そろそろ α7Ⅱ で物撮りを快適にするために、マクロレンズが欲しい。
普段僕は、ブログ用の写真を撮るためにカールツァイスのレンズを愛用している。汎用的に使うのであればとても良いレンズなのだが、やはり物撮りとなると「もうちょっと寄れたらな」と思いながら、ブログで使う写真をトリミングして使うことも少なくない。
そろそろマクロレンズが欲しいと思って調べてみると、思っていたよりも多く FEマウントに対応するマクロレンズが多かったので、これらを特徴別にまとめてみた。
ソニー純正のフルサイズ用 FEマウントマクロレンズ
FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G|ソニー
image : sony
- 実売価格:12万5,000円程度
- 焦点距離:90mm
- 開放F値(明るさ):F2.8
- 重さ:602g
個人的に一番欲しいと思っているのが、ソニーが2015年に発売した『SEL90M28G』。実売12万円とちょっと高めのレンズだが、ソニーの高性能 Gレンズとして展開されている 90mm のマクロで、絞り開放からキレの良いシャープなマクロとして評判が良い。
欲しいと思う理由は、やはり 90mm という中望遠クラスの画角。90mm はポートレート撮影用にも前から欲しいと思っていたので、この際マクロとポートレート用のレンズを兼用しても良いと思っている。
オートフォーカスにも対応しているし、手持ち撮影時には嬉しい光学手ブレ補正を搭載している点でも、僕が普段使っているα7Ⅱとの相性も良いと考える。買うならこれかなあ。
FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28|ソニー
image : sony
- 実売価格:5万円
- 焦点距離:50mm
- 開放F値(明るさ):F2.8
- 重さ:236g
こちらはフルサイズ対応の 50mm の標準マクロレンズで、236g と軽量でシャープな絵が撮れる点が特徴の『SEL50M28』。
5万円と安価なので最初のマクロとして気になっていたが、画角がすでに所有するレンズと被るので、ちょっと迷いどころ。オートフォーカスが遅いという話を耳にするが、こちらはマニュアルフォーカスで対応すれば良いので問題なし。
標準レンズを持っていないという人にはマクロも兼用できるので良さそう。
社外製のフルサイズ用 FEマウントマクロレンズ
SIGMA 70 mm F2.8 DG MACRO | Art|シグマ
image : SIGMA
- 実売価格:6万9,000円(発売日未定)
- 焦点距離:70mm
- 開放F値(明るさ):F2.8
- 重さ:515g
シグマがカメラの展示会「CP+2018」にて発表したフルサイズ対応のマクロレンズ『70mm F2.8 DG MACRO | Art』。「カミソリマクロ」としてかつて販売された神レンズのデジタル版として発売するそうだ。
価格は税別6万9,000円。キヤノンとシグマ用は発売日が確定しているものの、ソニーFEマウント用は発売未定とのこと。安価で軽く、カリッとした絵が撮れるシグマのマクロということで気になっている。
フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical|コシナ
- 実売価格:10~12万円
- 焦点距離:65mm
- 開放F値(明るさ):F2
- 重さ625g
以前「どこか寂しく、艶やか。ライカと合わせる『フォクトレンダー NOKTON classic 40mm F1.4』レビュー」でレビューをしたコシナ フォクトレンダーの大口径マクロ。65mm という特殊な画角で価格も 10万円前後とやや高めだが、なにより F2.0 という明るさが嬉しい。
マニュアルフォーカスのみだが、基本的にマクロはマニュアルで合わせることがほとんどなので問題はなさそう。
実際に作例を見ても、艷のあるフォクトレンダー独特の画質と柔らかなボケ感が美しい。風景写真を撮っても解像度が高く美しい印象。
こんな感じで フルサイズ / APS-C 対応のマクロレンズを紹介してみた。情報収集がてら軽い気持ちでまとめようと思ったが、意外とたくさん種類があって逆に迷ってしまう羽目に。
ここまでまとめてきて、魅力的なレンズはたくさんあったが、個人的にはやっぱり「中望遠でポートレートもいける」「ソニー純正で安心感がある」という点で『SEL90M28G』が欲しいと思っている。ただ、調べてみると『SEL30M35』が中古で1万円ちょっと無料みたいな金額で売られていて、レビューも上々なので、まずはそっちでも良いかなという感じ。
どっちにするかは迷いどころだが、購入したらレビューしていきたい。