Leica M10 を買ってから1年が経った。ほとんど毎日持ち歩いて使った感想とか

Leica M10 を買ってから1年が経過した。

僕のカメラ人生は高校時代に買ったソニーのコンデジから始まり、そこからリコーの CXシリーズやソニーのミラーレス一眼などを経て、昨年の8月に清水の舞台から飛び降りる覚悟で Leica M10 を購入し現在に至る。決してカメラ歴が長いわけでないし、デジタルからのスタートだった。

そんな僕にとって Leica M10 はクセの強いカメラだなあと思いつつも、なんだかんだでこの1年、ほぼ毎日持ち歩いている。玄人には生意気なやつだと思われるかもしれないが、この辺で1年間使った感想でも書いておきたい。

 

1年前に書いた記事▷ライカかライカ以外か――。憧れの Leica M10、買いました。

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Leica M10 を手にしてから変わった日常

日常的に持ち歩いて写真を撮るようになった

Leica M10 を手にしてから劇的に変わったのは、どこに出かけるのにもカメラを持ち歩くようになったこと。まあ、あんなに高いスナップ用カメラを買ってしまったのだから、むしろ持ち歩かないと損だ! くらいの気持ちはあったのだけれど。

「このカメラで撮る日常は、いったいどんなふうに写るのだろう? 」とわくわくしながら、シャッターを切る。旅行はもちろん、日常的に持ち歩いてスナップを撮っていた。この1年間で切ったシャッターの回数は、15,000回を超えた。

 

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週末、東京を一望できるスカイデッキで非日常を。|Leica M10 と六本木さんぽ

 

あまり撮らなかった人を撮るようになった

これまではほとんど人を撮ることはなかったのだけれど、Leica M10 のしっとりとした絵作りは、どうしても人を撮りたくさせてくれる気がする。レンジファインダーで瞳の二重像を合わせるのも楽しいし、サッと取り出してサクッと撮れるスタイルもクールだ。

モデルを起用した作品のようなポートレートにはあまり興味はないが、日常の中で見つけた笑顔や自然な素顔を撮るのが楽しい。

 

写真を撮るためにたくさん旅に出かけた

     ケアンズ作業中の人


旅やフォトウォークなど、このカメラで写真が撮りたいからこそ出かけるという頻度も増えたのも、僕にとっては印象的だ。

もともと旅に出かけるのは好きだったのだけれど、この1年はチェコをはじめ、バンコクやオーストラリア、台湾、ドイツなど、さまざまな国への旅に出ている。日差しや湿度によって仕上がりが大きく異なるため「この国ではどんな写真になるかな」とわくわくしながらシャッターを切るようになった。

素人ながら「うおっ、こんな絵に仕上がるのか……! 」と、1年経った今でも毎回驚かせてくれるのは本当に楽しい。

 

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この1年でレンズも色々と試してみた

この1年間、Leica M10 と同時に購入した『SUMMICRON-M 35mm f/2 ASPH.』からはじまり、12mm から 135mm までさまざまなレンズを試してみた。ライカ純正のレンズだけでなく、フォクトレンダーやカールツァイスなどサードパーティのレンズも愛用している。

最近は 50mm の標準域レンズと 135mm の望遠を愛用することが多いが「レンズ1本だけ持ち歩くなら 35mm」など、その時々によって使いたいレンズが変わってくる。それを選ぶのもまた楽しい。「そんなにレンズたくさん必要? 」とよく聞かれるが、僕は「ゴルフは5番アイアンだけで成り立つか」と問いたい。

やっとのことで購入した Leica M10 だが、それはゴールではなくレンズ沼のスタートを意味する。これからもどんどん色々なレンズを使ってみて、自分にとって本当に良かったレンズを選んでいければと思っている。

 

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まあでも、不便はけっこう多いけど楽しい

まあよくも悪くもクセの強いカメラなので、デジタルカメラに慣れ親しんだ僕にとっては、それなりに不便も多い。例えば上の写真のように、JPEG で室内を撮るとハイライトが異様にイエロー気味になる点。暖色寄りの室内だと、間違いなくこういう黄色に仕上がる。

なので基本的に RAW で撮影して、Lightroom で見たまんまに補正をする。これはこれで味として楽しんでも良いのだが、僕はオレンジ寄りの色味が好きなのでちょっとだけ編集。

 

逆に黄色を味として楽しむのも面白い

Leica M10 がデジタルカメラとして不便な点は、上げようと思えばきりがない。そもそもマニュアルフォーカスしかなかったり、ズームレンズがなかったり、ボディ内5軸手ブレ補正がなかったり、チルト液晶もないから自撮りはできないし、動画も撮れないし、真鍮製だから重たいし……と、ないない尽くし。写真の撮影に必要のない機能を削ぎ落としたミニマルなカメラだ。

まあ「M型ライカはそれでも良い人だけ使ってね。嫌なら Leica Q とか D-LUX、Leica TL2、CL、SL、S3 を使ってちょうだい。」という感じなので、むしろシャッターを覗いて写真を撮る以外のことを M型ライカに求めるのが野暮という空気感さえある。まあある意味、その不便さを楽しむために M型ライカを選んでいるようなところはある。

 

まとめ


こんな感じで Leica M10 を購入してから1年が経ったという記事を書いてみた。ホワイトバランスや重さに文句を垂れつつも、なんだかんだでほぼ毎日僕の首から下がっているカメラである。まだまだ小学1年生のランドセルのようにカメラに遊ばれている感は否めないところだが、あと4年くらいこれを続けていればちょっとは板に付くかなあ、なんて想像している。

――

これまで何台ものカメラを所持してきた。買って損したカメラと思うカメラなんて無いけれど、買って得したというカメラは Leica M10 が一番だと思う。

「Leica M10、欲しいなあ」と思っている人は、おそらくある程度カメラにのめり込んでいる人のはず。金額をひっくるめても得するカメラだし、マップカメラの48回無金利ローンならば月々2万円くらいで手に入るので、増税前に一旦買ってみても良いかもしれない。

 

レンジファインダー越しのわたしの世界。『Leica M10』のレビューと買った理由やレンズの選び方、作例など

 

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