日本時間の昨晩、米国にてアップルの発表会があり、iPhone XS(テンエス)、XS Max(テンエス マックス)、XR(テンアール)の3タイプの iPhone が発表となった。雑に説明してしまうと以下。
■iPhone X → XS、XS Max に
iPhone XS と XS Max に関して、ざっくり言うと前モデルの iPhone X と比較して「プロセッサが高速になり」「大画面モデルが発表され」「512GBのストレージが追加され」「ゴールドモデルも買えるように」となった感じの変更だった。
■iPhone 8 → iPhone XR に
また iPhone XR はやや安価のモデルで、これまでの iPhone 8 的な位置づけだと感じる。ディスプレイが Xシリーズと同じく全面の液晶ディスプレイとなり、注目すべきはホワイトやブラックだけでなく、ブルーやイエローなどのカラーバリエーションが豊富な点。価格は 64GB モデルが 8万4,800円
■予約開始は9月14日の16時01分から、発売は9月21日より
■直販価格は以下のとおり(けっこう高い)
- iPhone XS 64GB:11万2,800円(税込み12万1,824円)
- iPhone XS 256GB:12万9,800円(税込み14万184円)
- iPhone XS 512GB:15万2,800円(税込み16万5,024円)
- iPhone XS Max 64GB:12万4,800円(13万4,784円)
- iPhone XS Max 256GB:14万1,800円(15万3,144円)
- iPhone XS Max 512GB:16万4,800円(17万7,984円)
- iPhone XR 64GB:8万4,800円(9万1,584円)
- iPhone XR 128GB:9万800円(9万8,064円)
- iPhone XR 256GB:10万1,800円(10万9,944円)
各社がまとめ記事を出しているが、トバログは発表会に備えて仮眠していたら朝になっていたので、要点だけを簡単にまとめておこうと思う。
iPhone X から iPhone XS、XS Max になってなにが変わったのか?変更点まとめ
- 6.5インチの大型モデル XS Max がラインナップ
- 『A11 Bionic』から『A12 Bionic』となり、プロセッサが高速化
- 防水性能が『IP67』から『IP68』に向上
- 512GB モデルが追加
- カラーバリエーションにゴールドが追加
- ディスプレイと背面側のガラスの耐久性が向上
- バッテリー駆動時間が XS で30分、XS Max で1時間半長時間駆動
- (中国版のみ)物理的なデュアル SIM 対応
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カメラ周りや処理性能など細かい変更点は多々あるが、個人的に気になった iPhone X から iPhone XS、XS Max となった際の変更点は上記の7つ。
とくに iPhone XS、XS Max を買う理由になるだろうと思った変更点は太字にしてみた。
個人的には iPhone 8 や 8 Plus のようにディスプレイサイズの異なる端末が Xシリーズで発売となったことに時代の変化を感じた。また、ディスプレイサイズによって性能が変わるわけではないので、スペック関係なく純粋に好きなサイズの iPhone を選べるというのは嬉しい。
512GB モデルが追加となったことで、写真や動画などより大きなデータを大量に保存しておけるようになったのも嬉しい変更点だと感じる(僕の場合は写真をRAWデータで撮影するので)。
iPhone XR は何が変わったのか(iPhone 8 と比較)
- スペックが向上した(iPhone XS、XS Max と同じく A12チップに)
- (iPhone 8 と比較して)ディスプレイが Xシリーズのようにベゼルレスになった
- iPhone 8 が4.7インチディスプレイだったのに対して6.1インチになった
- カラーが全6色展開となった
- 重さが 148g から 194g 重くなった
- Touch ID → Face IDへ変更
- 128GB モデルが選べるように
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カラーバリエーションが増えたことで iPhone 5c 的な雰囲気を感じるものの、iPhone XS や XS Max と同じく CPU(SoC)は A12チップを搭載することで、処理性能は上位モデルと同等だと考えられる。
また、これまで iPhone 8 に搭載されていた「Touch ID」が廃止となり、顔認証の「Face ID」となった。また強く押すことでカーソルの移動などができた「3D Touch」もなくなり、操作性もやや変わるようだ。
防水性能やディスプレイの解像度、カメラ性能は iPhone XS、XS Max に劣るものの、多くの人にとって iPhone XR で十分使える性能なはず。カラーバリエーションも増えたことで、多くの人が iPhone XR を選択するんじゃないかな~と思っている。
ただ iPhone 8 と比較すると約50g 重くなっているので、iPhone 8 からの買い替えだとちょっと重たく感じるかもしれない。
iPhone XS、XS Max、XRの価格について
個人的にちょっと驚きだったのが iPhone 本体の価格。廉価版とされる iPhone XR でも税込みで9万1,584円から、iPhone XS Max の最上位モデルに関しては17万7,984円と、スマホとPCが買えるんじゃないかという価格設定だった。
ただ多くの人がキャリアの分割払い(ショッピングローン)で支払うので、実際の金額ほど意識するところではないのかもしれないが、これはちょっと高いよなあ。
iPhone XS の価格は税込みで11万2,800円~
- 64GB:11万2,800円(税込み12万1,824円)
- 256GB:12万9,800円(税込み14万184円)
- 512GB:15万2,800円(税込み16万5,024円)
iPhone XS Max の価格は12万4,800円~
- 64GB:12万4,800円(13万4,784円)
- 256GB:14万1,800円(15万3,144円)
- 512GB:16万4,800円(17万7,984円)
iPhone XR の価格は8万4,800円~
- 64GB:8万4,800円(9万1,584円)
- 128GB:9万800円(9万8,064円)
- 256GB:10万1,800円(10万9,944円)
まとめ:iPhone は買いか
他の媒体と比べると若干乗り遅れた印象はあるが、こんな感じでトバログでも変更点などをまとめてみた。
「結局のところ今回 iPhone は買いなの? 」というところでいうと、スペック的には「わざわざ iPhone 8 や X から買い直すほどではない」と感じた。ディスプレイ面以外で目に見える変更点は少なく、防水性能やスペックのアップなどの変更に留まり、事前にうわさされていたベゼルレス iPad のように「あっと驚くような変更」がなかったから。
とはいえ着実に進化はしているので、iPhone 7 シリーズ以前のモデルを使っていて iPhone を買い換える人や、iPhone X ユーザーでこれまで使っていた iPhone X を売るのなら買いだと思う(今回の発表をみて「やすくなった iPhone X の中古でいいや」という人もいる)。
僕は多分、iPhone XS あたりを買うと思うので、その辺購入したらレビューをしていきたい。