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広角から望遠、マクロ域までカバー。タムロンのソニーFEマウントレンズ『28-75mm F/2.8 Di III RXD』を買った感想

広角から望遠、マクロ域までカバー。タムロンのソニーFEマウントレンズ『28-75mm F/2.8 Di III RXD』を買った感想


仕事やブログで活躍中のソニー α7Ⅱ 用に、FEマウント史上最高のコストパフォーマンスと(ブロガー界隈で)話題になっていたタムロンの28mm-75mmレンズ『28-75mm F/2.8 Di III RXD ソニーEマウント用(Model A036)』を購入。

フルサイズの28mmの広角から75mmの中望遠域までをカバーするレンズながら、F2.8通しで、マクロ級の接写もできて10万円を切る便利なレンズだ。まだ数回しか使っていないが、物撮りなどブログで使う撮影がぐっとラクになったのでご紹介。

 

 

タムロンのフルサイズEマウント用レンズ『28-75mm F/2.8 Di III RXD』について

こちらが僕が今回購入したタムロンのソニーFEマウント用のズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD(長いので以下『タムロンのレンズ』で統一)」。2018年5月に発売となったが、2019年現在でも品薄で予約必須という人気具合。

その理由は冒頭でも紹介しているが、28mm-75mmの標準ズームレンズで、F2.8通しと明るいまま撮影できるのがポイント。また近接撮影もワイド端(広角側)で0.19m、テレ端(望遠側)で0.39mとかなりのところまで寄ることができるのが便利。それでいながら実測560gほどと軽量で、なおかつ10万円を切る価格帯というのが最高すぎる。

ソニーも純正で『SEL2470GM』という高級標準ズームを展開しているが、こちらは税込み約30万円と3倍近い価格。886g という重さを考えると、ガシガシ持ち歩いて使うブロガーならばタムロンのレンズの方がお手軽で手にしやすいはずだ。

なんで逆に今まで買わなかったのだろうと自分を責めるレベルで良いレンズ。

 

公式サイトをチェック

 

僕が今さらこのレンズを買った理由

  • 28mmから75mm と使いやすいズーム域
  • 接写できるので物撮りが多いブロガーにとっては最高
  • 75mm の望遠域でもF2.8通しで撮影ができる

このレンズに決めた理由は上記の3点。また、今さら買った理由としては、単焦点など趣味レベルの写真は Leica M10 を使うし、逆に仕事用のカメラとして使っている α7Ⅱ はズームレンズのみに振り切ってしまおうというところから。

詳しくは『ソニーにライカ。トバログが2019年を共にするカメラとレンズ構成』を読んでもらうとして、まずは実際に僕が数枚撮ってみた写真を混ぜつつ紹介しておこう。なお比較レビュー記事ではないので写真はすべて色味をトバログカラーに調整している。

 

ココが良い①:28mmから75mm と使いやすいズーム域

28mm のワイド端
35mm相当
50mm相当
75mmテレ端

まずはズームができるという点。これまで僕は 55mm の単焦点と 90mm マクロ、そして 16-35mm の広角ズームだけでブログ写真を撮影してきた。でもやっぱり取材撮影なんかだとかなり厳しいラインナップなので、タムロンのレンズはここに活きてくる。

ライカの Summicron を使っているときは「これで撮れない写真は撮らない」的な感じだけれど、仕事だとそうも言っていられない。標準ズームを買うだけでもこれだけの画角をカバーできるのは最高。

 

ココが良い②:接写できるので物撮りが多いブロガーにとっては最高

 そしてこれ。16mm-35mm はそこそこ寄れるので、これまではその広角ズームで物撮りをしてきたが、やはり歪みが気になるし、トリミングも必要という煩わしさ。55mm のツァイスレンズは最短焦点距離が50cm とあまり寄れないのが悩みだった。

そしてタムロンのレンズはワイド端で0.19m、テレ端で0.39mとかなりの接写が可能。最大撮影倍率はワイド端で 1:2.9 でテレ端で 1:4 と、もはやマクロレンズが必要ないレベルで接写できる。

 

ワイド端で撮影した1,000円札の写真。ただ撮っただけでなのにここまで接写できるのがすごい。これでスマホじゃなくてフルサイズミラーレス一眼のズームレンズで撮ってるなんて。

 

そしてブログで使う写真は、このくらいトリミングをしても画質的には大丈夫。これだけ寄れたら「【作例】90mm マクロが見る世界。ソニーのFEマウント『SEL90M28G』レビュー」で紹介しているマクロが要らないんじゃないかレベル。

 

ワイド端の最短焦点距離
テレ端の最短焦点距離

一応ワイド端とテレ端の最短焦点距離の比較。ワイド端だと歪みが生じることもあるが、テレ端でここまで寄れるのならば、小さいアイテムの物撮りも怖くない。

 

こういう感じの物撮りも以前より撮りやすくなったので、これだけでも手に入れた価値があった。

 

ココが良い③:75mm の望遠域でもF2.8通しで撮影ができる

そしてテレ端でも F2.8 で撮影できるというのは嬉しい。つまり「望遠域でも暗いシーンに強く」「より背景をボケさせたいポートレートでもある程度使える」というコト。この手のレンズはかなり高額になりがち(前述したソニーのGMレンズのように)だが、この性能でも10万円以下で手に入るのは最高。

ただ、これに関してはあんまり作例は撮っていないので、今回は紹介できないけれど……。

 

F2.8のとき
F5.6のとき
F8.0のとき
F16のとき

タムロンのこのレンズは、F5.6 くらいからシャープに写るように設計しているとのこと。一応「ボケ感とシャープさってどれくらい変わるんだろう?」と思って比較してみた写真を掲載しておく。

 

まとめ

こんな感じで、「実際に使ってみて良かったところ」をざっくりと紹介してみた。

まだ手に入れて数日だけれど、とにかく接写とズームが非常に便利なので「なんで今まで買っておかなかったんだろう」と思うくらいにすごいレンズだと感じる。F2.8通しなのでやや暗がりな部屋でも ISO 感度を上げずに撮影できるし、物撮りでもかなり役に立っている。

詳細な作例やレビューはまた使い込んでからレビューするとして、α7シリーズとセットで買っておきたいレンズだと感じる。単焦点などの趣味レンズだけでなく、実用性の高いレンズが欲しい人にとってはかなり便利だと思うので、気になる人はチェックしてみてほしい。

 

 

【ソニーα7シリーズ用のFEマウントレンズレビュー】