザインが最高にマッチする。

Leica T は、最近のカメラほど暗所に強くないため、夜景を撮影するときなんかはこういった三脚と組み合わせて持ち歩きたい。

マンフロットPIXI EVO

 

まとめ

ライカといえば伝統を重んじるクラシックなデザインと「写真を撮る」ということを愉しむためのマニュアル操作が印象的だが、この Leica T は、これまでのライカのカメラとは一線を画すコンセプトでできている。なによりこのミニマルデザインが最高に好き。

今年僕が目指しているのは「ガジェットのミニマル化」。これはモノの量を減らすということではなく、視覚的に無駄を省いたデザインのアイテムで揃えたいという感じ。例えばマイクロソフトの Arc Mouse だったり、筐体だけなら GPD Pocket なんかがミニマリズムを感じる。これ以上ないというくらいミニマルデザインの Leica T は、僕のコンセプトにぴったりだ。

今回はこんな感じで Leica T の紹介で終わってしまったが、近々しっかりと作例を含めレビューをしていきたい。

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