梅雨やゲリラ豪雨がちょっと待ち遠しくなる。
つい先日『梅雨前だしそろそろ防水のスニーカーが欲しい。気になるモデルをピックアップ』という記事で防水スニーカーが欲しいという趣旨の記事を書いたばかりだけれど、色々実物を見て回った結果、安価で軽量、かつ防水性能もしっかりしているという点からパラディウム(PALLADIUM)の『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+』を購入した。
まだ実際に雨の日に履いたわけではないので詳しいレビューは難しいのだけれど、買ったばかりで嬉しいので紹介しておこう。
■PAMPA OX PUDDLE LITE WP+ のココが良くて買った
- 1万3,000円程度と安価(アマゾンなら1万円くらい)
- 実測で670g程度と防水ながら軽量
- デザイン性が高くシンプルかつ普段履きとしても履けるローカット
■PAMPA OX PUDDLE LITE WP+ のココは懸念している
- 防水を謳っているがゴアテックスではなくオリジナル素材なので比較対象がない
- 湿気を逃がす防水素材だが通常の靴よりも蒸れやすいとの意見も
- ソールとアッパー部分の接着面など作りはやや荒い印象
パラディウム(PALLADIUM)の『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+(パンパ パドルライト WP+)』を簡単にレビュー
こちらが今回僕が購入したパラディウム(PALLADIUM)の『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+(パンパ パドルライト WP+)』。さまざまなメーカーの防水スニーカーを比較検討していた際に、多くのフォロワーから「防水スニーカーなら『パラディウム』が鉄板ですよ」「僕も履いてますが何回もリピートしてます」というコメントをいただき、実物を見たうえで購入した。
カラーはどんな服にでも合いやすいブラックで、サイズはやや大きめの29cmを選んだ(普段は28.5cmくらいだけどパラディウムは29cmがぴったりだった)。アマゾンなどでも購入可能だけれど、僕は実物もチェックしたかったので、原宿の S-Rush という店舗で購入。
フランスの靴メーカー『パラディウム』と『PAMPA』シリーズの防水スニーカーについて
パラディウムはあまり耳馴染みのないブランドだったけれど、元はフランスの航空業界向けのタイヤメーカー。その技術を応用し砂漠用のブーツとして『Pampa(パンパ)』が誕生。現在はその Pampa を軸として、世界80カ国で展開するブーツメーカーとなったそうだ。
そんな Pampa の防水スニーカーラインとして、ハイカットの『PAMPA PADDLE LITE WP+(1万3,800円+税)』や『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+(1万1,800円+税)』を展開している。
ハイカットのブーツタイプ『PAMPA PADDLE LITE WP+』
画像引用:パラディウム公式サイト
『PAMPA PADDLE LITE WP+』がもっとも人気なようで、キャンプやフェスなどで履く人が多いと店員さんから聞いた。カラーが豊富でメンズ、ウィメンズともに7色展開。
ローカットのスニーカータイプ『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+』
画像引用:パラディウム公式サイト
こちらは僕が購入した『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+』。ローカットで普通のスニーカーのような外観が特徴で、シティユースに便利。「朝は雨が降ってなくても午後から降りそうってときにも目立たなくて人気です」とのこと。カラーはブラック、ネイビー、カーキの3色展開。
PAMPA OX PUDDLE LITE WP+(パンパ パドルライト WP+)の素材や質感など
『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+』の表面素材は光沢感のあるポリエステル素材で、ソール部分はEVA素材となっている。若干アッパー部分とソール部分の接着面が見えてしまっているので、近くから見ると作りが荒いように感じてしまう。
まあ1万円ちょっとという価格を考えれば十分な作りだし、遠目からみたらまったく分からない程度なのだけれど、気になる人はちょっと気になるかもしれない。
靴のベロの部分には水が侵入してこないような工夫が施されている。一見するとただのスニーカーのようだけれど、こうした点はやはり防水スニーカーの “道具” 的なこだわりが垣間見える。
靴底(アウトソール)部分はグリップ感のありそうな構造。今回のモデルからラバー製の滑り止めも備わっているとのことで、雨や雪で濡れた路面でも比較的安定感がありそうだ。
『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+(パンパ パドルライト WP+)』の特徴
- 防水透湿素材を用いていて雨の日でも快適
- かなり軽量
- 普段履きできるシンプルなデザイン
僕が実際に選んだ理由が上記の特徴。雨の日だけ履くのではなく、雨が降りそうだけど降ってない日や、東南アジアなど夕立ちやスコールのある地域への旅も想定しているため、軽さなどの含めて「良い! 」と思った。
それぞれについて紹介しておこう。
防水透湿素材を用いていて雨の日でも快適
僕自身まだ雨の日に履いていないため、防水性能を判断するのは難しいけれど、Twitter のフォロワー数人が「先日の土砂降りでも問題なしでした! 」と教えてくれたので、防水性能は高いのだと思う。
霧吹きで多めの水をかけてみたところ。表面の熱が奪われるためひんやりとした感覚はあるが、水の侵入はなく、靴下もまったく濡れていない。
ちなみに表面は撥水加工が施されているため、水滴が傘に濡れたような感じだけれど、防水素材のシートはこの生地の内側にある。そのため表面がしっとりしてきても、内側まで浸水することはないはずだ。
もちろん長時間外で履き続けたらどうなるのかは分からないところではあるので、この辺は実際に長期間履いてみてからレビューしたいところ。
防水スニーカーとは思えない軽さ
これは実際に店頭で触れてみたときに「お、軽い! 」と思ったという点から。実際に重さを量ってみると、29cm で左右合わせて約 670g 。僕が普段履いているスウェードのスニーカーよりもかなり軽い。
防水スニーカーというと、一般的なスニーカーにプラスして防水性能を追加するための素材を袋状に加工しているため、ちょっと重い印象があるが、これは意外だった。
靴の重さに関して「そこまで重要? 」と思われるかもしれないが、例えば「旅先に1足はスーツケースに入れて持っていく」的なシーンだと重さは重要になってくる。防水かつ軽量で、しかも履きやすいという点からも PAMPA OX PUDDLE LITE WP+ は良いなあと感じる。
普段履きできるデザイン性
個人的に1番良いなと感じたのがデザイン性。防水スニーカーというと、トレイルランニングシューズ的なモノや山登りのアウトドアシーンを想定したタイプなどが目立つけれど、シティユースのスニーカータイプは意外と数が絞られる。
NIKE やコンバースからもゴアテックス搭載の防水スニーカーは発売されているけれど、デザイン的に僕がよく履いている黒スキニーには合わないので、「もう少しシンプルな方が良いなあ」と思っていた。
『PAMPA OX PUDDLE LITE WP+』はオールブラックでシンプル(悪くいえば飾り気のない)なので、デザイン性でいえばトップクラスにシンプルでどんな服装にも馴染みやすいと感じる。
まとめ:まだそんなに履いてないけどかなり良さげ
こんな感じでパラディウムの PAMPA OX PUDDLE LITE WP+ を紹介してみた。まだ実際に雨の中を履いたわけではないので浅いレビューと買った理由を紹介する程度に留まっているが、晴れている日に数時間履いた感想としては、今のところ良い感じ。
クッション性もそれなりにあり、サイズ感や履き心地も普通のスニーカーと比較して遜色ないレベル(むしろ幅が広めで履きやすい)。それでいて1万1,800円(アマゾンだと1万円ちょうど)と考えると、色々と比較した結果、防水スニーカーは PAMPA OX PUDDLE LITE WP+ はオススメできると感じる。
しばらく履いてみたらしっかりレビューする予定だけれど、この記事で気になった人はぜひチェックしてみて欲しい。
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