都内在住20代が賃貸でもそれなりのホームシアターをつくる企画の2回目。テレビを壁掛けにすることで、だいぶホームシアター感のある部屋に近づいてきたのでその流れを紹介しておきたい。
なおこれまでの一人暮らしホームシアター記事は以下。
【一人暮らしホームシアターの連載記事】
- Amazonプライム・ビデオや Netflix を快適に観たくて引っ越しました。都内一人暮らしで簡易ホームシアターをつくりたい
- 一人暮らしホームシアター①:LG の49インチテレビ購入。6畳に50インチ級のTVを設置した感想など
- 一人暮らしホームシアター②:賃貸で憧れの壁掛けテレビをDIY。ディアウォールは大型TVも大丈夫
- 一人暮らしホームシアター③:臨場感抜群。パイオニアの 5.1ch サラウンドシステム HTP-S767
なお最近は引っ越ししているので『賃貸でも書斎のある暮らし⑤:光や風を柔らかく通す格子状のパーテーションをDIY』で紹介しているパーテーションに壁掛けTVを実現している。こっちの方がお洒落かもしれない。
賃貸でもテレビを壁掛けに。ディアウォールで50型TVを
今回は DIY 界ではお馴染みの「2×4材(ツーバイフォー材)」と「ディアウォール(上画像)」を用いて、賃貸でも壁に穴を開けることなく壁掛けテレビを実現。実際に設置する前はちょっと重量面で不安があったが、意外と問題なく壁掛けできているので安心。
- 今回の DIY でかかった費用・・・8,000円程度
- 今回の DIY にかかった時間・・・2時間程度(予定変更で木材カットしているのでこのくらい)
今回の DIY で用意したもの
といった感じ。ディアウォールはアマゾン、2×4材とネジと補強金具は近くのホームセンター、電動ドライバーは元々所持していたのだが、木材にネジを埋め込むにはドリルが必要だと知り、ドリルは真夜中に近くのドンキホーテで購入。
基本的にはホームセンターですべて購入可能だが、都内在住で近くにホームセンターがない人はアマゾンで一括購入がラクかも。ちなみに 2×4材もアマゾンで購入できる。
2×4材は 3m 級のものでも安いもので1本700円くらい。僕は柱を3本にして残りを棚のように横に組みたかったので4本購入(なお今回の記事では当初のイメージと違った形になるのでこんなに買う必要はなかった)。
棚のようにする際には上のような補強金具を購入する必要がある。特にテレビなどの重いものを支えるには必須だと言えるだろう。僕は画像内で148円のものを8個購入(実際使ったのは4個)。
天井と床の高さに合わせて切った木材を車で運ぶ。余談だが乗用車で木材を運ぶ際にはしっかりと腕などで固定しておきたい。ブレーキをかけた瞬間に木材が前にせり出し、除夜の鐘つきのごとくカーナビを破壊してしまう。
2×4材とディアウォールで実際に壁掛けテレビにしていく
『一人暮らしホームシアター①:LG の49インチテレビ購入。6畳に50インチ級のTVを設置した感想など』まではこんな感じだったので、まずは柱を立てるところからスタート。せっかく置いたテレビやカラーボックス移動。
なんでこんな二度手間なのかというと、僕は社会人で時間が限られているので、前回一気にホームシアター化することができなかった。大学3年生に戻りたい(就活は嫌だけど)。
あらかじめホームセンターでカットした木材をこんな感じで並べる。実際に置いてみるとわずか数cm とはいえ、想像おり部屋が狭くなることが判明。なんだかスカスカだし見栄えも良くないので、急遽プランを変更し奥の窓枠に設置しスペースを有効活用することに。
窓枠にディアウォールと 2×4材で壁掛けテレビのベースをつくる
カーテンレールや変なポールをすべて外した状態。基本的にこれらはネジで止めているだけなのでドライバーを使えば簡単に取り外せた。ただ賃貸物件なので原状復帰が必要。これらのパーツを失くさないように注意。
ちなみにこの窓、隣のビルとほぼ隙間なく設置されているために開けることはない。都内のマンションだとよく見られる光景だが、なぜ窓を設置したのか疑問。
実際に窓枠のサイズを測って Illustrator で作成したイメージ。今ある木材で十分足りるのだが、当初の予定とは変わっているため、実際に木材をノコギリでカットする必要がある。その作業がかなりしんどかったので、今回は縦の柱を2本で構築することに。
ディアウォールをかませるために、窓枠の長さよりも約4cm ほど短くカットする。綺麗にカットするのは結構難しいので、それぞれの面に印をつけて慎重にカットしていく。
カットしたらディアウォールをかませて窓枠に突っ張り棒のように挟む。長さがまちまちだったりするので、その場合はディアウォールに付属するプラスチックの板で微調整しよう。
力を入れて横にスライドできるくらいでも問題ない。
柱となるディアウォールを立てたら補強金具を設置していく。人によってやり方は異なるかと思うが、僕の場合は金具の穴に合わせてボールペンで印を付け、ドリルで穴を空けてからネジで留める。
ベースが完成するとこんな感じ。右側の柱は途中で「あ、これ柱3本も要らないわ」と悟る前につくった柱。実際は2本でも全く問題ない。横の柱部分は下の方に設置しているが、これはテレビの高さに合わせているため。
テレビの壁掛け金具を設置していく
アマゾンであらかじめ購入しておいた壁掛け金具をさっきの柱に取り付けていく。
こんな感じで届くのでネジを締めて枠っぽくしていく。ちなみに画像部分は枠のみで、別途テレビに装着するほうの金具もある(夢中になっていて写真は撮ってない)。
実際に組み立ててディアウォールに設置するとこんな感じ。水平器を使ってちゃんと水平になるように設置しよう。
そしてテレビを設置するとこんな感じに。最初は「本当にこんなプラスチックと木材の突っ張り棒的なもので50型級のテレビを支えられるのか?」と思ったのだが、実際に設置してみるとびっくりするほど安定する。大きい地震がきても普通にテレビ棚に置くよりも安全そうだ。
壁掛け用の金具が枠に引っ掛けてからネジで調節するタイプだったので1人での設置も問題なかったが、テレビのサイズや金具の種類によっては1人では難しいかもしれない。女性は仲の良い男子にお手伝いを頼もう。
実際にソファに座ってみたときに画像だと若干傾いて見えるが実際は問題ない。
念願の壁掛けテレビとなったものの、見た目があまり良くないのでひとまず100均の突っ張り棒とニトリののれん(カーテン?)で窓の余白を目隠し。
本当は窓枠の中央にテレビを設置したかったが、そうすると目線の位置が高くなり結構辛いので仕方なく下の方に設置している。そのうち有孔ボードとか板を貼り付けて、もう少しマシな見た目にする予定。
ひとまず壁掛けテレビは完成!
当初の予定とはちょっと変わってしまったが、これにて壁掛けテレビがひとまず完成。配線だったり細かいところはもう少しこだわりたいところだが、ひとまずこれで形になってきた。これで僕の Fire TV ライフが快適になりそうだ。
なお画像ではパイオニアのサラウンドシステム HTP-S767 を設置している。こちらも追って「一人暮らしホームシアター」シリーズとして『一人暮らしホームシアター③:臨場感抜群。パイオニアの 5.1ch サラウンドシステム HTP-S767』でレビューしている。
【一人暮らしホームシアターの連載記事】
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- 一人暮らしホームシアター③:臨場感抜群。パイオニアの 5.1ch サラウンドシステム HTP-S767