趣味に時間を注ぎたい20代の男子が、賃貸でも書斎のある暮らしを追い求める企画「賃貸でも書斎のある暮らし」の連載も、今回で3回目。
1回目では、憧れの書斎スペースを構築するために、書斎のイメージや、この連載企画の意図などを紹介。2回目となる前回は「どんな書斎スペースにしたいか」をイメージしながら、具体的なラフを書き、材料の買い出しへと向かった。
そして3回目となる今回は、書斎で見せる収納が欲しいという思いから、ディアウォールと有孔ボードを用いた可変式の収納棚を DIY していく。今回はその工程を紹介しよう。
■過去の「賃貸でも書斎のある暮らし」記事一覧を読む
- 賃貸でも書斎のある暮らし①:憧れの書斎スペースをDIYで構築する
- 賃貸でも書斎のある暮らし②:4畳の洋室に書斎のイメージを重ね合わせる
- 賃貸でも書斎のある暮らし③:ディアウォールと有孔ボードでおしゃれな収納棚をDIY
- 賃貸でも書斎のある暮らし④:景色の見えるカフェにあるカウンターテーブルをDIY
- 賃貸でも書斎のある暮らし⑤:光や風を柔らかく通す格子状のパーテーションをDIY
ディアウォールと有孔ボードでおしゃれな収納棚をDIY
今回はこんな感じに、ツーバイフォー(2 x 4)材を用いたディスプレイ収納を構築していく。上の画像は一旦構築した段階で写真を撮った状態。
■あると便利な DIY グッズ
■DIYにかかった時間
- 1時間~2時間程度(大人2人で)
前回で買い出しなど大まかな下準備は完了しているので、今回からは実際に部屋に棚をつくる。大きな家具や家電の置き場所が決まる前に棚を作りたかったので、引っ越しの翌日に DIY を決行。木材などが当たったり、細かい部品をなくさないように、まずは部屋に置いていた荷物を別の部屋に移動した。
書斎といえば、まず想像するのが天井までぎっちりと本が並べられている本棚や、所狭しとアンティークなカメラやパイプの並ぶ棚。これらはただ収納されているのではなく、趣味のグッズが並んでいる状態を持ち主が眺めるためのモノ。いわゆるディスプレイ収納というやつだ。
僕の書斎は4畳と狭い空間ではあるが、趣味のグッズや書籍を並べる棚が欲しいと思い、ディアウォールと有孔ボードを使った本棚を DIY しようと思った。
ディスプレイ収納にツーバイフォー材とディアウォールを用いる理由
持ち家であればドでかい本棚を購入しても良いとは思うが、ある程度お洒落な本棚で高さのあるものは、当然金額も高くなるし、なにより引越しが好きな僕にとっては大きな荷物になってしまう。賃貸DIY では、材料や費用は最小限に、効果は最大限に、をモットにーいきたい。
実際にディアウォールと有孔ボードを用いて作っていく
前回近くのホームセンターで購入したツーバイフォー材を、天井の高さにハマるようにカットしていく。この辺は今回の DIY を手伝ってもらったすけ氏(@Suke_99diy)と一緒に進めた。騒音は大きくなるので、できる限りカットは昼過ぎにやりたいところ。お隣さんにはあらかじめ伝えておくとスムーズかも。
高さの調節を間違えても、ある程度の高さであれば木片などで対応できる。
ツーバイフォー材とディアウォールで柱に設置する
こんな感じで壁にディアウォールを建てていく。この辺は何本でも問題はなさそうだが、僕の場合は有孔ボードも設置するため、強度を考慮して3本建てた。実際に手で引っ張ったり動かしてみて、緩んだりせずに問題なさそうであればこのまま有孔ボードを設置していこう。
ディアウォールに有孔ボードを設置する
こんな感じで一つ 180cm ほどの有孔ボードをネジ止めていく。ディアウォールのメリットとしては、賃貸でも傷をつけずに柱を建てられることだが、デメリットとしては上下のプラスチック部分が表に出てしまうこと。上下に隙間が空いているのは少々みっともないので、僕は多少曲がったとしても有孔ボードを天井まで伸ばすことにした。
大人が二人がかりで組み立てたのだが、正直一人で組むのは難しいかもしれない。
こんな感じで有孔ボードの壁が完成。下部の隙間が若干気になるところではあるが、コンセントがあるため、プラグを下から潜らせることで電源の確保ができる。部屋の右側にも隙間はあるが、こちらも「コスパ抜群!イケアの間接照明『NOT フロアアップライト/読書ランプ』」で紹介しているフロアライトを置くのでそこまで気にはならないはずだ。
なお、部屋のトーンに合わせて、敢えて無塗装の有孔ボードを選んでいる。
棚を作るためにチャンネルサポートを設置
本を置いたりスキャナを置くための棚を作るために、チャンネルサポートを準備。本やガジェットなど、置く場所と位置をある程度調整できるようにするため、上下に動かせるのが便利だ。
強度に不安を感じる人もいるかもしれないが、ホームセンターなど多くの店の陳列棚でも用いられるものと基本は同じ。なので強度は問題なさそうだ。実際にこの状態で数ヶ月が経過するが、落下などは一度もない。
まずは柱に、軸となる部分をネジで止める。止めてみたところ、チャンネルサポートは長めのものが一つあれば十分だったため、 短いほうはまた棚を増設するときのためにとっておく。
こんな感じで板を支える部分をのせれば棚が一つ完成する。棚部分はとくに固定していないが、激しい地震で崩れてしまう可能性もあるため、気になる人は支え部分と板を固定できるものを用意しよう。
ディアウォールと有孔ボードの可変式収納が完成!
こんな感じでディアウォールを用いた可変式の収納棚が完成した。この写真を撮影したのは完成当日なので、現在ではもう少し多くの荷物や本を収納している。
夜は暖色でリラックスできる空間にしている。理想で言えば、朝から昼にかけての時間は、窓から入る日光を浴びながらブログを執筆し、日の落ちた後はゆったりと雑誌や本を読みながらのんびりと過ごす空間としている。
少々散らかってはいるが、最近の書斎の棚はこんな感じだ。一番上にはライフスタイルやファッション誌を置き、二段目には PC やタブレット端末、そしてカメラ類を置いている。三段目(右)には、上にぶら下げいてるカバン類と干渉しないように低めに設置。普段あまり使わないモノはフェローズボックスに収納。
そして実用書類やスキャナを並べているのはカラーボックス。『【ブロガー作業環境】トバログの自宅オフィスを公開!こんなデスク周りでブログ書いてます。』で紹介しているモノを横に置いて使用している。
まとめ
今回はこんな感じでディアウォールと有孔ボードを用いた壁の可変式収納を紹介してみた。現在では画像のような感じになっており、より生活感のある雰囲気となっている。次回は画像に写っているカウンターデスクについて紹介していこう。
なお、今回の DIY に関しては、DIY のサポートのサービスを展開する『99%DIY』の管理人であるすけ氏(@Suke_99diy)に手伝ってもらっている。サービスを詳しく知りたい人は以下をどうぞ。
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