物欲を掻き立てられるモノやコトには物語がある|トバログ的

僕らが何気なく買い物をするモノや、体験したくなるコト。「あ、これ良いな。」と思わせてくれるモノやコトには、必ず物語が存在しているというはなし。「どうしたらブログの記事は面白く(エモーショナルかつエキサイティング的な意図)モノやコトを紹介できるのか」を考えたときに、なんとなく自分の中で腑に落ちた法則なので、日記というわけではないけど「トバログ的」で綴っておこう。

 

モノでもコトでも、人の心が動くときには、なにかの物語があると思う。その物語の伝わり方は3つのタイプがあると思っていて、1つ目は「企業が打ち出す物語」、2つ目は「自分が過去に感じた物語(思い出)」、3つ目は「第三者から教わる物語」だ。何を言ってるか分からないと思うので、それぞれを説明してみる。

まず1つ目の物語は、モノやコトのマーケティングやブランディングによる企業側からの意図した発信で伝わる物語。ガジェットならスペックとか、旅行ならこんなに楽しいよ! とか。テレビを見ているとJRの「行くぜ、東北」や、西武鉄道の「ちちんぶいぶい秩父」などが僕のイメージに近い。実際の体験を視聴者に伝えて「あ、次の旅行先ここにしようかな!」と思わせてくれるアプローチが思い当たる。そして実際に友達とか恋人と計画を立てて、実際に行ってみれば、それは企業が視聴者に魅せたい「物語」が通じたということになる。

2つ目はこれまで自分の経験とか知見から主観で感じられる物語。例えばさっき書いた秩父で例えると、僕は小学生時代に秩父に旅行に行ったことがある。長瀞の渓流下りとか、断片的な記憶だけれど、楽しい思い出があるから、例えば「関東近郊で一泊二日の旅行したいね! どこがいいかな?」という話しになれば、そのときの記憶を引っ張り出して「秩父とかどう? 最近、CM やってるとこ。昔家族で行ったことがあるんだけど、あそこ良かったよ」という風に、これまで自分が持っていた「物語」から、秩父旅行へのコト消費に昇華できる。ちなみに僕が『モノ語り』で連載している物語はこれ。

3つ目は身近な人から教わる物語。まあいわゆる口コミ的なところ。秩父の旅行の例でいくと、僕が友人に「秩父に行こうよ」と伝えて、その理由を聞くと「そんなに良いのなら行ってみようかな」と、友人も僕が語った物語に引き込まれて、実際に物語を体験する流れ。トバログのレビュー記事はこれだと思う。こんなふうに、僕は3タイプの物語があると思っていて、「欲しい」とか「面白い!」と感じるモノやコトには、たいていどれかしらの物語が存在しているはずだ。

また「人は『気になるポイント』が2つ以上あると行動する」というコトを、前職の先輩が言っていたのを覚えている。そのときは漠然と「なるほど確かに」と思っただけだったが、これは今書いた物語の話しも通ずるものがあるなと思う。例えばテレビCMで「ちちんぶいぶい秩父」を見て、「あ、そういえば昔行ったな」と思い出したから実際に行ってみるとか、友人から「最近 CM でやってる秩父にしない?」と言われれば「(あ、あの CM でやってるところか。乗馬とかできるんだよな)いーね、行こう」とか。こんなふうに2つ以上の物語を感じることができると、「面白い」から「買った、行ってみた」になるのかなあと。

「どうしたらブログの記事は面白くモノやコトを紹介できるのか」に立ち返ってみると、こんなふうに人に2つ以上の物語を感じてもらえる記事が書ければ、ある程度は面白くできるはず。とくに自分の体験からくる物語(上記した2つ目)をいかにリアルに伝えられるかで、面白さと熱量が感じられる魂のこもった記事になるのかな、と思った次第。

意図せず小難しそうなはなしになってしまったのだけれど、なんかこういうのも書いておきたいと思い。次回は「僕がスマブラでよく使っていたキャラクターについて」の話しでもしようかと思う。

 

↓なんかすごい今回のテーマに合いそうな本があったから買ってみた。プレステ全盛期の頃のクリエイティブディレクターの本だそう。