趣味に時間を注ぎたい20代の男子が、賃貸でも書斎のある暮らしを追い求める企画「賃貸でも書斎のある暮らし」の連載も、今回で4回目。
1回目では、憧れの書斎スペースを構築するために、書斎のイメージや、この連載企画の意図などを紹介。2回目となる前々回は具体的なラフを書き、材料の買い出しへと向かい、3回目では「見せる収納」を DIY した。
第4回となる今回の DIY コンセプトは「カフェにある景色の良い窓際のカウンターテーブルのようなデスク」を作ること。スタバなどのカフェのように、お洒落でスタイリッシュなカウンターテーブルを、ホームセンターとイケアの材料で DIY してみた。
■作業にかかった時間
- 大人2人で1時間くらい
■あると便利な DIY グッズ
■過去の「賃貸でも書斎のある暮らし」記事一覧を読む
- 賃貸でも書斎のある暮らし①:憧れの書斎スペースをDIYで構築する
- 賃貸でも書斎のある暮らし②:4畳の洋室に書斎のイメージを重ね合わせる
- 賃貸でも書斎のある暮らし③:ディアウォールと有孔ボードでおしゃれな収納棚をDIY
- 賃貸でも書斎のある暮らし④:景色の見えるカフェにあるカウンターテーブルをDIY
- 賃貸でも書斎のある暮らし⑤:光や風を柔らかく通す格子状のパーテーションをDIY
賃貸書斎 DIY:景色の見えるカフェのようなカウンターテーブルを DIY する
まず出来上がりを紹介するとこんな感じ。「スタバのカフェのように使えるカウンターデスク」「作業しながら景色が楽しめる」を自作した。
都内で一人暮らしをしている場合、部屋が狭い、PC を所持していないという理由から、多くの人が作業用のデスクを持っておらず、ご飯を食べるテーブルと兼用している場合が多い。
僕も学生時代はそのなかの一人で、昔からカフェで仕事をしたりブログを書いていた。カフェという空間が好きで、カウンターテーブルから外を眺めながら作業をするのが一番の楽しみだった。なので、僕の目指す書斎は「自宅から徒歩0分の快適なカフェ空間」。好きな音楽と良い景色を眺めながらブログが書ける部屋を目指す。
この DIY をする前提で引越しをしているため、部屋からの景色はなかなかのもの。快適にブログが書けるのは間違いない。
余談だが、都心でこの開放感が楽しめる物件を予算内(20代の平均月収の3分の1程度)で探し出すのは難しかったが、築年数や場所にこだわらなければ意外とあるのだと感じる。
カウンターテーブルを DIY!
これまでこの連載を読んでくれている人は分かるかもしれないが、この4畳ほどのスペースが僕の書斎。前回までですでに「ディアウォールで DIY する見せる収納」は作り終えている。
僕は窓際のカフェスペースでの作業が好きなので、窓のギリギリまで寄せたカウンターテーブルを作る。窓際には柱がせり立っているので、ここに上手く板をはめ込んでいく。
カウンターテーブルはだいたい 2m くらいの長さになる。幅を柱と同じくらいにすると PC での作業ができなくなるので、柱よりも幅は広く取る予定。
丁度よい板材がなかったら 2 x 4(ツーバイフォー)材を組み合わせてカウンターテーブルを構築しようかと思ったが、幸いぴったりはまりそうな無垢の加工材が手に入ったため、こちらを天板にする。
長さ2m、幅が約 70 cm ほどの無垢材で約5,000円。テーブル用のモノであればもっと高いのだが、ホームセンターで購入しているため、比較的安価に手に入った。
僕はブログの物撮りをこのテーブルで行うため、光沢感がなく光が反射しない素材感の方が良かったので無垢材を選んでいるが、食卓やお酒を楽しむためのバーカウンターとして使うのであれば、ニス加工がしてあるモノを選びたい。
ピッタリサイズに電動のこぎり(サンダー)でカット
窓際の柱は、やや曲がっていることが判明したため、サイズに合うようにサンダーでカットする。こうすることで隙間を少なくし、見栄えがよくなるだけでなく、クリップやボールペンなどが足元に落ちるのを防ぐことが可能となる。
やや隙間は残るが、かなり綺麗にカットできているため、隙間は少ない。カットしなかったらカウンターテーブルの奥側に 3cm ほどの三角形の隙間が残ったはず。
イケアの伸縮式の脚「OLOV」を取り付ける
『【一人暮らし】イケアでPCデスクを構築。6000円で広々デスクトップ環境を作る。』という記事でも紹介したイケアの伸縮式の脚「OLOV」を取り付ける。今回は2m のカウンターテーブルなので 5箇所に取り付けた。ネジは人間のチカラでは少々難しいので、インパクトドライバーを事前に準備しておこう。
伸縮式の脚は一本500円なので、5本で2,500円。安いよなあ。
ひとまずカウンターテーブルが完成!
このちょっとした作業だけで、自分にとって理想的なカウンターテーブルが完成した。既製品を探すとなると、丁度よいサイズで、好きな素材のモノを探すのが難しくなる。オーダーメイドとなると一気に価格が跳ね上がるので、欲しかったら自分で作るというのも一つの手だよなあと思った。
カウンターテーブルから見える景色はこんな感じ。南向きなので直射日光が入り込むのが玉に瑕だが、休日など自宅で作業する際にはカーテンを全開にして景色を楽しみながら作業をしている。
美味しい珈琲を飲みつつ、気持ちのよい青空と空気を感じながらキーボードを叩く、最高の日曜日。
ちょっと前まで 4K ディスプレイも置いていたのだけれど、最近はあんまり作業に使わないので一旦外している。使ってないときに目の前に黒い画面がわっと覆っていると圧迫感を感じるというのが大きな理由。まったく使わないというわけではないので、使うときには都度設置する。
コードや電源類は極力見えないように
作業スペースで一番困るのがケーブル類の収納。僕はこれまで『【100均DIY】デスク周りの雑然としたコード類を天板裏に収納する方法』で紹介した収納方法をしていたのだが、今回はイケアで購入したケーブルマネジメントボックス『KVISSLE』にまとめている。
1500円ほどで買える収納ボックスだが、僕の書斎に統一感が生まれるのでこちらを採用。作業中に、できるだけケーブルなど余計なモノが目に入らないように工夫している。
スマホやタブレットなどのガジェット類の充電は専用スペースに
スターバックスコーヒーなどのカフェには、スマホや PC を充電しながら使うためのコンセントが設置されている。僕の書斎のコンセプトはカフェなのだが、冷静に考えるとテーブルに直接コンセントを設置する意味は薄いと感じ、今回は『賃貸でも書斎のある暮らし③:ディアウォールと有孔ボードでおしゃれな収納棚をDIY』でつくった棚に充電ステーションを設けた。
僕はガジェット類が好きなので、毎日数種類のガジェットを充電する。そんな僕がテーブルに直接コンセントを設置すると雑然としてしまうため、DIY した棚にはナチュラル素材で合わせるために以下の充電スタンドを導入。
書籍や普段使わないガジェット類も、この棚に並べている。手を伸ばせば何にでも届くので、最高に快適な書斎となっている。
まとめ
こんな感じで憧れの「景色の見えるカフェのようなカウンターテーブル」が完成した。これまで休日は必ずカフェで作業をしていたのだが、このカウンターテーブルを作ってからは、基本的に自宅で作業するようになった。電源もあるし、Wi-Fi も速いし、読みたい書籍も常に手元にあるという快適な書斎スペース。
ということで、第4回はここまで。着実に僕の理想的な書斎が完成しつつある。なお、今回の DIY に関しては、DIY のサポートのサービスを展開する『99%DIY』の管理人であるすけ氏(@Suke_99diy)に手伝ってもらっている。DIY はお金がなくても「自分にピッタリの家具が作れる」というところに魅力がある。自分では難しい!という人も挑戦すると “一生もの” のスキルが身につくので楽しい。
次回は書斎とリビングを仕切るためにつくった「光が射し込む仕切り」について紹介しようと思う。
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【作業環境】