今年もいっぱい買いました。僕の中でのベストバイを決めると同時に、買って良かったモノについても紹介していきたい。
昨年は Bose のスピーカーや iPhone 7 Plus、iPad Pro(9.7インチ)などがランクインし、今でも毎日使っているモノがほとんどだし、人にオススメしたいモノばかり。なお、今年買ったモノについては『今月買ったモノ』という記事で紹介している
もちろん闇雲に買うのではなく、毎日のように情報を仕入れ、その中から比較検討し、購入したモノ(金額でいうと本業の年収の1.5倍くらい)の中から 10点買って良かったモノとベストバイを選んでいるので、どれを取っても人にオススメできるモノばかり。価格や機能性にバイアスをかけず、純粋に「これ買って良かったわ」と思えるモノを紹介していく。
- 1. 2017年ベストバイ!高級 Bluetooth キーボード『HHKB Professional BT』でした
- 2. 2017年ベストバイ……ではないけれど買って良かったモノ
- 2.1. RAINS BackPack mini
- 2.2. カールツァイスの 55mm フルサイズ単焦点「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」
- 2.3. Leica D-LUX Typ109
- 2.4. Surface Book(2016年モデル i7 / 16GB RAM / 512GB)
- 2.5. OS間を移動してコピペできるマウス『MX Master 2S』
- 2.6. Galaxy Note8
- 2.7. Nintendo Switch
- 2.8. GPD Pocket
- 2.9. Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』
- 2.10. ソニーのミラーレス α7 Ⅱ(ILCE-7M2)
- 3. 裏ベストバイ:仮想通貨(Bitcoin など)
- 4. まとめ
2017年ベストバイ!高級 Bluetooth キーボード『HHKB Professional BT』でした
今年買ってよかったモノを一つだけ選ぶとすれば、高級 Bluetooth キーボードである『HHKB Professional BT(HHKB BT)』が、僕の中でのベストバイだった。買ってから一日も使わない日がないというくらい毎日使っていたし、直接身体に触れるものというのが大きな理由。詳しいベストバイである理由は以下につらつらと書いておきたい。
HHKB BT がベストバイである理由
- 作業の快適さと直結するから
- 唯一無二で他に替えが効くモノがない
- リズミカルで身体にハマる打鍵感
- 無刻印化したことで見た目にもミニマルでお洒落
以上の理由から。「キーボードがベストバイなんて地味だな」と思われるかもしれないが、キーボードというのは身体に直接触れるアイテム。
野球でいうグローブのような道具で、ちょっとしたキーストローク(押し込んだときのキーが沈む深さ)やキーピッチ(キー同士の距離)の微妙な違いで、作業効率が大幅に変わってくる。毎日 PC の前に十時間以上向かって作業をする僕にとっては、PC と同じくらい重要な仕事道具だ(買った今だから言える)。
買った当時は「キーストロークが深すぎてちょっとキツいかな」と思ったりもしたのだが、意外と2週間くらいで身体が慣れはじめて、今ではまったく違和感なく使えている。一泊二日の旅行や海外にも持っていくようになってしまったので、もはや中毒といっても過言ではない。
実はこの HHKB BT、日本語配列モデルだと無刻印(キーに印字がない最高にお洒落な状態)モデルが存在しない。キーボードは無刻印の方がお洒落だと思うタイプなので悶々としていたところがあるのだが、色々と施策を重ねてやっと無刻印化することができた。その様子は『キーボードはファッションだ!『HHKB BT』日本語配列モデルを無刻印に」という記事で紹介している。
そんなこんなで HHKB BT が僕の中ではベストバイだった。ベストバイ以外にも「買って良かったモノ」はいくつかあるので、紹介していこう。
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2017年ベストバイ……ではないけれど買って良かったモノ
RAINS BackPack mini
今年は RAINS の BackPack mini ばかり背負ってました。薄マチでミニマルな雰囲気がお洒落なデンマークのバックパックだ。ポリウレタン製で雨でも中身は濡れないというのが嬉しい。
最近ちらほらと背負っている人を見かけるが、まだまだ被ることは少ないのが嬉しいところ。荷物をたくさん入れるとちょっと不格好になってしまうので、薄いアイテムを持ち歩く際にはこのバックパックを着用している。
バックパックでは今年最も買ってよかったモノ。
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カールツァイスの 55mm フルサイズ単焦点「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」
今年からブログにアップロードしている写真のほとんどをこのレンズで撮ってます。トバログの今年の目標は「シンプルで写真の綺麗なモノブログにすること」だったので、ブログデザインの次に重要だと考えるのは写真やイラストなどのビジュアルだ。
綺麗な写真を撮影するためには、レンズはかなり重要な要素の一つ。カリッと綺麗な写真が撮りたいのであればやはり単焦点で明るいレンズが良い。α7 シリーズを愛用する僕が選んだのは「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」だった。
こんなふうに綺麗な物撮り写真に仕上げることができている。「綺麗な写真」にこだわるあまり、ブログで紹介するモノの写真を撮る時間が増えたが、まあ個人的には満足できるレベルの写真になっているので、まあ良いかなと。
来年も活躍してもらう予定。
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Leica D-LUX Typ109
僕がはじめて手にしたライカのカメラ。「どこにでも連れて行きたくなる。ライカのカメラ『Leica D-LUX Typ 109』レビュー」という記事で紹介している。僕自身、これまでライカのカメラを使ったことはなかったのだが、ブログの写真を加工する際には、VSCO というツールを用いてライカ風の色味にしていて、色味はなんとなく知っていた。
僕が購入した「Leica D-LUX Typ109」はコンデジなので、完全にライカのカメラというわけではないのだが、ファインダーを覗けばそこにはライカの写真の世界が広がっている。1,680万画素のマイクロフォーサーズ、F 1.7 の 24mm – 75mm なので暗所でもそれなりに綺麗に撮影でき、ボケ感もある程度ある。ズームレンズなので汎用性も高い。
jpeg 撮って出しで、気軽に小旅行とかに持っていくカメラとしては最適だ。
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Surface Book(2016年モデル i7 / 16GB RAM / 512GB)
ブログや仕事を始めてから初となる Windows PC となった Surface Book。8月の後半に支援をいただき購入に至った。Core i7 でメモリは 16GB というスペックで、ブログの執筆は快適にこなせるのが嬉しい。これまでは MacBook を愛用していたのだけれど、みんな MacBook 使ってるし、そろそろ Windows も使いこなしたいという一種の憧れもあった。
基本的にはサクサクと快適に作業ができるのだが、Lightroom などアドビのソフトとの相性はあまり良くないようで、写真の読み込み時などでも頻繁に落ちるのが辛いところ。色味調整の際もサクサク感はなく、けっこうもっさりとしている。この作業に限っては 12インチ MacBook の方が快適かも。
とは言え、ほとんどの作業はこの Surface Book で快適に作業ができるので、これからもトバログの相棒として手助けしていってほしい。
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OS間を移動してコピペできるマウス『MX Master 2S』
まだレビューできていないのだが、PC の操作性が大きく向上したという意味では『MX Master 2S』も便利だ。Windows や Mac など、専用ソフトをインストールしておけば、マウスのカーソルを PC 間で移動できるという優れもの。最近は 2台の PC を使って作業するということは少ないものの、Surface Book への買い換え当時はよくこのツールを用いていた。
単純にマウスとしても優れていて、この重厚感のある丸みを帯びたフォルムが持ちやすく、レーザーマウスなのえ微妙な操作もかなりしやすい。ボタンも多いので「最小化」や「最大化」などを割り当てることで、快適に作業ができるようになっている。
ちょっと良いマウスが欲しいと考えている人は、このマウスを買っておけば間違いない。
Logicool ロジクール MX2100sGR MX Master 2S ワイヤレスレーザーマウス グラファイト FLOW機能付 Bluetooth/USB接続 Windows/Mac対応 高確度
Galaxy Note8
スマートフォンで買って良かったモノは、やっぱり Galaxy Note8。6型サイズの大画面とスタイリッシュな筐体のお洒落さはもちろんのこと、Sペン搭載で手書きのメモが毎日持ち歩いている端末でできるというのは便利だった。
例えば頭の中で膨らんでいるイメージを、Galaxy Note8 で手書きしてみたり、ちょっとしたメモをする際に使っている。Galaxy Note8 は防水で、水中でもしっかりと反応してくれる。なので、長風呂をしながらトバログの構想を練ったり、ちょっとした考え事をする際にも使う。
もちろん普通に端末としてのクオリティも高いし、音楽を聴いたりSNS をしたり、ブログの下書きを書いたりとオールマイティーに活躍する。iPhone からの買い換えだが、これまでも Android 端末は使っていたこともあり、とくに問題には感じない。Mac ユーザーにとっては Airdrop が使えなかったり、同期が色々と面倒な点もあるかもしれないが、Windows ユーザーとなった僕にとっては不便はない。
今年の下半期ベストバイは Galaxy Note8 だと考えている。
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Nintendo Switch
あまりゲームはしないのだけれど、冬になると部屋に篭ってゲームがしたくなるのは、きっと僕だけではないはず。今年任天堂が発売した Nintendo Switch が、近所のゲーム屋さんでたまたま売られていたので購入してみた。
マリオとモンハンを買って遊んでいるのだが、まず驚くのはグラフィックの綺麗さ。これまでちょこちょこと 3DS で遊んだりはしていたけれど、PS4 や Wii U などの据え置き型ゲーム機はニンテンドー64ぶり。リビングの TV の前だけでなく、ベッド上でもゲームがプレイできるというのは嬉しいポイント。旅行にも持っていけるし、正月休みは実家でゲーム三昧の日々になりそうだ。
▶秋冬になるとゲームが恋しくなる。『Nintendo Switch(スイッチ)』買いました。
GPD Pocket
つい先日「ポケットに忍ばせられるPC『GPD Pocket』レビュー。実際に一ヶ月間使って分かった良い点と残念な点」という記事でも細かくレビューはしているが、ジャケットの内ポケットに忍ばせて気軽に作業ができる GPD Pocket は、僕の生活スタイルに最高にマッチしていた。スペックはそこそこでできることも限られてはいるのだけれど、ちょっとブログを書いたり、Office とかで諸々を管理したりといった用途に最適。
7インチのディスプレイを搭載する GPD Pocket のサイズは、電子辞書とかパスポートケースくらいのイメージ。重さは約500gだが、キーボードとポインティングデバイス(マウス的にカーソルを操作できるデバイス)を搭載しているため、iPad とキーボードを持ち歩くよりも作業は快適だと思う。
中身は完全に Windows PC なので、iTunes をインストールしたり、Excel や Adobe のソフトをインストールして使うことも可能。持ち歩き用の PC を検討している人は、ちょっと調べてみても良いかもしれない。
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Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』
世界初の Google アシスタント対応ヘッドホンとして発売となった Bose の『QuietComfort 35 wireless headphones II』も買って良かった!と胸を張って言えるヘッドホンだった。
「ノイズキャンセリング搭載」「Bluetooth でケーブルレス」「音質が良い」という、ヘッドホンを買うときに考慮したい機能が全部詰まっている。スマートフォンを Bluetooth で接続すれば、通知などを音声で読み上げてくれる機能も搭載している。カフェや騒音が多い場所で長時間作業をする際には最高のヘッドホン。
4万円とちょっと高いのだけれど、ノイズキャンセリングも快適だし、音質もそれなりに良いので「そろそろ Bluetooth 対応のヘッドホンが欲しいな」という人にオススメだ。耳も暖かいし。
▶Bose のノイズキャンセリングヘッドホン『QuietComfort 35 wireless headphones II』レビュー
ソニーのミラーレス α7 Ⅱ(ILCE-7M2)
綺麗な写真を撮るうえで欠かせないのが、フルサイズミラーレスカメラ『α7 Ⅱ』。上で紹介したライカのコンデジは、僕の趣味のカメラで、ブログの写真はすべてこの α7 Ⅱ で撮影している。
「なんでソニーなの?」とよく訊かれるけど、答えとしては「ソニーが基本的に好きだから」という感じ。始めてのケータイも、カメラも、音楽プレーヤーも、僕のガジェット人生の転機には必ずソニー製品があった。これまでミラーレスでもソニーの NEX-5R を愛用していたし、フルサイズミラーレス一眼でもソニーを選ぶのは必然的だろう。
まあ他にも「デザインが格好いい」「これまで使ってきた APS-C のレンズを使うことができる」「手ブレ補正が良い」という感じに理由はいくつかあるのだが、ブランド的にソニー製品が基本的には好きというところに落ち着く。
操作も慣れてきて、頭の中で「こんな写真が撮りたい」と思った写真に仕上げられるようになってきたので、これからも α7 シリーズは使い続けるのだろう。
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裏ベストバイ:仮想通貨(Bitcoin など)
モノというわけではないが、今年買って良かったモノとして「仮想通貨」は挙げておきたい。
日本円をそのまま保持し続けてももったいないと思い、5〜6月の時点で仮想通貨が大きく伸び始めた段階で6万円分購入。その後、VALU など仮想通貨でやり取りをするサービスも始まり、一気に仮想通貨が身近になり、世界的に仮想通貨バブルが起きて、下半期で一気に世間に広まった印象だ。
仮想通貨の含み益が1億円を突破した「億り人」も話題となり、周りにもお金持ちが増えた印象だ。肝心の僕は、引越し資金などところどころで使ってしまっていたのでそこまで大きく資産が増えたわけではないが、それでも5倍くらいにはなっている。
2018年はさらに盛り上がると思われる。勉強がてら1万円くらい購入してみても良いかもしれない。
まとめ
毎年恒例の「ベストバイ」はこんな感じで、10点紹介してみた。ここに入らなかった製品でも「めっちゃ良い!」というのはいくつもあるのだが、用途が他のモノと被っていたり、使いどころが限られていたりするため、そういった製品は除外している。
僕のベストバイと買って良かったモノはこんな感じだ。読者の皆さんのベストバイはなんだっただろうか?