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写真と文章とウェブデザイン。トバログがブログデザインで参考にした書籍4選

写真と文章とウェブデザイン。トバログがブログデザインで参考にした書籍4選


春になると「ブログのデザイン変えたいな〜」と、ブロガーは思いがち。

トバログは2015年からブログを始めて、これまで数回デザインをいじってきた。最初はいわゆるブロガーのブログの構造をひたすら眺めて「これが正しいブログのあり方であろう」と感じるデザインにしていたのだけれど、2年目以降で「せっかく自分のオウンドメディアなんだから独自性があっても良いのでは」と感じるように。

そこから数年ほど色々な書籍を読み漁って現在のトンマナに落ち着いている(まだまだクオリティは高くないけれど)。最近は「トバログはどんな書籍を参考にしながらデザインしていったの?」という点をよく聞かれるので、トバログが参考にしたデザイン系の書籍のおすすめを紹介しておこう。

 

 

単なるウェブデザインだけではない、写真や文章も重要なブログのデザイン。

僕が思う「ブログのデザイン」は、いわゆるウェブデザインだけではなく、文章の雰囲気だったり写真の加工などすべての要素を総合したデザインというイメージだ。

ブログの場合、これらのどれか突出して良くできていても、どれか欠けてしまうとバランスが悪くなってしまう。なので、この記事で紹介する「デザイン的に参考にした本」というのは、ウェブデザインだけでなく、記事のネタや写真も含め、ブログに対するアイデアの引き出しを増やすためのもの。

ブログに実装できるかどうかは別として、総合的なブログデザインに活かせるアイデアがたくさん詰まっているおすすめの本ばかりだ。

 

トバログが参考にしているデザインアイデアの関連書籍

 

伝わるデザインの思考と技法 雑誌のデザイン|視覚伝達ラボ編集部


ウェブ上で何かを表現するブログとは全く異なる(と思われがちな)本『雑誌のデザイン』。単なる雑誌のレイアウト例やノウハウというよりも「この雑誌はどういうふうに生み出されたのか」「どういうロジックでこのデザインにしているのか」などを紹介している点が面白い。

また、アンド プレミアムや WIRED など、10媒体以上のデザイナーや編集者にインタビューをしている点が素晴らしく「この内容を2,000円で売って良いのか」と思うほどのお得感。

 

直接的にブログに活かせるノウハウが得られるわけではないものの、見出しの書き方だったり、写真の組み方の考え方など、読み進めていて「なるほどなあ」と思うシーンが多々ある。ブログにも個性を出したいと感じている人は、ぜひ手にとって読んでみてほしい。

 

現代のデザインはターゲットに対して効果的に、スピード感を持って情報を伝えるという機能を求められています。

そこで、「視覚伝達ラボ・シリーズ」では、文字組、タイポグラフィー、写真、色、特殊加工などの見た目のデザインはもちろん、見る者の心理や、媒体の持つコンセプトなどからも、いかにターゲットに有効に伝えられるかをデザインした者の生の声から追求しています。

同シリーズ第一弾として『雑誌のデザイン』をテーマとして、読者が思わず手にしたくなる表紙や何度も読みたくなる、ロングリスナーにさせるデザインとは何かを解説します。現在、デザイン面でも評価が高い雑誌を取り上げ、それをデザインするアートディレクターたちのスキル、マインドをふんだんなビジュアルを持って表現します。|株式会社誠文堂新光社

【こんな人におすすめ】

  • いわゆる「雑誌みたいなブログ」にしたい人
  • ブログのトンマナや設計について悩んでいる人
  • 雑誌っぽい考え方をブログにも取り入れたい人

 

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引き算のデザイン ミニマル・グラフィックス・コレクション|グラフィック社


ミニマルな表現が好きな人にとってはたまらない一冊。こちらもウェブデザインは関係なく、どちらかというとプロダクトデザインの作例集という感じ。

トバログでプロダクトデザインを手がけるわけではないものの「ミニマルなモノを印象的に人に見せるにはどういう写真の撮り方をしているのか」「これがバナーだったら、写真と文字をどうやって組み合わせるのか」といったビジュアル的な視点でアイデアを得ることができる。

 

最近立ち上げた monomag.tokyo  も「できるだけミニマルなデザインでコンテンツだけに目を向けてもらうデザイン」を意識しており、そういった見せ方や配色、配置などは、この書籍からも学ぶことができた。

もちろんすべての人にとって参考になるかは別として、意外にもプロダクトデザインとウェブデザインは相性が良いと思うので、写真やデザインで悩んでいる人にはおすすめできる一冊だ。

 

広告業界において、クライアントの意図を簡潔に表し、ダイレクトにユーザー届けられる「ミニマル」なデザインは重要な位置を占めています。本書は、過度に装飾することを避け、美しく、シンプルに見せようと志向するデザイナーたちが手掛けたプロダクト・デザインが集約。世界で活躍するデザイナーの美的センスが垣間見えるデザイン・アイデア集です。

【こんな人におすすめ】

  • ミニマリスト的なブログを運営する人
  • ミニマルな写真を撮影したい人
  • ミニマルな配色やデザイン配置をインプットしたい人

 

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デザイン入門教室|坂本 伸二(著)


こちらは上記の2冊よりも実用書に近い内容。基礎的なデザインの話から、こんなデザインをするなら配置はこうした方が良い! といったノウハウを、フォントや図解、写真や配色のトンマナまでを一通り網羅した一冊。

内容としてはウェブデザインというよりも紙面のデザインに焦点を当てているものの、ウェブデザインにおいてもレイアウトや統一感を醸し出すという点でかなり役に立った。

とくに配色やフォントなどの情報も豊富なので、紙で手元に置いておいて、バナー制作やブログのデザインを変えたいというときに逆引き的に使えるのがポイント。

 

「そもそもデザインってどうすれば最低限よく見えるの?」や「概念とか考え方とかはいいから実用的なデザインを教えてほしい」という人は、必ず役に立つ1冊なのでとりあえず買っておこう。

グラフィックワークから企画書、プレゼン資料まで。デザイン基礎力は、一生役立つ武器になる! これからはじめる人に読んでほしい、とことん丁寧な本格入門書、遂に発刊! 現場のプロが教える真剣教室、開講です!

【こんな人におすすめ】

  • とにかく今すぐ使えるデザインの知識が欲しい人
  • デザインの基礎を1冊で簡潔に読みたい人
  • ブログの写真の配置や配色をなんとなくで行っている人

 

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あるあるデザイン|ingectar-e(著)


こちらは友人ブロガーの 99%DIY から教えてもらったデザインの本。こちらもノウハウに近い内容で「なんとなくバナーやデザインがいまいち決まりきらない」「バナー作ってみたけどなんか違う」と行き詰まった際には必ず役に立つ一冊だ。

例えば「思いっきり余白を置いてみる」とか「バナーに太枠を置いてみる」などなど、そんなに知見がなくても、とりあえずこれをやっておけば形になるから不思議。

 

こういうデザインの引き出しって、きっと多くの人が Pocket や Evernote、Pinterest で自分なりにまとめているのだと思うが、それでも網羅的ではないうえに、実際に制作する前の段階で、自分で情報収集が必須となってしまう。

あるあるデザインは、プロのデザイナーたちが集めた「デザインの引き出し」が、まとめてプリセットとして購入できるイメージ。それが2,000円で手に入ってしまうのだから、改めて書籍ってすごいと感じる。とりあえず買っておきたい。

 

本書はデザインでよく使う手法を、豊富な作例とともにワンフレーズで紹介したレイアウトフレーズ集です。写真をうまく使ったレイアウトを組みたい、イラストを活かしたい、文字だけで魅力的なデザインを作りたい……、そんなときにパッと思い出したい、「あるある」なデザイン手法を45個のワンフレーズにまとめました。

例えば、「丸インパクト」で情報を目立つようにしよう! 「さんかく散らす」でおしゃれな雰囲気に! そんな風にフレーズで覚えて活用することができれば、デザインの引き出しも増え、すばやくレイアウトができるようになります。

また、本書に掲載している作例は合計270点。ポスター、広告、ショップカード、装丁など種類も豊富です。それぞれいくつかの手法を組み合わせてつくったものなので、応用デザインの参考として役立つものばかりです。ぜひデザインのお共として、この一冊をお楽しみください。

【こんな人におすすめ】

  • ブログでバナーを作ったりする人
  • インスタの投稿やストーリーズでのブランディングを強化していきたい人
  • バナーやアイキャッチのデザインの引き出しを増やしたい人

 

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まとめ

こんな感じで「トバログのデザインの糧になっている書籍」を一通り紹介してみた。もちろんこのほかにもアイデアの引き出しを増やせる本やアイテムはたくさんあって、例えばファッションブランドが季節ごとに発行しているパンフレットだったり、イケてるウェブサイトなどが主となる。

もちろんそのまま丸パクリすると個性も何もないので注意は必要だが、とにかく「自分が良いなあと思うデザイン」をひたすら深掘りしてインプットしていくのがおすすめ。その足がかりとしても、ここで紹介した4冊は、僕にとって大きな影響を与えてくれたものばかりだった。

人それぞれに参考にしたいデザインやトンマナは異なってくるとは思うのだけれど、もしトバログを気に入ってここまで読んでくれているのであれば、紹介した書籍はどれも胸を張っておすすめできるモノばかりだ。